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#32 ロックダウン33日目 肺炎ではなく静脈血栓症という見方。

おはようございます。インド嫁です。アーユルヴェーダを勉強したり、ブログを書いたりイベントを運営したりしています。

インドは相変わらず、ロックダウンです。コロナウイルスによる猛威はとまりません。解決方法を見出している途中ですが、コロナウイルスにまつわるいろいろな医療的見解がある中で、一つ個人的に納得がいった医学的解説をご紹介します。

静脈血栓症とは

コロナウイルスの症状は、肺炎ではなく、ウイルス性による静脈血栓症、又は肺血栓症ではないか、という情報です。これはイタリアの医師ジャンポーロパルマさんの投稿により、複数の心臓外科医からの見解がでています。

調べたら、医師の見解で書かれているわかりやすいコラムがあったので、ご紹介します。たしかにこれなら、子供が死亡に至る理由も、無症状感染者も高齢者が罹りやすい理由もうなづけます。

予防として、免疫を高める、そして血栓を作らないようにするために、アーユルヴェーダの知識は役に立ちます。なぜなら、血液中のウイルスが体に入っても症状が重症化しないためには、日ごろの生活習慣が大切だからです。

静脈血栓症は、エコノミー症候群がイメージつきやすいと思います。血栓症は静脈をとおっていろいろな器官にできてしまいます。肺も血栓ができますし、脳にもできます。エコノミー症候群の場合は、気圧の変化とかだったわけですが、ウイルスによって血栓ができるのであれば、私達はまず血液の質をあげなければなりません。

いわゆる、「血液サラサラ」という事ですが、これはアーユルヴェーダ的にいうとピッタとラクタと呼ばれる血液や造血組織をつかさどる部分のドーシャのバランスをとる事です。

ラクタが異常になっている原因に、ピッタが関係します。ピッタが異常になっている症状として、味の濃いものを好む、怒りっぽくなる、炎天下ですごす、刺激のある食べ物を好む、お酒を飲むなどが含まれます。体質的にピッタ体質が優勢な方もピッタ異常になりやすいので注意します。

ピッタ体質とは、比較的わかりやすい特徴があります。肌の色は自黒でつやがある、白髪、抜け毛が多い、声が大きい人が多い、お酒好き、手が暖かい、体温が高い、脂っこいものが好き、野菜より肉が好き、目が血走る事がある、リーダーシップがある、戦略や企画運営を立てるのが好き、自分のメリットには貪欲、協力してくれる仲間を大事にする、などです。ピッタの性質の特徴は熱、油、酸、などがあります。あてまる項目が多ければ多いほど可能性が高いです。

又、「つまり」を起こす理由としてもう一つ上げられるのは、「乾燥」です。これは実はヴァータの異常です。コロナウイルスの症状はどうやら複数の原因が絡み合うものです。一概にこれと決める事ができたのなら、今の段階で専門家がとっくに解決策を見出しているでしょう。

アーユルヴェーダでは、発病という段階では、どの症状でもヴァータが異常になっています。つまり、先ほどのピッタ異常の根底には、必ずヴァータ異常もついてくるわけです。どのドーシャもヴァータが異常にならなければ「症状」として出てくることがまずありません。

このように、発病した後は西洋医学、予防にはアーユルヴェーダが役にたちます。予防といいますが、発病してないからと言って健康ではありません。おそらく、ウイルスであっても無自覚といっても何等かの症状はでていたはずです。しかし、その知識がないので見逃します。結果「いきなり発病した」となりますが、そうではないと思います。知らないだけです。日本はこの部分の知識をもっと増やすべきだと思うのです。

本来の病気は、普段からヴァータが落ち着いていれば、ピッタ異常があっても悪さをすることができません。しかし、これはウイルスなのでこれ自体が増えたり動いたりする事になるのでしょう。そして急激に悪化するのではなく、ドーシャが異常になっていても知らないが故に気にせず、結果数日後に症状が爆発するように見えるのです。

もう少し詳しく書いた私の過去のブログのリンクを貼っておくので、興味がある方はみてください。

『病名がつく前に病気ははじまっているということ。』今日はちょっとした思いで皆さんへお伝えしたい事があります。この先は初めてアーユルヴェーダを学ぶ方、あまりアーユルヴェーダをameblo.jp

もちろん、治療薬もワクチンも発見されるのが一番ですが、自分達でできる予防は、自分達で行う方がいいのです。お酒をやめる事でストレスがたまるという方は、この本をおすすめします。

アレンカーのシリーズはおすすめです。お酒が悪いものというわけではないのですが、飲みすぎているな、と思ったらコロナの事を思い出してコントロールするぐらいがいいと思います。私は実際にこのシリーズで禁煙に成功しました。32歳の時です。リンクを貼っておきますね。

こちらは漫画バージョンでよりわかりやすいと思います。

お酒の代わりに、例えばノンアルコール飲料があったり、体を動かすなど代替えを自分の中で作れるといいですよね。

ずっとお酒を飲まないでくださいとはいいません。私も大好きです。しかし、元気な人がウイルスを保有している可能性がある場合、他の人にうつしてしまいます。もちろん、故意ではありませんが、持病がある人は防ぎようがありません。発病し、重症になる人はおおよそ決まった人なのです。

移さないのは、もちろん大事です。ですが、このまま終息しなければ、私達は共存していかなければいけません。ウイルスを保持したまま、体に異常をきたさないというウイルスは過去にもいろいろあります。たとえ、感染したとしても、症状がでない体を作るには、ヴァータドーシャとピッタドーシャを日頃コントロールしておく事が大切です。

まとめると、コロナに負けない体を作るには、

・お酒をのまない、または減らす ・脂っこいものを避ける ・辛いものを避ける ・酸っぱいものを避ける ・怒りっぽいのはサインと考える。 ・運動して汗をかく ・健康なうちにパンチャカルマを受ける。

などです。普段からの心がけだけで違います。日々の積み重ねが結果を出します。どうぞ、試してみてください。

それでは、素敵な一日が過ごせますように。









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