そろそろ”医療の正義”の話をしよう⑥
私たちはコロナ前の世界に戻れるのか?(中編)
前回は新型コロナにより、社会の医療ニーズが変化している可能性についてお話ししました。今回は、コロナは医療者の心理まで変えてしまったのではないか?という内容です。これは『不安の時代に、ケアを叫ぶ(川口有美子/新城拓也著青土社)』という本を読んで気づかされたことを元に、私が考えたことです。
新型コロナに対応してきた医療者の心理は、戦いの2年間で変化したのではないかと思います。コロナ診療では適切に入院ができて治療できれば上出