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#20ロックダウン20日目。やっぱりのびるのか。インド軟禁生活。

おはようございます。インド嫁です。アーユルヴェーダを勉強したり、ブログを書いたり、イベントを運営したりしています。

いよいよ明日、4/14(火)のインド時間朝10時から、モディ首相のスピーチが始まります。Janta Curfew,  Laxman Lekha, と来てラーマーヤナが引用されていましたが、21日が経過しました。お話で言えば魔王が倒される日が明日です。

あっという間の21日間でした。それは私のラジオの開設した日とほぼ同じ時期なので、感慨深いです。緊張して、何回も消したりしていたのが、すごく昨日のように思い出されます。

残念ながら、ロックダウンは9割の確率で、延長するようで、私の音声配信も継続していきたいと思います。

はい、それではさっそく質問の方行ってみましょう。

家族の仲が悪いのですが、どうすれば良くなりますか?このままでもいいんでしょうか?

という質問です。

家族との関係は他人と同じ

返答した答えは、こちらです。

私も子供の頃、あまり家族の仲がよくなかったです。ご質問者さんの年齢や、家族の中でのポジション(対両親なのか、対子どもなのか)にもよるので一概に言えませんが、家族だから腹が立ちます。でも先生や友達だと思えばいう事も聞けるし距離も保てます。私の経験上、攻撃されたらかわす、逆に攻撃したくなったら外にでる。今、戦うと苦しくなるので、タイミングを待ちましょう。家族って一生付き合うんです。必ず平和交渉が始まる日が来ます。

ここから先は、自分の家族関係に満足している人は、あまり必要ない話かもしれません。

多いですね。こういう悩み。何をかくそう自分も、こういう悩みは今でもあります。悩むというか、「課題」みたいなもので、子供の時、夏休みの宿題ができてなくて前の日に徹夜しないとできない、どうしよう、ってなぐらい憂鬱な感じです。

アーユルヴェーダにはジョーティッシュというインド占星術があります。これは、私達の体と宇宙は同じ構造をしているという理念のもとに、自分が生を受けた瞬間の惑星や月の位置から読み解く統計学です。生まれた場所、生まれた時間(10分単位で把握)が必要です。

緯度、経度、惑星がその時間にどういう配置になっていたかによって、過去や未来がその位置を読み解くとわかるのだそうです。

家族といえども、この星の位置はまるでバラバラなわけです。一人として同じ道を歩む人間はいないのです。そう考えたら、生物学的には親子でも、魂や宇宙規模で考えたら一つ屋根の下に住んでいる非常につながりの強い他人と考えてもいいのかなと思います。悪い意味ではなくて、家族ってどこか「自分を理解してくれるだろう」という甘えというか、素の自分を出しすぎてしまう時ってないですか?

自分の場合ですが、相手を理解しようとか、仲良くなろうと考えて逆にすごく苦しくなってしまったんですよね、ですが、それをやめてまったく別の人だ、みんな違うんだと思ってから少し付き合い安くなりました。だから、親だからといって、深く入り込むのがいいというわけでもないと思うのです。

でも、親には感謝もしてますし、まめに連絡も取ってます。たまに話もします。ちょうどいい塩梅の距離、というのを探ってみるのも一つの方法かもしれません。その時大切なのは、「人は人で変えられない」と考える事です。

家族って最も神秘的な生まれて初めての「社会生活の相手」だと思います。アーユルヴェーダは社会的な健康も問いているのですよ。古代からそういった問題があったのかもしれません。家族についての悩みが一番多いのも当然かもしれませんね。

解決策のアイデアとして、家族のドーシャタイプを自分なりに診断してみましょう。自ずと家族の傾向がわかり、何が得意で何が不得意か理解できるようになると思います。さらにどうやって向き合っていけばいいか、自分の体質と合わせて考えると答えがみつかるかもしれません。

ヴェーダの歴史

インド占星術の元になっている「ヴェーダ」は、アーユルヴェーダの元でもあり、4つのヴェーダというものがありました。

リグベーダ、ヤジュルヴェーダ、サマヴェーダ、アタルヴァヴェーダの4つです。これらから人間に関する知識を集めて体系だてたものがアーユルヴェーダと言われています。

アーユルヴェーダの歴史はヒンズー教神話とつながっていて、神から神へ、さらに神から聖職者へと渡り、人間が書き記した最初の文献がチャラカサンヒター、シュシュルタサンヒター、アシュタンガリディヤと言われています。

時代の差はありますが、一番後発に変遷されたアシュタンガリディヤはいろんな言葉で訳されています。チャラカサンヒターとシュシュルタサンヒターのいいとこどりといったところでしょうか。

こちらで、チャラカサンヒターの日本語訳、英語訳が載っています。これ一冊をひたすら勉強しても何年もかかるでしょう。でも、不思議な事にどんどん楽しくなってきます。人生一生勉強ですよね。すべては必然で、それを乗り越えるために生まれてきたようなものです。

こちらの本もアーユルヴェーダを勉強するのにおすすめです。自粛中に時間のある時にかがですか?

ご質問、引き続きお待ちしております。どんな悩みでもアーユルヴェーダ的に考えて答えていきたいと思います。それでは、素敵な一日をお過ごしください。





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