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早く、コロナ禍を、終わらそう

入院した家族に会えない。コロナ禍だから。
だけどコロナではないから、危篤のときは家族のみ会えるという。

つまり次に会えるのは、退院時か、危篤時ということ。他県の者は、たとえ近親者でも、コロナ陰性でも、そもそも病院に入ることすらできない。

これがコロナ禍か、と愕然とする。

着替えなどは看護師さんに渡す。考えようによっては、家族が24時間つきっきりでいるよりは楽だとも言える。家の仕事にも手をつけることができる。――実際はパニック状態で挙動がおかしなことになっているが。
それに看護師さんも仕事が増えて大変なはずだ。

コロナ患者じゃなくても、コロナ禍だから、家族に会うこともできない。不要不急じゃない、緊急時だとしても、コロナにはこっちの事情なんて関係ない。親は高齢、私も姉も持病あり。細心の注意を払って感染を避けなきゃならない人たちばかり。

会いたい、会えない、会わない方がいい、迷惑かけたくない、後悔したくない……グルグル回る。

何を選択したとて、必ず何か、誰か、後悔が残る。――これがコロナ禍だ。

日本中、一致団結して、本気になって、ガッ‼︎と一気に終わらすことはできないのか。
わからない。
何をどうすべきか、わからない。
コロナ禍だからこんなことになる。

早くコロナ禍を終わらそう。
早く、コロナ禍を、終わらそう。

早く。早く。

早く。


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