タクシー運転手がバスで体験した_とても簡単なことのに出来ない事_の話_

タクシー運転手がバスで体験した『とても簡単なことなのに、出来ない事』の話。

「おはようございます!」

「ありがとうございました!」

大人になってから、これらの挨拶を、相手の目をみてハッキリと声を出して相手に伝えることが少なくなってきました。
大人になるにつれて挨拶は当たり前になるのと同時に、
とても形式的になっていき、
終いには、普通のことでは「ありがとうございます」という言葉を発することや感謝の気持ちを表すことが減ってきました。
とても簡単なことなのに。

そう思ったきっかけは、バスに乗っていた時です。
時刻は19時を回り、外は暗く、帰宅する大人でほぼ満員に近いバスに
小学生の女の子が二人乗ってきました。

その二人は、大人が持つ世の中の慣習や常識の空気の中で生きる様子とは違い、
まだ希望でいっぱいの楽しい毎日を過ごしている雰囲気を醸し出しています。
バスに乗るときには、
「よろしくお願いします」
降りるときには、運転席から離れた後方出口で大きな声で
「ありがとうございましたー!」

一方、大人たちは
「・・・・・。」
「・・・・・。」

疲れているから、そもそもお金払っているから、なんてことを理由に
必要ないというわけではないと思います。

僕は子供のころ、親や大人から
「きちんと挨拶をしなさい」
と、何度も言われた覚えがあります。

しかし、大人になってみると
(まだまだ26歳で青二才と言われてもおかしくないですが)
案外、大人って挨拶をしない。

これは、周りを見てもそうですし、
自分も気付いたらそうです。
(自分への戒めとしても書いています)

小学生のころは、
「せんせ~い、さようなら~」
「〇〇くん、ばいば~い」
純粋に挨拶をしていたと思いますし、
今の小学生を見てもそれが当たり前です。

でも、大人は
「お疲れ様です」
「おつかれっすー」
すれ違う時に、決まりきったように出てくるだけの言葉でしかないと感じます。

僕は、そうなってしまっていた自分に悲しさと怖さを感じました。

正直、こんなこと考えるのはアホらしいと思われる方もいると思います。

大人がバスを降りるときに大きな声で
「ありがとうございました」
と伝えるのは、バカバカしく見えると思います。
大きな声でなくても、普通に伝えるだけでも珍しいです。

それでも、僕は相手への敬意や思いやり、感謝の気持ちを言葉で伝えることが大切だと感じます。

そう思った次の日の乗務、
ぎこちない笑顔と大きな声で
「おはようございます~!」
「こんにちは~!」
と伝えてみるようにしました。

すると、心なしか
いつもよりお客様の反応は穏やかで、
会話をする機会も多くなりました。
まだ始めたばかりなので、その効果があったとは言えませんが
僕自身も気持ちよく仕事が出来た一日でした。

挨拶って、とても大切だと思います。
きっと誰もが知っていることだとも思います。

でも、いつの間にか、周りもしないしそれが当たり前だから、と
減ったり形式的になり出来なくなっていきます。

大人は~~、人間関係が~~、
そんな言い訳を言う前に自分が一つ変えてみる。

今一度、きちんと挨拶をすることを意識してみたいと思います。


ーーー

~東京の道図鑑~
平成通り
名前の通り、平成元年に名称設定されたとか。
昔は都電が走っていたことから「電車通り」とも呼ばれたそうです。
1904年から1971年までは都電が機能していたそう。
Wikipedia情報なし、通り情報がほとんど見当たりませんでした。
令和通りがどこになるのか気になる!!
(どうでもいい情報)

引用 Googleマップ


当noteで運営しているマガジン(全記事無料)

では
あなたが体験した誰かに話したい
「感動したタクシー体験談」
「ムカつくタクシー体験談」
「驚きのタクシー体験談」

を募集しています。
(共同運営者も募集しています)
ぜひ、あなたのタクシー体験を聞かせてください。

あなたの体験談が日本を面白くするエンタメに変わるかもしれません。

次のエンタメはタクシーから生まれる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?