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#21 ロックダウン21日目 今日はヴィシュヌの誕生日

おはようございます。インド嫁です。アーユルヴェーダを勉強したり、ブログを書いたり、イベントを運営したりしています。

今朝、モディ首相が発表したロックダウンの延長。5/6までと日本の非常事態宣言と同じ日まで外出禁止となりました。さらに、ホットスポットと呼ばれる地域で感染者が増えた場合、さらに厳しい取り締まりが予想されます。インドは日本と違って、「マスクの義務化」「家をでない」とシンプルでわかりやすい支持があります。

実は、3日前に、デリーからの航空便は全て欠航、5月末まで運行中止という発表もありました。物理的に日本とインドを行き来できない日が来るなんて、、、私達は、歴史的瞬間に、この世に生きているのですね。

本日のTOP画像は、ケララのドクターアクシャイからいただきました。ヴィシュヌの誕生日だよ、といって送ってくれました。ヴィシュヌとは、調和、安定をつかさどる神様です。ヴィシュヌの化身はアーユルヴェーダの神様ダヌワンタリと言われています。そのため、アーユルヴェーダ従事者はヴィシュヌの神様のお祭りをお祝いします。インド人から、こうした神様写真をいただくのも、うれしいものです。

さて、本日の質問にいってみましょう。

オイルマッサージをすると、だるさがでると、どこかで読んだことがありますが、初心者がやるにあたり、何かコツはありますか?

という質問です。質問箱の答えはこちらです。

だるけ、という症状で考えられるのは、時間と温度です。(今回はシロダラを考慮せず、アビャンガを対象として言います)。カファが増えてしまっていると考えられますので、
1. トリートメントの時間が長すぎた。
2. オイルの温度が低くて体を冷やしてしまった。
あたりが原因ではないでしょうか。また基本中の基本ですが、熱がある患者さんはトリートメントはできません。アビャンガは長くても全身なら40-45分以内、オイルは患者さんの体温から1-2度高めに設定することがポイントです。アビャンガの効能やアビャンガと必ずセットで行ってほしいものなどはオンライン無料勉強会でもお伝えしていきます。また遊びにきてください。

アビャンガの効能

アーユルヴェーダの治療の特徴の一つは、薬用オイルや薬用ギーを使う事です。ココナツオイル、セサミオイル、ギー、などのベースのオイルにハーブを何種類も抽出したのを混ぜています。厳密にいうとキュアリングといって、成分を油に閉じ込めています。

この薬用オイルが 皮膚から筋肉、骨、内臓、骨髄、神経細胞まで体の奥までしみこんでいくのに約10分と言われています。これは、普通のサラダ油や食用のごま油ではこうはいきません。

ギーは特定の目的のために使われますが、ココナツオイルとセサミオイルは毎日の健康法としてオイルマッサージに使われます。体の老廃物をだしやすくし、筋肉にはりとしなやかさを与え、関節をスムーズにしてくれる外用薬です。

私達のドーシャは年齢が40以上になると、ヴァータが増えやすい体質になります。この特徴は、乾燥、つまり、硬くなる、冷たいなどです。これらを解消するには、暖かいオイルを塗るのがベストなのです。

アビャンガとセットで必ず行ってほしいのは発汗です。呼吸がしやすい方法で(顔から上は熱くしないで)体を温めて汗をかくことにより、オイルと汗がまじりあい、より老廃物が出やすくなります。これがトリートメントの基本中の基本「スネハナ」と「スエダナ」です。

こうした内容は、5月下旬を目標にオンライン講座でお話ししてきます。プネのアーユルヴェーダ大学教授が監修するビデオで、アーユルヴェーダが学べます。みなさんで古代の智慧を楽しく勉強していきましょう。ゴールデンウィークに向けて、お休みの方も多いと思います。オンラインのご案内は、ホームページのリンクを貼っておきますので、そちらでもご覧ください。

それでは、素敵な一日をお過ごしください。


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