商品価格とその陳列場所が対応付けされていない → ×
某コンビニの冷凍食品コーナーです。個食の時代にマッチした単身者向けのパッケージ商品が売上を伸ばしているとのことです。
この商品はよく見ると、価格が商品パッケージに書かれておらず、冷凍庫ケース上部に貼り付けたカードに書かれています。商品パッケージの商品名の下に書かれている数字は、紛らわしいのですが価格ではなくグラム数とカロリーのようです。
手に取った商品の値段を知りたい消費者は、カードに表示された価格と商品名を手がかりにいちいち照らし合わさなければなりません。
スーパーマーケットなどでもこのカード方式は見かけますが、商品位置と値札位置はできるだけ近くに置いて、一対一に対応付けることを心掛けている傾向があります。
しかし、このレイアウトでは商品が2列あるのに、値札が1列なので直感的に対応づけができず、探す必要が生じてしまいます。
販売者にとっては、価格の変更を行いやすいメリットがありますが、消費者にとってこの方式はあまり良いことはありません。
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