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がんに抗う薬、に抗う


中村先生がピンポイントでこのように仰っているのを見て、「ホントそれ!」と思わず書き始める。

乳がんステージⅣの私は、服薬と月に一回の通院時に注射を何本かしている。
持病なのにいつまで経っても然程興味が湧かないので(ぉい)、治療薬の名前が覚えられないし説明も覚束ないので、日本乳癌学会のサイトから引用しま(横着者)

まず、私が行なっている治療は分子標的治療。

分子標的治療とは

がん細胞は,正常細胞と違い際限なく増殖し続けますが,増殖するのに必要な特有の因子があります。これらの因子をねらい撃ちする治療を「分子標的治療」,それに用いられる薬を「分子標的治療薬」といいます。

患者さんのための乳癌診療ガイドライン2019年版

Q50.分子標的治療薬とは,どのような薬ですか。どんな人が治療の対象となりますか。

そして治療薬は以下(出典はいずれも上記と同様デス)

骨転移に使用する分子標的治療薬
デノスマブ(商品名 ランマーク)

デノスマブは骨転移した場所で骨を壊す細胞の働きを弱める効果があります。骨折や痛みの出現のリスクを下げることが認められています。重要な副作用として顎骨壊死があるので,治療開始前に歯科を受診し,必要な歯科治療を行っておくことが必要です。また,低カルシウム血症を防ぐために,カルシウムとビタミンD3とマグネシウムの配合剤(商品名 デノタス)を内服します。

転移・再発乳がんでホルモン療法と併せて使う分子標的治療薬
パルボシクリブ(商品名 イブランス)

パルボシクリブは,腫瘍の増殖に関連する細胞周期を促進する働きをもつCDK4とCDK6を阻害する分子標的治療薬です。ホルモン受容体陽性HER2陰性の転移・再発乳がんに対して,アロマターゼ阻害薬やフルベストラントなどのホルモン療法薬と同時に使うと,ホルモン療法薬だけを使用した治療よりがんの進行を遅らせることができます。最も重要な副作用は好中球減少症であり,定期的な採血によるチェックと適切な薬の減量や休薬が必要となることがあります。そのほか疲労感や脱毛が起こることもあります。

とにかく書いてある単語がよくわからないので、最初のうちはいちいち調べてたんだけど、興味ないわ飽きるわでな…。
まぁなんとなくわかってればいいかなと(テキトー)

乳がんと一口に言っても、各々個人差もあるし同じものなど無いそうで、私の場合はたまたまこれらの薬が合っていた。
患部も小さくなったし、転移も最初に発見されたもの以外は今のところ無い様子。良きかな。

副作用については、正直どれがそれなのかはわからん。
更年期障害のようなホットフラッシュ(発汗)や、汗疹のような全身の皮膚のかぶれ、かゆみ、むくみは、果たして副作用なのか?
(主治医には報告しているがわからんらしい)

そもそも皮膚に関しては、昔からかぶれやすい。
紫外線アレルギーがある。花粉症は無いけど、毛物はかぶれる。
自分の汗でもかぶれる。

柑橘系で一番好きなグレープフルーツが食べられなくなったのは本当に悲しい。

いや何の話だったかな……(定期)

前にも書いたように思うが、私は抗がん剤はノーサンキュー派だ(突然戻る)
ドキュメンタリー番組やそれこそブログなどで、白血病や小児がんの子供たち、様々ながん患者たちががんと死闘を繰り広げるのを目にしてきたけど、あんな辛い思いをしてまで抗がん剤を投与し続けるなんて、私には無理だなと昔から思っていた。

自分がその当事者になった時、一番最初は「それしかないのかな」とも思ったけど、想像してみて、脱毛は受け入れても痛みや吐き気は無理だった。
ずーっと二日酔いが続くのとか考えてみてよ?(例えが酷い)
あの気持ち悪い感じが何日も何日も……うへぇ。
いやいやいやいや。無い無いノシ

きっと途中で「もうコロしてくれ」と願うだろう。

とはいえ、今投与中の薬も抗がん剤の一種である。らしい。
主治医には、「抗がん剤はノーサンキューです」と伝えてあるにも関わらずこのあたりが投薬されている時点で、私は抗がん剤ではないと思っていたので、知りませんでした。まぁこの程度ならいいけどさ……。

たまーに、背骨の下の方の骨んとこが痛むことがある。
この痛みがねー、これまで経験したことないやつで、あー骨んとこにあるがん細胞がウゴウゴしてんだなぁ、と思う。
気味の悪い鈍痛が起こり、稀に痛みで動けなくなることがある。
去年仕事辞めたのはこれのせい。

そういえば最近はちょいちょいあるな。
3月と4月のランマークを打たなかったせいかもしれない。知らんけど。
抜歯したので中止になってたんですよねー。

しかし、中村先生の言うように、30年前と変わらぬ治療をするしかない日本の医療ってどうなんでしょうね。
私の治療薬は割と最近のもので、以前行ってた大学病院では「2年前に日本に入ってきた」と聞いたんだが。

さて。今後私の状態が仮に悪くなったとしても、以上のように、強めの抗がん剤を〜って話になっても当然お断りだ。
治療は痛い時間が長くなければいいと思っている。
しんどいのも痛いのもいやだ。
それをしないと死ぬよと言われたら、甘んじて死を受け入れよう。

ここで何度も言ってきたけど、私は別に長生きしたいわけではない。
例えば明日死んでも別にいいと思ってるくらいには、生に対して頓着しない。

言っておくが、どうでもいいわけではない。
ワンピの最終回は絶対見たいし、今読んでる連載中の小説も漫画も全部最後まで読みきりたいくらいには生きてたい。
と言っても、もしかしたら死んでも見れるのでは?と思っている節はある。
なろうの読みすぎかもしれない笑。

私は死んだ後もネットするぞ!と思ってる(厨二)

画像は3年前にすい臓がんで亡くなった親父殿が入院中、春に一緒に病室で愛でた桜。
このチョイス最高じゃない?と思ってウキウキで持ってったら、誰かとかぶってたんだよね爆。

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