TAVARATさんたちの日常
名入れ、失敗します。
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名入れ、失敗します。

TAVARATさんたちの日常

タバラットでは革製品にはホットスタンプで、金属製品にはレーザーで名入れ刻印サービスを行っています。大変人気を頂いておりまして、嬉しいことにギフトシーズンや記念品のシーズンにはたくさんのご注文を頂きます。

しかし、この名入れの作業・・・・失敗します。

作業にあたるスタッフは作業に十分に慣れています。しかし、それでも、一定の割合で失敗します。人がすることですのでケアレスミスもありますし、革などは素材が個々に微妙に異なる難しさもあります。金属でも表面加工ひとつ、ロットによって厚みが微妙に変化し同じ設定ではうまくいかないこともあります。

この失敗をした商品、その後の刻印の練習に使ったりとしていましたがそれだけでは収まりきらず、なくなく処分することもありました。ですが、大事に作った製品を処分するというのは心苦しいですし、資源を大切にするという観点でもそれはなくしていきたいと考えるようになりました。

そこで、1年ほどまえから名入れを失敗した商品を、販売させて頂くことにしました。当然ですが名入れの失敗品であることがしっかりとわかるようにページに記載し、レーザーの商品であれば刻印の上から■■■■と覆うように追刻印。革はそれをしてもうまく隠れないので失敗した刻印はそのままに、ご理解をいただいたうえでお安く提供をさせて頂いております。

失敗をした部分の上から■■■の刻印
刻印と色を間違えて作業してしまった一例

はじめは「こうした取り組み、受け入れてもらえるのかな?」という不安がありました。批判もあるかもしれない・・・と。

ただ、販売をしてから徐々に認知もいただき、「刻印がはいっててもお安くかえるなら・・・資源も無駄にしなくてよいですしね」といったお声もいただき販売をしてよかったと一安心いたしました。失敗しても売ることができるということで、作業にあたるスタッフの負担も減っております。

ネットショップは自動販売機という表現がされることもあり、そうした側面は否定はしないのですが、一方で実際の現場は意外とアナログな作業で成り立ってもいます。特に当店のような中小企業では自動化できることは限定的で、人がいて、手作業で成り立つことの方が圧倒的に多いのです。

刻印作業ひとつとっても、実際には細かな作業を要し、失敗もたくさんあります。そして失敗が続くとスタッフの負荷にもなるし、資源の無駄にもなります。事業にとってマイナスなことがふえ、「刻印サービスはやめよう」と検討する時期もありました。

しかし刻印の失敗品の販売を企画しスタートさせて、こうして受け入れて頂いたことで、みなが前向きに仕事に取り組めるようになったことを嬉しく思います。お客さまには感謝でいっぱいです。

タバラットの刻印失敗品カートはこちら。不定期ですが、よろしければ時々覗いてみてください。掘り出し物が見つかるかもしれません。

※上記はヤフーショッピング店のサイトとなります。

名入れサービスについてはこちら
https://www.tavarat.jp/f/kokuin


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「まじめを楽しむ」をコンセプトにモノづくりをするメンズ雑貨ブランドTAVARAT(タバラット)のスタッフが、日常生活のなかで感じたことや体験したことを発信していくnoteです。 store : https://www.tavarat.jp