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Culture Centered Design

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街で見かける使いやすいもの使いにくいものを○×で評価しています。
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記事一覧

ショートメッセージ認証での送信者とセキュリティ番号の桁数が同じで紛らわしい → ×

最近では本人確認が必要なとき、登録された携帯電話へショートメッセージを送り、そこで送信された番号を入力することで、本人と認識され、次の手続きに進めることが頻繁に行われるようになりました。 そのこと自体は煩わしいものの、厳格化されるのはある意味仕方がないとも思います。今日はそれがテーマではありません。 上記スクリーンショットの例のように、送信者が「151」で、認証のため入力する番号が「503」なので、どちらが入力すべき番号かうっかり間違ってしまうことがあるのです。 送信者

外袋から出すことが書いてある → ◯

冷凍食品のパッケージ裏面にある作り方です。外袋から取り出して中身だけを電子レンジで温めることが、一番最初に書かれています。 これを守らず外袋のまま電子レンジに入れてしまうと、アルミなどが使われているため発火するなどの恐ろしい結果になります。 安全のために、まずはそこをクリアするのが大切だと感じました。その程度は常識とせず、ガイダンスやマニュアルには暗黙の前提を置かないことが肝要だと思います。

ごみ出しカレンダーの外国語版 → ◯

出せるごみの種類や収集日、分類の基準や何を捨てられるかなどを記載したごみ出しカレンダーと呼ばれる冊子体のカレンダーが八王子にあります。他の市町村など自治体でも同様のものがあると思いますが、外国語バージョンが市のウェブサイトから見れるようになっていました。 英語、中国語、韓国語、タガログ語、スペイン語、ポルトガル語、ベトナム語、ネパール語、カンボジア(クメール語)の9ヶ国語に対応しているそうです。 どうせならPDFではなく、HTMLページが望ましいとも思いましたが、この種の情

種芋の袋を名札として活用 → ◯

家庭菜園などで、ある領域に植えた野菜の品種を示すために、木の札などに「キタアカリ」などと油性ペンで名前を書くことが行われています。 これに代わる方法として、種子の袋や種芋の袋などのパッケージをそのまま支柱に被せてしまうやり方があります。単純な方法ですが、品種の文字を間違えたり、タイプミスもなく合理的な方法だと思いました。

違いがわかりにくい → ×

みんな大好き無印良品のスキンケア商品ですが、パッケージのミニマル化が進みすぎて、商品ごとの違いがわかりにくくなっていると感じます。 ビンや容器の共通化を進めて、無駄を省くことは良いことだと思います。しかし、容器の形状や色などで個別の商品を記憶している場合も多いと思います。商品名が書かれているとはいえ、正確に最後まで読む人は案外少ないものです。間違いやすいことは拭えないのではないでしょうか。

道路の植え込みに粗大ゴミを捨てる → ×

郊外の幹線道路の植え込みにはさまざまなゴミが捨てられています。最も数が多いのは空き缶やペットボトルですが、家電や家具など粗大ゴミに相当するものも見かけます。 先日は炊飯器が捨てられているのを見かけました。草木で覆われている空間はゴミが捨てられやすい場所です。不法投棄はやめましょう。

詰め替え用パッケージに本体の画像を表示する → ◯

洗剤や薬用石鹸など、さまざまな商品で詰め替え用の販売が行われています。詰め替え用のパッケージに商品名だけが表示されていると、よほど強いブランドが構築されていない限り、何の詰め替え品であるかがなかなかイメージできません。 人はいつも使っている製品(容器)の色や形状、ロゴマークや書体によって商品を判別、記憶しているものです。 よって、詰め替え用のパッケージには、上記例のように詰め替え用でない本体製品のイラストや画像をそのまま用いるのが、想起させるには望ましいと感じました。

正直なお詫び → ◯

食品スーパーで下記のような貼り紙があり、案内と異なる高い価格で商品を販売してしまったことを詫びていました。 10円高く売ってしまったのは6月1日の1時間だけのようです。レシートを持参すれば返金も受けるということ。このお知らせを作成するだけでも大きなコストがかかっているでしょうが、起こってしまったことをそのまま正直に報告し、妥当な対処をするということは大切だと感じました。 発覚後、1週間程度はこの貼り紙のお知らせは継続していましたので、その点についても好感度は高いと思います

インボイス対応領収書が出ることを強調 → ◯

ごく普通の駐車場でしたが、大きく「インボイス対応の領収書でます」と表示したのぼりを立てていました。 会社で経理の担当者から「領収書はインボイス対応のTから始まる登録番号がないと経費として処理できません」と厳しく言われている人も多いと思います。 インボイス対応領収書がインセンティブになるのは妙な気もします。しかし未対応の領収書しか出ないところもあるので、このような点が売りになるのだなと感心しました。

自治体のITシステム共通化の兆し → ◯

政府が全国約1800の地方自治体が使うITシステムを共通化する方針を固めたとのニュースを見かけました。 おそらくごく一部のシステムからスタートすることになるのでしょう。しかしながら、このような発想が生まれ、実現に向かって動き出すことは明るいニュースだと考えます。

大きく表示 → ◯

食品スーパーでの冷凍食品売り場の温度表示です。上記写真では左側に小さく緑色の液晶でショーケース内の温度を表示しているのですが、あくまで従業員の温度チェック用であり、顧客がそこを見ることは滅多にありません。 お客様に見てもらうつもりであれば、あえて巨大で目立つスタイルにする必要があります。あるのかないのかわからないほど小さいものは、伝える手段としては残念ながら価値がありません。 蛇足ですがシャッターのタイミングで20℃に見えますが、-20℃がショーケース内の温度です。機会が

誰が見てもわかる説明 → ◯

郊外の一戸建て住宅の工事中の様子です。「ガス管引込位置」と表記されています。公道の地下に埋設されている本管からこの位置にガス管が引き込まれていることを示しています。 従来だとこのような情報は、工事関係者や職人さんだけがわかる符丁のような用語や記号だったのが、最近では素人が見ても何であるかある程度わかる説明が記載されるようになりました。 いたずらされる危険性はありますが、正確な情報があれば無闇に穴を掘ったり根が大きく広がる植物を植えることも防げます。素直な情報開示に向かう方

洗剤量を測るキャップ目盛りの表示 → ×

家庭用の洗濯機はどこのメーカーでも大体似たような水量の分類(多い・中くらい・少ない・ごく少量など)設定があり、それに応じた洗剤を入れることが求められます。 上記例の場合、洗濯ものの量、多いが48L、中くらいが37L、少ないが27L、ごく少量が16Lとなっています。洗剤でこの水量に対応する洗剤を測るのが、意外に面倒です。目分量で入れるので、多すぎるか少なすぎることが多く、ぴったり計量できたためしがありません。 一番良いのは洗濯機の大きさごとに、メーカーを問わず水量の分類が一

個数でなくグラム数で表示 → ◯

みんな大好きブルボンのチョコブラウニーですが、内容量に114gとありました。パッケージ外袋に詰める際に、機械でこのグラム数を自動的に入れているのでしょう。 数を数えて詰めているわけではないので、何個入っているかは特定できないのです。ほとんどの場合8個入りだが、ごく稀に7個だったり9個だったりすることがあると言っている訳です。 ある意味、価格据え置きでだんだん大きさが小さくなって、内容量が減ってしまうよりも良心的ではないかと感じました。