みんなの「2020年の運勢」スプレッド、考察編
記事が長くなったので分割しました。元の記事「やってみよう！編」は、みなさんが作ってくれた2020年の運勢を占うスプレッドを集めました。他の方もに気軽にトライしてもらえるよう紹介メインに。
以下の「考察編」はそのスプレッドを見てTAZNが考えたことや、実際にセルフリーディングしてどう思考が動いたかについて。
スプレッドをより深読みしたい人、自分でもスプレッド作ってみたい人、リーディングの思考の流れを知りたい人向け。「やってみよう！」の方を読んで、さらにマニアックな方だけどうぞ。
有料記事ですがとりあえず全文無料公開です！（有料部分にはお礼イラストだけ置いておきます）
うささんのスプレッド「置きみやげ、手みやげ」
元ツイート
やる前の感想：
・2021年まである！
・捨てる＆仕舞うものと、次の年へ持ち越すものが整理される。
・体験そのものよりもその結果にフォーカスがある。パッケージされた結果がカードで示されそう。
・猫いる！
リーディング結果
１．2019への置きみやげ：カップのクイーン
楽しさ、喜び、愛や美を育てる姿勢を置いていく。コートカードなので第三者のそういう人との別れとも。
２．2019からの手みやげ：ペンタクルのナイト
働く姿勢、労働意欲や活力、生産的に動く力が2019年から2020年へ継続する。カップクイーンは置いてきたので、遊びじゃなく仕事。
３．2020での収穫：愚者逆
愚かしさや何者でもない状態からの脱却。慎重さが手に入る。ペンタクルナイトと合わせると「無所属をやめる」とも。
４．2020の袋の中へ：ソードの２逆
優柔不断さや迷いを袋の中へ。複数の考え方の間で翻弄されるのをやめる。愚者逆を材料にして出来たもの、ということは愚者正だったときにはソード２も正で、迷いや葛藤を持った愚者でもあった。愚者をやめたので迷いが消える。これはクローゼットにしまってもゴミ袋に入れてもいいもの。
５．2021へのバッグの中へ：女教皇逆
受け身、受動的な態度の終了。直感的ではなく、ペンタクルナイトの現実的な姿勢が勝っている。
正位置なのは１カップクイーンと２ペンタナイトだが、１は置いていくので２が中心的なエネルギーになりそう。前年から続く労働意欲が中心。ただナイトはクイーンによって育てられたもの、愛や喜びの中から出てきた労働意欲と読んでもいい。
ナイトの力によって、続く３枚の逆位置が示すエネルギーが取り除かれていく。2020〜2021は全部逆位置だからなにかを得るというより排除する。特に新しくなにも手に入ってないので2019から来たナイトはさらに2021年にも継承されそう。
コートカードだけが正位置であとは逆位置。またソード２、女教皇と２のカードが両方とも逆位置で、２的受動性を強く否定している。山型に並べたカードの下り坂を小アルカナ２逆→大アルカナ２逆と、雪だるま式にこそげ落とす受動性が大きくなる（逆・雪だるま式？）。2019年にクイーンを置いてきたのもさらに受動性の否定を強化。2019の段階ではまだ受動性があったけど、2020〜21はナイトが引き受けるので積極性オンリーに。
TAZNの2020年の運勢
引き続き積極的に実りを作り出す力と働く意欲が発揮できます。この意欲は2019年までに受け取った深い愛情や喜びの中から生まれたものです。2020年にはフラフラした感じがなくなり、迷いもなくなります。なんらかの立場に就く可能性もありそうです。これらは働いて実りを作り出そうという積極的な活動の成果でしょう。2020〜2021年に向けて、自分からは動かない、呼びかけられるまで応えないという受動的な姿勢を寄せ付けません。自分からどんどん動いて働こう、ものを作り出そうというエネルギーがさらに続きそうです。
やった後の感想：
・カードを山型に並べるので「2020年という山をこれから登るぞ！」という気持ちになった。
・１と２は年越しによってより分けられるものであり、2019年の段階では渾然一体となっていたのではないかと受け取った。カップとペンタクルの「くっつく同盟」なので矛盾はない。（「切り離す同盟」「くっつく同盟」については、有料部分になってしまいますがこちらの記事に→あなたの愛とあの人の愛！！スプレッド）
・とはいえカップクイーンと離れるのは若干さびしい。この寂しさが「ナイトはクイーンから生まれた」という解釈を呼んだかもしれない。
・猫が自分の迷いなどを袋詰めにしているところが浮かびかわいい。
紹介記事はこちら
おばけのムーンさんのスプレッド「試練と成長」
元ツイート
やる前の感想：
・おお、試練があるのか、試練・・・！
・試練ていうとちょっと怖いけどGATEとも書いてあるからそれならくぐるだけでよくて安心。
・「試練どんと来い！」という気持ちを作ってからやります。
・テーマは特に決めず2020年全般として読みます。
リーディング結果
１．START 2020年はじめの姿：運命の輪
流れに乗っている。サイクルや循環の中にいる。自分の意志よりも周囲の動き優先。受動性が幸運を呼ぶ。
２．GATE 試練、努力すべきこと：ペンタクルの４
経済的、社会的安定。生活の維持や継続に努力する必要あり。今持っているものを守る。貯金を崩さない、今やっている仕事を止めない、社会的立場を降りない。暮らしぶりの変化を退ける。
３．GOAL 成長した姿：ペンタクルの６
労働と対価、収入と支出のバランスが取れる。社会的立場の調和。
全て偶数のカード、さっきのうささんのスプレッドのときと逆に受動性が強調される。ただ中央ペンタ４が物事を定着させ動きを止めるのに対し、運命の輪とペンタ６は流動性や行き来があり動的。
大アルカナは小アルカナ全スートのエネルギーを含むので、運命の輪の中にもペンタクル的エネルギーがある。運命の輪の回転運動からペンタクル的エネルギーだけ固定化させ、摘出する試み。ペンタ４は運命の輪の流れから経済性・社会性・物質性エネルギーの動きだけを止め、ペンタ６に渡す。
大アルカナ→小アルカナは、抽象的で根源的なエネルギーから具体的で分野限定的なエネルギーへの変化。グルグル流れる巨大で抽象的なエネルギーの回転からペンタ的エネルギーのみをバンッと手で抑えつけ「お前、流れていかないで、動くな！！」と定着させると、それを他者と交換し交流のためのエネルギーとして使えるようになる。
これは試練なので、ペンタ的エネルギーの引き止めをしなければペンタ６は実現せず、運命の輪の大きな流れの中でどこかへ行ってしまい手元に残らない。
ここまで読むと「金運」というテーマでまとめたくなった。
TAZNの2020年の運勢
「あなた運がいいですね！」を「あなた金まわりがいいですね！」に変換する年。しかしあなたの運は流動的なもので、放っておくとお金もどこかへ流されていきます。そこを踏ん張って「どこへも流れていくな、お金！」としっかり掴んで離さない。そうすればお金はあなたの元を離れず留まり、さらに活性化して生活の調和をもたらしてくれます。まずはお金を減らさない。川に捨てるような使い方をしなければ、ちゃんと価値ある交換のために使えるでしょう。
やった後の感想：
・ものすごい試練は出てこなくてよかった。
・金運として読むとめちゃくちゃありえそう。
・試練カードがあるので、試練に失敗したときのビジョンも見えた。注意点を促すスプレッドと感じた。
・もしゴールカードにネガティブなものが出たら、「やらなくていい試練に挑戦しようとしている」と読んでもいいかも。
紹介記事はこちら
降谷織さんのスプレッド「2020年運試し」
元ツイート
やる前の感想：
・吉凶占い、おみくじ感覚！
・右の棒→左の棒。出た吉凶が次の３枚へ「変化する可能性」を持つのか。吉が凶に転じたり、凶が吉に転じたりの可能性。
・斜め線。凶を回避し吉を呼ぶ「行動」の提案。右と左で吉凶別れたときは「どうやって吉を維持するか、吉に転じるか」。左右両方が凶だったらその両方をどう避けられるか。
・左右の棒は三段重ねなので、上から「霊的、社会的、個人的な吉凶」とか「思考、感情、肉体」「天、自分、地」とか割り振ってもいいね。
・その三段構成に対して斜め線は２枚！ ねじれやひねりが出てきそうでおもしろい。上段と中段、中段と下段を越境するエネルギーとも。
・斜め線は下から上↑へ並べる。吉凶１〜６が上から下↓と降りるのに逆行し、運命の流れに逆らう。天から与えられた運勢を地上の人間である私が変えるぞ！と突き上げるパワー。
・さらに斜め線は３と４を接続するラインでも。これがどういう意味を持ってくるか？ 斜め線は２本の棒の間を行き来できる力を持つのか。
・垂直ラインは「不動」、斜めラインはダイナミックな「動」のイメージ。こうした絵の構成が示す作用については、最近わかりやすい本を見つけたよ。
・普段は「左が過去→右が未来」「左が自己→右が他者や環境」という割り当てが多いが、ここでは「←」方向に変化の可能性が示される。（自分の読み方のクセが出るとしたら）右棒が与えられた吉凶、左棒は「自分の中にもともとある力、無意識に発動して吉凶を変更するエネルギー」と読むかも。その力は良くも悪くも勝手に働くが、斜め線は「意識的に」調整可能。
リーディング結果
１．力
自己を見つめ落ち着いた意志を持つ。環境に対しても収拾を付けられる。自制心。
２．ペンタクルのクイーン
資産運用。暮らし向上。社会的立場の向上。コートカードなのでそうした面での協力者の可能性も。
３．ペンタクルの４
物質的安定。財産や立場の維持。生活を守る。
１〜３は正正正で大吉（「運気上々！ でも慢心ダメ絶対」）。二枚がペンタクル、物質的、経済的、社会的な面で特に吉。ペンタ４が一番下なので安定性が土台になり、その上でクイーンが育成をする。力の意志がトップから力を与えている。
４．ワンドの９
大忙し。粘り強さ。忍耐力。雑務の多さ。１の力がこれに代る可能性、意志が強いからなんでも引き受けてしまい手一杯になりそう。余力があるからやること増やしておおわらわに。ただ正位置の吉同士なので、悪いことではない。意志の強さから粘り強さも発揮できる。
５．ソードのキング逆
知的権威の失墜。間違った知識や情報、指導。デタラメな目上の人。これは逆位置なので凶。ペンタクイーンからの変化なら、豊かさを求めるあまりの知性無視。コートカード同士なので本人の姿勢や態度、あるいは第三者の変貌。
６．愚者
無邪気、無防備、何者でもない自由。ペンタ４が守ってきたものは無視する。ただ吉ではあるので、固執していたものから解放される、とも。
４〜６は正逆正で中吉（「調子良さそう！ 高みを目指せ」）。忙しすぎて頭悪くなる感じ。正しい判断は捨てて無邪気で自由になる。でもやるべきこととやらなくていいことの区別が付かなくて用事が増える。愚者が土台になって判断力失い大忙し。
１〜３の「部屋で一人」感は、６愚者で一気に屋外に解放され、４のワンド９で人も押し寄せる。ソードキングの室内感も逆位置で否定される。世界は広がりそう。
ペンタクル４→愚者の変化が特にギャップが激しい。ペンタ４が維持しようとしてきたものを意に介さない。
変化して凶になるのはソードキング逆「知性の放棄」。それ以外の問題点として、吉→吉ではあるものの「経済性の無視」や「忙しさで忘れられそうな意志」なども。これら３つの問題を解決するためのアドバイスが斜め線の７・８。
７．ペンタクル５逆
貧乏さや経済的破綻を回避する。カードの位置関係からこれは２→５、３→６に関わる問題（「知性の放棄」「経済性の無視」）への解決策と読んでもいい。
ペンタ５はペンタ４やクイーンを破壊するが、逆位置なので「破壊を回避しろ」がアドバイス。クイーンが育てペンタ４が守ってきたものをゴミにしない。愚者がこの価値を理解せず捨てるかもしれない、それが自分のものだとも気づいていない。愚者は愚者で泳がせておき、彼が捨てようとしたものをちゃんと拾って取っておく。またそのために「頭を使え」というメッセージも隠れている。
８．ワンドの３逆
勢いでやらない、テンション上げすぎない、落ち着け。８は１→４、２→５に関わる問題（「忙しさで忘れられそうな意志」「知性の放棄」）への解決策と読んでもいい。
自分に余力があっていろいろやりたくなっても落ち着いて行動する。引き受けるか断るかを考えて決める。ペンタクイーンの豊かさを盛り上げるために勢いで行動しても判断力がにぶる、クイーンは豊かさへの執着じゃなく落ち着きある態度を使って。
７・８の斜め線を３↔４接続のラインとしても読んでみる。３と７はペンタクル正・逆、４と８はワンド正・逆のペア。ペンタ４はペンタ５の崩壊を避けて自分を守り続ける、ただそのためワンド３のように外へ突進していかなかった。自分から押なかったために、ワンド９で外からのものを引き寄せ、外に出さず抑えていた力をウオーッと発揮する。
このN字を１〜３・７〜８・４〜６と一本の線に沿って読むこともできる。意志の発揮、その意志を使って経済発展、それを維持しようと崩壊を回避、守りに入り消極的になった分、外から押し寄せるものが多数あり対応、忙しすぎて判断力が鈍り、全てがどうでもよくなる。
TAZNの2020年の運勢
あなたの2020年の運勢は大吉です！ 強い意志を持ち、経済的発展とその維持ができる年です。しかし油断すると大吉が中吉になる可能性も。あなたには余裕があるので、いろいろなものを引き受けすぎてしまいがち。忙しすぎると判断力が鈍り、せっかく与えられた豊かさや意志の強さを失います。あなたが作り上げたもの、守ってきたものを自分から勢いにまかせて壊さない。そうすればあなたは無垢で新しい世界にも歩んでいけるでしょう。
やった後の感想：
・凶じゃなくてよかった。
・吉→吉の変化でも問題点は発生しうる。斜め線はそれも引っくるめてアドバイスしてくれた。
・吉か凶かと簡単に二分できるものでもなく、様々なカードが原因にも結果にもなり、影響を与え合う。８枚スプレッドともなると複雑な関係性をしっかり読んでいくのが醍醐味。
・スプレッドの段階で「吉」「凶」ってワードがあると、占い結果の文章も「いかにも占い感」が出た。ダンサーが音楽によって自然と振り付けを変えるように、スプレッドによって文体が変化したりもあるのかも。
・干支の始めのねずみ年にちなんだスプレッドで愚者が出たのおもしろい。
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美衣奈さんのスプレッド「年末年始のアドバイス」
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やる前の感想
・３枚引きも充分、自作スプレッド！
・アドバイスは2020年のではなく、年越しの。あるいは１→２への切り替わりの際の。
・時間順で言えば「年末年始のアドバイス」を2019と2020のカードで挟んでもいい。でも読んでいるうちにこの順序になっている理由が現れるかも。
リーディング結果
１．2019年のまとめ：ワンドの４
パーティ、お祝い。祝福の場。熱意を発揮できるパターンの発見。情熱のチャージ完了。
２．2020年のテーマ：恋人たち
他者との深い関わり、影響関係。関わりを作る。
３．年末年始のアドバイス：ペンタクルの２逆
関係やつながりの遮断。断絶。相関関係からの離脱。
パーティで会った人と深い関係になる。そのときに実務的な人間関係にしないで、より多角的な関わりを持つようにする。
ペンタ２逆は断絶をしろというのではない。ペンタ２的なつながりではなく、恋人たち的つながり方にしなさい、というアドバイス。用事があるから人と会うのではなく、我々の存在と存在を絡みあわせよう。
数字で見ると２の関わりは点と点で応用が効かない。こちらが押したら相手は引く、向こうが押せばこっちが引く、シーソー的なエネルギーの動き。恋人たち６はもっと応用力のある関わり方。二つの三角形が向かい合っていて、相手に合わせて三角形を回転させ「この角ならどうかな？」と調整。お互い手札や引き出しが多い。関わりがあるのは一緒だが、よりアクションとリアクションが活性化。
他の方のところでも書いたが、これも小アルカナの具体的、分野限定的なエネルギーから、大アルカナの抽象的、根源的エネルギーへの変化。自分や相手の存在や、つながりの持つ力を限定しない。「この人とは仕事上の関係」みたいに付き合いの幅を狭めない。中心にある恋人たちは、両サイドのワンドとペンタクルを混ぜてしまう。
2019のワンド４の熱さを、ペンタ的ドライさで乾燥させず、そのまま恋人たちに引き継げ、という声も聞こえる。４で定着してるからそれは問題なさそう。
全体が偶数で、４安定から６交流への上昇、２は否定されるので後戻りするな。６の双方向性を、一方通行さのない２や４も強調する。
TAZNの2020年の運勢
2019年はパーティのようにあなたの情熱が祝福された年でした。2020年は誰かとの深い交流ができる年。これは今までのあなたの熱意が呼び寄せる相手です。「この人は仕事仲間」「この人は趣味の友達」と関係の幅を狭めずにいれば、お互いに変化を与え合う根源的なつながりが作れるでしょう。
やった後の感想
・「2020年のテーマ」が中心にあるのは、「2020年が中心なんだ！」とこのスプレッドの主題の強調。
・ペンタ２逆と恋人たちは「ペンタ２逆のあと恋人たち」じゃなくて「恋人たちの中からペンタ２要素を取り除いたもの」と捉えると読みやすい。引き算。
・ワンド４からペンタ２を引き算してもいいけど、もともとワンド４の中にペンタ２はあまり入っていないので、恋人たちとの引き算の方がフォーカスされた。
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大平結月さんのスプレッド「五輪スプレッド」
元ツイート
やる前の感想：
・オリンピックの五輪というビジュアルをスプレッドに落とし込んだ！
・ワンド５やソード５の競争意欲を考えると、競技会であるオリンピックとのつながりも感じられる。このスプレッドにも５の競う力が込められるか。
・でもバトル感のあるポジションはなくて、代りに「楽しむためのヒント」カードが。５は遊びの数字でもある。４が維持した型を破るから目新しくておもしろい。
・１、２がスタート台に立つまでの準備、そこから先が実際の競技。
・上下ジグザグに並べるから、浮き沈みの波でもあるかもしれない。真っ直ぐではない紆余曲折の流れ。
・wikipediaによると、「単色または五色（左から青・黃・黒・緑・赤）の輪を重ねて連結した形で、ヨーロッパ、南北アメリカ、アフリカ、アジア、オセアニアの五大陸と、その相互の結合、連帯を意味しているが、どの色も特定の大陸を意味したものではない」五大陸を結合、連帯するもの。古代オリンピックでは戦争を中断してでも参加しなければならなかった。「聖なる休戦」。
・さらにwikipedia「古代オリンピックの開催地の一つであるデルフォイの祭壇にあった休戦協定を中に刻んだ五輪の紋章に着想」。デルフォイと言えばデルフォイの信託！ オラクル。
リーディング結果
５枚全部逆位置だったのでオールリバース。読まずに流す。オールリバースについてはこちらを→タロットカードが全て逆位置で出る３つの理由
改めて再挑戦。
１．現在の私（体力、スタミナ）：塔逆
壊滅的な体力だがなんとかそれをしのいでいる。倒れそうだがギリギリ立ってる。危機管理によって回避された危機。防災意識。
２．2019年の気付き・学んだこと（もの）（栄養）：星逆
理想に気付かなかった。目指すべきという高みを学んでいない。オリンピック＋ゾンビタロット星は金メダルのイメージも。「今年は惜しくもメダルを逃しましたが！」みたいな。上を目指さない低い姿勢を学んでいて、それが栄養になる。塔逆と合わせて読むと、レベルを落としたので省エネになりなんとか立ってる。もし星が正位置で高見を目指していたら、バベルの塔も高くなりすぎて崩れた可能性。
３．2020年の軸となる大テーマ（スタート台）：カップのペイジ
感情的な素直さ、他者の気持ちの受け取りやすさ。自分の中の子供心がテーマ。あるいはコートカードを第三者として読むと、子供や幼い感情を持った人との関わりがテーマ。スタートがペイジだから、ここからどう成長していくかがゴールまでの過程になりそう。
４．2020年を楽しむためのヒント（スキル、テクニック）：ソードのナイト
知的積極性。意見の発信。発言や信念によって周囲に影響を与える姿勢。あるいは第三者のそうした人物。知を強く発信し、それによって周りを変えるスキルがあり、そのテクニックを使うことで楽しめる。ペイジ→ナイトへワンランク成長。だがカップ→ソードは感情を無視し、テーマから道を外れそう。しかしスタート台を後にして前進はしている。
５．2020年を駆け抜けた姿・心境（情熱、ゴール）：力逆
粘りのなさ、弱気、意志薄弱。自分との戦いに負ける。揺らぐ意志。状況やバラバラのエネルギーをまとめきれない。ゴールできないのでは。ナイトがペイジを無視したため、自分の中の感情と知性を統合できなかった。
上３枚、下２枚の流れを見ることもできる。上段、カップペイジは塔逆によって崩壊の危機からは免れたが、そのままでは強い意志を持って自分を制御できない。絵では力逆がペイジを振り返って気にしている、そのため意志の力を発揮できない。
下段は星逆「理想のなさ、評価のなさ」から遠ざかろうとするソードナイト。低レベルの世界からは飛び出すんだ！がナイトの推進力。しかしそのためにカップペイジを無視してもいる。
崩壊しない程度に高い理想は持つ必要があり、それがあればナイトが闇雲に走らないで済む。理想なしでは上辺の知性で突っ走りスタミナ切れしそう。スキルやテクニックがあっても栄養不足。理想がナイトの栄養になる。
ナイトはペイジも顧みないと、意志を強く持てない。スタート台にペイジを置き去りにせず、二人三脚でやっていくと、力逆は安心して正位置になりそう。
塔の崩壊からペイジを守るのは、低い理想による省エネモードではなく、高い理想を持ったソードナイトであるとよい。ナイトがペイジを守れれば粘り強さも手に入る。五輪のカードたちは結合、連帯を目指す。チェーン状につながっているからバラバラにはなれない。
塔と星は16、17の連番。塔16をちゃんとやらなかったから星17も来なかった、とも読める。塔は一つ前の肥大しすぎた悪魔15を止める役割。過剰な欲望、中毒症状、物質主義による拘束を壊して魂を自由にする。
大アルカナが三枚あるのに全て逆位置。正位置はコートカードのみ。分割されたエネルギーとそれを取り扱う姿勢がフォーカスされている。カップとソードを統合できれば大アルカナの根源的な力も開かれそう。
TAZNの2020年の運勢
あなたは2019年、目標を低く設定し省エネモードにしたので崩壊から免れました。おかげであなたの中の柔らかい心は守られ、2020年に向けて送り出されます。この心はあなたの軸となる来年のテーマです。今年理想を下げた分、あなたはそれを取り返そうと知的な力を発揮し突進できます。発言や意見で周囲の人を動かせるでしょう。しかし勢いよく進みすぎると心が置き去にされ、スタミナ切れを起こします。来年はあなたの理想をもう一度再設定するとき。心を無視せず、思考と感情を統合する。過去の維持にこだわらず、心と頭がまとまって動けるようになれば、あなたは強い意志を持って2020年のゴールに到達できるでしょう。
やった後の感想：
・「五輪の連帯」を意識したので、全てのカードがまとまる方向で考えていた。どれか一つでも欠けるとゴールできないような気持ち。
・普段はあまりそう読まないが、逆位置のカードも正位置にして本来の力を発揮するのがスポーツマンシップという気がした。競技選手は消去法で力を発揮するのではなく、自分の全力を発揮する。そのためリーディング途中で逆位置のカードを全部正位置にして眺めたりした。
・もともとシンボリックなものを元にしたスプレッドだからか、心のマンダラ感が強い。左右対称だし。
・上段、下段で分けて読むのも全体を見通すヒントになる。
・ソードのナイトにはフェアプレイ精神を持ち高い理想を目指してがんばってほしい。
紹介記事はこちら
みなさまスプレッド作っていただきありがとうございました！
スプレッドをお寄せいただいたら、また追記していきます。
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