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87.デジタル人材がいない中小企業のためのDX入門

デジタル人材がいなくても、資金がなくてもDXは推進できる!

DXの優れているところは、限界費用がゼロであること。
要は100人でも、1000人でも、かかる費用は同じ。変動費は減り、経営もしやすい。同じ費用で、何倍もの戦略が打てる。効果が見込めることである。

一挙実例(推進策)を記載していきます。

ノーコード(No code)を知る
プログラミング言語などの習得が不要で、デジタル人材でなくても使いこなせるもの。
→ネットで(ノーコード ホームページ作成)で検索すると、7つほどが有名みたいですね。

Webサイト作成のノーコードツールおすすめ7選|選び方や注意点も解説 | 株式会社LIG(リグ)|DX支援・システム開発・Web制作
liginc.co.jp

CMでよく見る「BASE(ネット販売サイト作成ツール)」も類似したもののようだ。これならイメージしやすいかな。

現社員からDX人材を発掘する
→外部委託先に丸投げすると、短期は良いが長期的にお金がかかる。
→外部IT人材を採用すると多額の費用がかかる。
→結果、社内でPCに抵抗ない人。なにより自社の為に頑張ろう。貢献しようとする意識が高い人が賢明である。

分散型、入力即時処理を実践する
経費精算は経理部が全て一括処理しています。。
→ライセンスの関係で処理出来るのは数人限定。その数人がわざわざ代理入力する、なんてことはナンセンス。それは各部門・各人で分散して入力する。これだけで数人の手間は大幅に削減できます。さらに申請フロー(確認作業の短縮)は早くなり、データ集計も瞬時にでき、間違ったらアラートで知らせる。そんなノーコードもあります。

顧客データを蓄積する
日報、顧客販売データ等、日々利用する業務をデジタル化する。従来は個別管理を集約すると全体が把握できる。また他メンバーの動きをみえ、議論が活発化したりする。
web会議室やwebホワイトボードなど、共有ツールは多数あるので積極的に活用する。

他社資源を活用する
部門同士、担当者同士、もっと大きくは業界同士など、同じ目的を持った人材、事業、事柄、モノをシェアリングする。
一から作るよりは楽。志しも同じなのでズレることも無い。一定連携力は必要だが、自社内なら面談設定をする、からすぐにでも始められそうだ。

フィードフォードを意識する
フィードバック(以下FB)の反対言葉。FBは起こった事象に対して対策を打ちます。フィードフォード(以下FF)は予測(予知)して対策を立てます。
例)
怪我をしたから病院に行く(FB)
怪我をしないように予防する(FF)

実例
セコム
当初、門番的な警備が売りの会社。ベタ付きのため、人件費が高騰。「本来の目的は顧客の安心を確保すること」だと再定義。そこで門番的に張り付く→必要な時に駆けつけるスタイルに変えた。これを可能にしたのが「遠方通報監視装置」というセンサーでリスク感知をするということ。(DX)

コマツ
コムトラックスという専用システムにより、管理本部にGPSによる位置情報、エンジンコントローラーやポンプコントローラーの稼働状況、燃料の残量まで分かる。
これにより従来故障したから修理(FB)の状態から、事前に状況察知することで部品の手配をしておく、メンテナンスを前倒しで行うなど、そもそも壊れないようにしている(FF)。

外部委託を活用する
専門性のない社員に任す位なら、外部委託するのも手段の1つ。社員の労力の無駄遣いを無くせること。さらに、専門性のある委託先だからこそ、成果物や結果の品質も高いこと。事業そのもののの品質も上がることもある。

デジタル人材がいなくても、資金がなくてもDXは推進できる!
出来ることから取り組んでいきましょう!


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