シャガールの金星は獅子座♌️か乙女座♍️か!?【ホロスコープからみる芸術家のひとかけら⑤の2】
シャガール金星問題について、です。
前回の記事のこのうっかりですね。
結局どっちが優勢かな?と気になって、簡単に検証することにしました。
※前回の記事はこちら↓↓
◎金星の象徴するもの
これは、ルル・ラブアさんの解説がバシリ!と言い表しているかと。
愛、恋愛スタイル、異性を惹きつける魅力、美的感覚、芸術、ワクワクするもの、贅沢さ、お金、協調性、平和 など。
キャッキャうふふの時に全開になるやつですね〜。
で、この金星の獅子座♌️と乙女座♍️を見ていきたいわけです。
惑星がサインにあるとき、サインは惑星の性格を色づけます。
松村潔さんによると、金星があるサインに入ることで、
と言っています。
好きなものや、その表現の方法がわかるといったところでしょうか。
簡単にまとめると、
獅子座♌️→華やかな演出、芝居がかった表現、ロマンティック
乙女座♍️→細かいところにこだわる喜び、シンプルで清潔感のある美
獅子座♌️は自分が主人公であることが大事なんだと思います。
不動星座らしく、主人公はどっしり構えて、変わることはありません。
私がこう感じて、こう思ったのよー!って表現していく感じ。
一方、乙女座♍️は、来るものを一度受け入れ、応えていく柔軟性がある。
好きになったものを受け入れて、そのものをどう扱っていくのかに楽しみの焦点がありそうなんですよね。
◎シャガールの金星検証 Ⅰ ーエピソードから①
結論から言うと、個人的にはシャガールは獅子座♌️金星ピッタリじゃない!なんて思っています。
前回の記事に書いたこともさることながら、シャガールの生涯を知ると、これがまた獅子座♌️金星っぽいんですよね。
ものの感じ方が派手な感じがするんです。
何かに出会った時、「ガーン!」「バーン!」「ドッカーン!」って擬音が入った後、熱い独白が入りそうな。
入りそう…というより、シャガールはその独白が残っていたりもします。
たとえば、一人目の愛妻・ベラとの出会い。
ちなみに、一目惚れですよ〜。
舞台のセリフっぽい!!
映像じゃないやつ!生の舞台!!
情熱の炎が一気に燃え上がり、それを臆すことなく表現できるのは、獅子座♌️の雄々しさですね。でも、金星なのでとっても中身はロマンティックですね。
シャガールの目線で語ると、人生は劇画調です。
◎シャガールの金星検証 Ⅱ ーエピソードから②
獅子座♌️は自分というものを外に働きかけます。
だからこそ、向こう側からの反応があることがとても大切なんだと思います。
反応があることで、輝き続けることができます。
幼少時のシャガールは、画家を志す前、「歌手になろうかな〜」「バイオリニストもいいな〜」「ダンサーも詩人も…」と思ったそうです。
もちろんどれも上手かった、楽しかったというのがあると思うのですが、目指そうとしたきっかけは「褒められたから」なんですよね。
獅子座♌️的に、「褒め」はめちゃくちゃ栄養になるのではないかと。
褒めにより、獅子座♌️金星は激しく活性化!!みたいな。
まあ褒めはどの星座だろうが嬉しいものかもしれませんが。
でも、好きなことに褒めいらない人もいますしね。
そして、画家になると決めた時がまたドラマティック!
さあさあ、寄ってらっしゃい見てらっしゃい。
次の一幕は、シャガール少年開眼の時!!
友達の「君って本物の画家じゃないの?」から始まるこのシーン。
「ドガーン!」
ってね。
◎シャガールの金星検証 Ⅲ ーエピソードから③
第二の故郷と呼んだパリに対しても、
と語っています。
《窓からのパリ》(1913年)という作品は、その感じがよく出ていてステキですよ。
シャガールはその劇画調感覚を作品にこれでもかと落とし込んでいるので、平面の絵でも、まるで動画を見ているような気分になれるところがあるような気がします。
幸せはフワフワと。
光は眩しく。
郷愁はしっとりと。
◎シャガールの金星検証 Ⅳ ー 乙女座♍️金星と違うと思うこと
ここは箇条書きで。
⚪︎先生の表現方法が自分と合わないから受け入れない
(でも好かれちゃう獅子座♌️金星!?)
⚪︎生活の保障がなくても画家になりたい = 夢やドラマが生きる糧
(そこを外して霞を食べることになるのはちょっと…のー乙女座♍️金星!?)
⚪︎散らかり放題の部屋 …棚の上にはニシンの残りやカビの生えたパンかけら、その隣にはポール・セザンヌとエル・グレコの複製
(意味わかんない。てかカビとかムリ…な乙女座♍️金星!?)
という感じで、やっぱり個人的には獅子座♌️金星に分配!
火の星座らしく、現実的な感覚ではなく、意識の上の感覚が、嬉しい楽しい大好き!センサーになっている気がします。
もちろん、ー金星の位置だけでは、言い切れません。
ただ、シャガールの好きなものを好き!と堂々と言えるところ、それが直接作品に反映されているように、私には思えるのです。
でも、これだけじゃ検証として弱いですよね。
なので次は簡単に、乙女座♍️金星を持つ画家のホロスコープを見てみようと思います。
◎シャガールの金星検証 Ⅴ ーエドガー・ドガのホロスコープ
乙女座♍️の初めの方に金星のあるエドガー・ドガ。
(ちなみに、太陽はシャガールと同じ蟹座♋️です)
金星は乙女座♍️0°37’
踊り子をたくさん描いた画家ですね。
こんな。
「踊り子かわいい〜!好きっ!」というより、その動きの美しさに惹かれていたようです。
(馬も同様の理由で好き)
そして、ドガは踊り子の晴々しい舞台上の絵ではなく、主に舞台裏を描いています。
この頃のバレエダンサーは、金持ちの愛人としての存在でもあったようで、踊り子たちの後ろや値踏みするオヤジの姿もしっかり描かれています。
自分自身の内的現実ではなく、目に見える現実をそのまま描いた作品というのが、地の星座の金星らしいなと思います。
また、ドガの絵画制作に対するこの姿勢。
現実をそのまま観察し、振り分け、絵画という枠の中に並べ直す。
再構成というキーワードが、乙女座♍️金星の要素を感じます。
あとは、こぼれ話として…
恋愛のことです。
乙女座♍️金星の恋愛に関する解説。
恋愛に対して潔癖になりがちということかな?なんて思います。
ドガは、女性には引っ込み思案だったよう。
仲間たちから「あいつら付き合ってるよね」と噂される人がいたようですが、結婚はしていません。生涯独身です。
ドガはその人との関係について、後年に「ひょっとして結婚したかもしれない。でもセックスはしないと思う」と言ったとか!?
きゃー!!プラトニックーーー!!…… なのか??
なんだか、金星いろいろですね。
私としては、シャガールの金星もドガの金星も好きです。
みなさまの金星はどんな感じでしょうか。
自分の金星を知った時、恋愛や趣味の面で、なんで自分はいつもこうなんだ…というところが少し愛おしくなるかもしれませんよ〜。
◎おまけ ー獅子座♌️金星、乙女座♍️金星の画家
⚪︎獅子座♌️金星の画家
→コロー、ウォーホル などー
⚪︎乙女座♍️金星の画家
→ドガ、ミレー、デュシャン、コルビュジェ、モランディ、ムーア など
二つの比較をするなら、同じ写実主義のコローとミレーが面白いと思います。
この本を読むと、その違いがわかりやすいです。
これもいい。こども用なので、図版が大きいです。
※乙女座♍️金星についてが薄い内容になってしまったので、次は乙女座♍️に金星のある画家を紹介したいと思います。
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