鈍いナイフ

「いっそのこと思いきり拒んでくれたらいいのに」

中途半端に優しい君はそんなことできないってわかってるけど、つい吐いてしまった言葉。

君は狐みたいな目を少し丸くして、「だってお前俺のこと好きなんだろ?」と当然のように言う。

君の優しさが私に突き刺さってることに、君は一生気づけない。

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