『世界最強記憶術 場所法』を読んで
こんばんは。
前回の投稿から時間が空いてしまいました。。
今回は、メモリースポーツ元日本チャンピオンの平田直也さんの著書
「世界最強記憶術 場所法」
を紹介したいと思います。
テレビなどで見る記憶力の達人も、この記憶術を使っています。
しかもそれは生まれ持った特殊能力ではなく、後天的に身に着けられる能力です。
記憶術というのは、脳の仕組みを活用した理論に基づく再現性のあるメソッド。
中でも、この『場所法』が、世界最強の記憶術と平田さんは言います。
また、日本トップクラスの選手を始め、世界チャンピオンのアレックス・ミシュラン氏も場所法を使っていると告白しています。
早速本の中身に触れたいと思います。
2500年前から使われてきた最古の記憶術
場所法は、「記憶の宮殿」「ジャーニー法」「プレイス法」とも呼ばれ、
ローマ時代の雄弁家の間でも使われている、歴史的な裏付けのあるワザです。
場所法を生み出したシモニデスのエピソードが紹介されています。
この場所法を端的に表すと、「新たに覚えたいものを、あらかじめ自分で決めておいた『場所』に存在するとイメージを作ることによって、順番を覚える方法」となります。
場所法のやり方
STEP0:場所を作る
場所法では、まず家やオフィスといった身近な場所をあらかじめ用意する必要があります。
最初は住んでいる家を使うのがおすすめで、具体例として次のようなワンルームの間取りをイメージします。
「学校」「図書館」「家」といった場所のことを、場所法では『ルート』と呼びます。
ルートを決めたら、その中に具体的な場所(『プレイス』)を設定していきます。
まずは、玄関や、ベット、本棚など10個のプレイスを設定します。
ただし、このプレイスはたどる順番が重要で、ここでは「場所を上空から見た時の時計回り」とします。
自分が実際にそのルートの中にいて、プレイスを順番に歩いてたどり、目の前のプレイスを眺めているイメージをします。
目をつぶって、10プレイスまで順番にたどることができれば、場所を設定できたことになります。
STEP1:プレイスに覚えたいものをおいていく
上記の単語を具体的な3次元のイメージに変換し、その単語が対応するプレイスに存在すると妄想をします。
1番目の単語では、玄関のドアに大きくて丸いボールが張り付いているという様子をイメージします。
あり得ないくらいの大きさのボールをイメージすることで、感情が動き、ちより記憶に残りやすくなります。
コツは、めちゃくちゃ大きくするか、めちゃくちゃ多くすることです。
次に2プレイス目に、大量の「教科書」を置きます。
これを繰り返し、単語をプレイスに置いていきます。
STEP2:プレイスを順番にたどり、覚えたものを取り出す
覚えるために使ったルートを1プレイス目から順番にイメージして、そこにある単語を答えていきます。
玄関をイメージすると、大きなボールがドアに張り付いているのが見えます。
次に2プレイス目に行って、教科書を思い出す。
これを10プレイスまで繰り返します。
日常生活での活用例
場所法は、数字をイメージに変換することで、次のような場面で大いに活用できます。
数字のイメージへの変換は例えば、以下の要領です。
銀行の口座番号を覚える
電話番号を覚える
クレジットカードの番号を覚える
誕生日を覚える
買い物リストを覚える
料理レシピを覚える
さいごに
いかがでしょうか。
記憶力が低いことで有名な私も、試しにやってみたところ、20個くらいの単語はかなりのスピードで覚えることができました。
『記憶術』という響きから、かなり複雑で理解不能なテクニックかと最初は想像していましたが、
やり方はシンプルで、誰でも活用できるワザだと思いました。
それにしても、このようなユニークな世界があることに、驚きました。
本書には、さらに多くのものを記憶できる『2 in 1』法、人の名前を覚える『タグ付け』法なども紹介されています。
興味がある方は、ぜひご一読あれ!
ではまた!
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