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世界はグレーで溢れてる

この世界は白黒ハッキリつかないものばかりだと思う。
何かに対する好きって感情も、所々で見え隠れする不満に、見て見ぬフリをして取り繕っているものだったりする。
自分の中では絶対的に正義であるものが、時・場合・環境・人によっては絶対的な悪だったりする。
誰かにとって憂鬱な雨でも、誰かにとっては祝福だったりする。
一見ものすごく可愛く見える動物も、本当は凶暴な捕食者だったりする。
昨日正解だったものが、今日不正解になってたりする。
どんなコインにも表と裏があるように、どんな人にも表と裏があったりする。

この世界にあるどんなものでも、多面性を持っていて、有象無象が混ざり合ってできた複合物だと思う。
なのに、この世界は分断をしたがる。
境界線を引いて、二項対立構造を作って、争う。
グレーなものばかりのはずなのに、白か黒か。好きか嫌いか。正しいか間違っているか。の言い争いに日々熱中する。
そんな景色が日常的にあちらこちらで見られる。
どんどん両極端になっていく。そんな社会。

正直疲れちゃう。
グレーなものをグレーなまま愛せたらいいのに。
グレーであることを許容して、うまくバランスを取れればいいのに。
前にも言ったことがあるが、僕らは日々バランスを保ちながら生きている。
それがどこか極端になった途端、僕らは真っ直ぐ進めなくなる。
それは個人の話に留まらず、社会においてもそうだと思う。
極端になりすぎず、日々バランスを取る。
白黒ハッキリつけすぎず、グレーであることを許容し、それを愛す。
この世界はグレーで溢れてるから。



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