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テレワークゆり物語 (158)新しい勤務マネジメント「ゆるやかな柵」とは

しばしば「在宅勤務は性善説」と言われますが、本当にそうなのでしょうか。

朝日新聞の記者さんから、そんな投げかけと共に「耕論」への取材依頼がきた。拙書「テレワーク本質論」においても、「テレワークは性善説でない」と主張している私は、飛びついた。

(世間であまり受け入れられていない)自論を、新聞で語れるチャンスなんて、めったにない。出張中だったが、すぐにアポをとって取材を受けた。

そして、掲載日の6月16日。これまた東京出張のため早朝に奈良の実家を出発。乗り換えの合間に、大和西大寺駅のコンビニで朝日新聞を購入し、ホームの椅子に座って、新聞を広げた。

早朝に駅で購入。感激である。

「耕論」は、1つのテーマに対し、3人の話が掲載される。

今回のテーマは『それって「性善説」?』

テレワークや働き方に関する取材はたくさんいただくが、「回転ずし評論家」の米川伸生さん、「中国思想史研究者」の佐々木愛さんと並ぶとは、びっくり。
さすが、目の付けどころが、朝日でしょ。(いやいや、それはシャープ)

また、デジタル版では、単独でも掲載いただいた。
■朝日新聞 デジタル版 (有料記事)
在宅勤務には性善説が必要? 専門家が提案する「ゆるやかな柵」とは

もちろん全国版なので、友人知人からメールやメッセージが届き、嬉しい限りである。ただ、数人からこんな質問をいただいた。

ところで「ゆるやかな柵」って、何? 具体的にどうするの?

確かに、具体的な説明はできていない。
これは、いかん。なんとかしたいが、説明を書く時間が無い。しかも、文章では伝わりにくい。東京から京都へ戻る新幹線で考えた。

そうだ、動画にしよう!

先日の東京ビッグサイトでデモ用に作った動画を活用すれば、イラスト入りの説明が短時間でできる。

ということで、できたのが、以下の2本。

■55秒でわかる「ゆるやかな柵」動画

■「ゆるやかな柵」の説明と、それを実現するツールと運用方法のフルバージョン(約7分)

フルバージョンの後半は、私の会社が開発したツールを使った「ゆるやかな柵」の事例。宣伝になってしまうが、「考え方は分かったけど、具体的にどうするの?」という方に向けて、一例としていただけたらと思う。

ちなみに、この2つの動画は、Microsoft PowerPoint と、AI音声読み上げソフトを使って作成している。

私でもこんな動画が作れるノウハウを手に入れることができたのは、1年前に「声が出ない」という大変な状況に陥ったおかげである。

ピンチはチャンス、七転び八起、人生無駄なことは何もないのだ。


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