tayuta

ことばを紡いでいます。 Instagram&Twitter:@tayutaukokoro

「忘れないで」

君のことを思い出した。 そういえば、去年の今頃は一緒に出かけていたっけ。 思い出したかったわけじゃないのに、嫌でも脳裏に君が浮かぶ。 君に教えてもらったお店、ふ...

その赤を僕のものに

時間が止まる。 言葉も失う。 君が少し気まずそうに笑う。 きっと君はこの時間の使い方を知らない。 僕が君の頬に手を添え、そっと唇を重ねる。 君は驚いて、ほとんど反...

日没

日が沈みはじめていた。 ビルの中に閉じこもったままの普段は見ることがない真っ赤な空は、どこか別世界のようだった。 綺麗とかロマンチックとかそんな言葉は出てこなく...

君の隣で

お洒落とは少し遠い生活をしている君の、SNS。 みんなはお洒落な写真を載せているけれど、君の写真は居酒屋で飲んだお酒とか、偶然見つけた猫とか。 それはそれで君らし...

ほんとうは

言えなかったけどね。

寝室にて

「ねえ、狭いわ」 「充分詰めたよ」 「あなたが大きすぎるのよ」 「ほらこれでいいだろ」 「髪踏まないでよ」 「長すぎるんだよ」 「短い方が好きなの?」 「そうは...