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#これからのSNSマーケに参加して感じたこと

先日、「20代マーケターが本音で語る! 今とこれからのSNSマーケティングについて」 というイベントに参加してきました。

このイベントに参加して話を聞く中で色々気付いたことや感じたことがあったのでnoteにまとめます。

登壇者

金濱 壮史さん @Kanahama(アライドアーキテクツ株式会社)

戸高 純さん @junpo_po(株式会社N.D.Promotion)

小東 真人さん @gxsoc_kohigashi(株式会社ガイアックス)

福間 昌大さん @fukuma_1023(テテマーチ株式会社)

SNSマーケ界隈の中でも特に目立ってる方々ですね。

Who Am I

PR会社でWeb広告のコンサルやWebサイトのディレクション、企業のSNS用の写真撮影、たまにSNSアカウント運用のコンサルなどをやっているSNSマーケティングと近いようで少し異なる仕事をしている人です。

トークテーマ

以下から話されていた内容の中で特に気になったことをピックアップして解説&考察を書こうと思います。

ニコパチ問題

ニコパチとは、企業の案件を受けたインフルエンサーが自身の笑顔と商品の写真を一緒に撮って投稿する写真のこと。元々はニコっと笑ったところをパチっと撮るという意味で手抜き写真の意図で使われていたようですが、SNS界隈では笑顔+商品のことを示すようです。ちなみに知らなかった…!

登壇者の意見としては、インフルエンサーが楽しめるものならいいのでは、やりすぎはよくないというものでしたが、概ね同じことを思いました。

ニコパチが良くないのではなく、自分が特に好きではない商品の案件を受けてニコパチをすることが良くないと感じましたね。

インフルエンサーのマネタイズについて

日本のインフルエンサーは、最先端のSNSマーケを行っている中国よりも10年遅れているそうです。日本のインフルエンサーは企業からの案件がメインなのに対して、海外のインフルエンサーは自身をブランド化しており、物販やFCなどでお金を稼いでいる。そして、自分の世界観を壊すような企業案件は受けない。自分という資本をきちんとマネジメントできる人が今後は生き残っていくという内容がこのテーマの趣旨でした。

確かに日本で見ても、ゆうこすさんやはあちゅうさんなどは自分をブランド化して売っていくことに長けている印象があります。

インフルエンサーの定義とは

福間さん曰く、インフルエンサーと一概に言っても実際はインフルエンサーとディフュージョナーがいるのではないかとのこと。

インフルエンサー:その情報の受け手の実行動に影響を与えられる

ディフュージョナー:影響は与えられないけど、情報の拡散はできる

SNSでバズる企画とは?

「これからのSNSマーケティングは、SNSだけでは完結しない」という意見が登壇者全員一致の意見でした。これには完全に同意です。SNS以前に企業の商品に対する思想や哲学が重要かつ、SNS以外も含めたマーケティング施策が求められているとのこと。

その他、ケンドリック・ラマーの黒塗り広告などもOOH⇒SNSの事例として紹介されていました。

イベントに参加して感じたこと

SNSマーケティングをSNS ADとSNS PRに分けるべきなのではないか?

現状のSNSマーケティングは、Twitterのプロモツイートからインフルエンサー、SNSアカウント運用まで一緒くたにSNSマーケティングと呼ばれています。このイベントに参加して気付いたこととして、様々な要素が入り乱れているSNSマーケティングを再定義する必要があるのではないかと。

その草案を考えてみました。

SNS AD

主にインプレッションを稼ぐための一方的な広告。商品に対して理解も愛も無いインフルエンサーに案件を発注することもSNS ADに含みます。また、ファンの育成に繋がらないばら撒き型のSNSキャンペーンなどもこちらに該当するのではないでしょうか。

SNS PR

消費者とのリレーション作り(Public Relations)に繋がる施策。例えば、ブランドのファンを集めたファンイベントとSNSを連動させた施策。ブランドに対して強い理解を示しており、日々の投稿がブランドの哲学に一致するインフルエンサーとタイアップした施策など。

これからはストーリー型からナラティブ型への転換が求められている

詳細については弊社のCOOの記事を読んで頂ければと思うのですが、一方的なストーリーを伝えていくストーリー型のコミュニケーションからナラティブ型のコミュニケーションが求められていることを日々感じます。

イベント内で金濱さんが「余白を持たせること」が重要だと話されていましたが、まさにそれはナラティブの思想なのではないかと。

あまりに雑な例ですが、「漢は黙ってビール」よりも「漢に相応しい飲み物って何でしょうか? 弊社の答えはこれです」というコミュニケーションの方はSNSでは受け入れられるということかと。

未だに観ていないんですが、今年話題になった「カメラを止めるな」なんかもその類のものではないかなーと思ってます。

そもそもの話になりますが、インターネットに流れている思想としてヒッピー主義や反権威主義があるので、SNSで一方的なコミュニケーションが嫌われるのは当然かなと思っています。

これからやってみたいこと

これからやってみたい事として、企業主体のマーケティングからの脱却を考えています。企業が主体でプロモーションを行うのではなく、本当にそのモノを理解しているインフルエンサーやマーケターが主体となって企業を動かしていける世の中を作りたいです。稚拙なアイデアではありますが、原案はあるのでぼちぼち動かしていきつつ育てたいです。興味がある方はDMください。

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