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SNSクエストX 目覚めし五つの極意 オンライン

[更新履歴]
3/27 16:30 校了・Xに投稿
誤記・表現は適宜修正
3/28 13:30 結論を先頭に
3/28 19:30 「(4-5) SNSでピアサポート」を追記

目覚めし五つの極意(結論)

SNSの自分の極意は以下の五つ。

  1. 1対多数に見えて、本質は1対1

  2. 利用者は、信頼でき気軽にやりとりできる仲間を求めている(例えばピアサポート)

  3. 誠実に対応するのがベスト

  4. 投稿内容&拡散範囲は自制心でコントロール

  5. SNSは繋がるキッカケに過ぎず、自分から繋がりの太さを変えていく(DM等)


(1) はじめに

 タイトルは某オンラインゲームのオマージュです。オンラインゲーム経由で勇者仲間の友達できました。
 この記事は直近半年間、SNSの1つであるツイッター(2023年7月に「X」に改称)の使用経験から学んだことをまとめています。
 2009年、初めて買ったiPhoneに「とりあえずTwitter」でアプリ入れて、アカウント作りました。公式情報の入手や友達の投稿を見るのに使ってたけど、発信は…何書いていいのか分からんかった。
 周りは皆反対派。「時間の無駄」とか「人のご飯を見て何が楽しいの?」とか。その感想はごもっとも。でも、使っていないのに結論付けるのは早計では?とも思ってた。

(2) SNSってなんだ

(2-1) SNSはITツール

 SNSは新しいITツールの1つに過ぎない。上手く使えばいいだけ。自分が使い込んでいないから良く分からなかったけど、退職していろんな制限が無くなり、時間ができたから、発信もしながら考えた。
 検討して得た知見は、子世代のICT教育に活用できるかも。
 使い方なんて本人の目的に合わせるのが鉄則。少なくとも「自分はこう使いたい」を徹底していけばいい。誰かに気を使うのは間違っているハズの自己責任。
 そして当然リスクもある。僕のリスクは個人情報を使われて本人・家族を攻撃されること…過度なストレスは正直耐えられない。あと、会社などが使用禁止している場合がある。
 そして、目的とリスクのバランスを取ることが重要で、これがかなり難しい。教育の視点で考えると、ポイントは「自制心」。ゲームもスマホも恋愛も酒も、結局「自制心」に辿り着く。心を磨き、優先順位は自分で考えよう。

(2-2) SNSの特徴

 SNSの特徴はいろいろ検討されていて、例えば、以下の通り。

  1. だれでも発信者になれ、受信者にもなれる

  2. 人間関係が可視化され、情報が拡散されやすい仕掛けがあり、拡散範囲を制御できる仕組み(鍵垢)もある

  3. 受信者の嫉妬と正義感は制御できない

 1.と2.は技術的特徴で、3.は心理的特徴です。
 「拡散範囲が制御できる」といってもオススメ投稿として勝手に表示される仕掛けがあって厄介。
 受信者もいろんな方がいるけれど、嫉妬は男女差があるらしい。男性は仕事や学歴関係由来で、嫉妬と分かりやすい…のは分かるけど、女性の嫉妬は分かりにくいですよと女性陣に教えてもらった。なるほど分からん。こういうのは教えて貰うしかない。対話が大事だね。

(3) 自分はどう使いたい?

(3-1) 自分のSNS目的

 実際に使いながら考えた。考えは変わっていきました。現時点での目的はこんな感じ。

  1. 公式情報を迅速・確実に得る(昔からの使用目的)

  2. リハビリ目的で脳トレ(面白ネタ話考えて披露してワイワイやりたい)

  3. 元気をもらいたい

  4. 気の合う友達を作り、ゆるい繋がりを続けたい

  5. 自分のやりたいことに繋げたい

(3-2) 自分のSNSリスク

自分のSNSリスクを挙げてみると、

  1. 処理能力低下で多くを処理できない

  2. ストレス耐性の低下

  3. 自分や家族への攻撃(特に、次に仕事失ったら厳しい)

(3-3) 目的とリスクのバランス

 処理能力やストレス耐性は使っていくうちに改善すると期待して、主な課題は

受け止め方を予想できないような、意図しない相手が読む可能性がある中で、他の利用者との信頼関係をどう築いていくか

と思われました。そうなると、自分の使用上の注意はこちら、

  1. 議論・政治的主張・不満の吐きだしのような、書いたところで何かに反映されるものではなく、反論・反撃される可能性があるような投稿はしない

  2. 自分が面白いと思っても、誰かを貶めることになるかもしれないセンシティブなところは把握できないので、普段から誠実な対応を心がける

  3. フォロワー数やいいね数を増やすことにこだわらない

  4. 人に見られて困るような情報は、DMや他のツールを使って連絡する

  5. 正義の鉄拳の振り下ろし先になる情報(例えば、氏名や勤務先)は公表しない

(4) 実際に使ってみた

(4-1) 闘病者として使ってみた

 病気になって、Xを使ってみて驚いたのは、若年性脳卒中や脳動静脈奇形のような稀な病気であっても、同じ病気の人と繋がることができること。
 病気を公表している有名人は、世の中に病気のことを知ってもらえるように発信してくれて有難い。
 一般人は基本的に匿名参加で、日常の出来事を発信したり、病気や手続きの情報を交換したり…。患者本人もいれば、支える家族、医療関係者もいる。発症時期も症状の重さも人それぞれで多様だけど、向いている方向は同じ感じがする。
 僕は当初はリハビリ目的でネタ投稿していたけど、使っているうちに、『他の患者は同じ病気と闘っている人たちと気持ちを共有したい、とか、自分の現状を把握したいなどの目的で使っているのではないか』という仮説が浮かんできた(「ピアサポート」というらしい。(4-5) SNSでピアサポートをご参照)。
 同じような病気の人は病院では出会うけど、退院後は周りにいない。そして、ある程度親しくないと言えないような悩みもある。
 そして、使っていくと、他の利用者がどういう人かは、物事に対する姿勢や言葉遣いでなんとなく分かるように思えてくる。

(4-2) オンラインから信頼関係どう作る?

 オンラインゲームだと、チャットでのコミュニケーション以外にも、プレイスタイルのコミュニケーションがあり、オレがオレがと前のめりの人なのか、懸命に支援する人なのか違うし、ピンチにとる行動が合理的なのか、博打的な行動なのかなどで、どういう人か知れる。
 SNSだと基本的に文字といいねボタンしかない。勇者仲間と相談するなどしながら考えを集約していくと、信頼性はコミュニケーションを重ねるしかなく、受け手が経験を積んでいることも必要。例えば、人を馬鹿にしないなどの思いやりのある対応で、誠実に投稿するか等。重要な情報は明かす必要はなく、本筋とは関係ない些細な所にフェイクを入れたっていい(みんな身バレが怖いのは承知の上で使ってる)。
 相手と自分とのやり取りだけじゃなくて、相手と他の人とのやり取りも参考にして、相手の人物像を判断することもできる。

(4-3) 仲間を求めて

 SNSは、興味や課題などの共通した話題があり、信頼でき、気軽に話せる仲間を探すためのツールであるように思う。
 他の人には伝わらないかもしれない中でも、個別のやり取りを繰り返すと、信頼関係は深まるものです。
 例えば、Xで気の合う人を探し、DMや別のツールで交流してるような流れを予想した。
 個人的には、新たなオンライン世界を少しずつ広げています。ドラクエXもSNSクエXも主体的に動く勇気が必要。病気のような強大な課題も勇者仲間と共に乗り越えたい。

(4-4) 連絡ツール

 直接会って話すと信頼関係が深まる可能性高いと思うけど、病気や遠方だと難しい。今は、オンラインのビデオ対話という手段もある。コロナ禍を乗り越えて、ハードルが下がった感じがする。
 ツールは多様で、Zoom(Zoom)、FaceTime(Apple)、Webex(by Cisco)、Teams(Microsoft)、 Meet(Google)等、いろいろあり過ぎる。
 相手に合わせるのが鉄則だけど、使ってみないとよく分からん。徐々に挑戦していきたい。
 あと、今は、連絡ツールと言えばLINEだけど、LINEは本名でやってる人もいるから気軽に誘えない。ディスコードなら名前任意でいけると聞いたので、勇者仲間に協力して貰いながら試してみた。だけど、ディスコードは詐欺に使われたとニュースになったことがあり、評判悪い印象もあって盛り下がっているところ…
 いずれにせよ、いろいろやってみよう。模索中。

(4-5) SNSでピアサポート

 プロい友達に記事を読んで貰ったら、「オンラインでのピアサポートは、ますます重要になってくるね。」って。
 はて?ピアサポートってなんだ?と思って調べたら

同じ苦しみや生きづらさを抱える当事者や経験者が互いを支え合う活動を「ピアサポート(peer support)」と呼びます。
「ピア(peer)」とは英語で“仲間”を意味します。病気や障がいなど同じ苦しみを抱える“仲間”が自身の体験や有益な情報を共有することで、医師や看護師、ソーシャルワーカー、カウンセラーなどの専門家からの援助では足りない部分を補っています。

ピアサポートとは? 広がる“生きづらさ”を抱える者同士の支え合い(ジョブメドレー)

ほんともうズバリこれですよ。やっぱプロの意見を貰うとハッとしてグーだわ。

(5) おわりに

 SNSを使ってみた経験をまとめてみると、自分なりの五つの極意が目覚めてきた。

  1. 1対多数に見えて、本質は1対1

  2. 利用者は、信頼でき気軽にやりとりできる仲間を求めている(例えばピアサポート)

  3. 誠実に対応するのがベスト

  4. 投稿内容&拡散範囲は自制心でコントロール

  5. SNSは繋がるキッカケに過ぎず、自分から繋がりの太さを変えていく(DM等)

 SNSは半年で止めることも考えていたけど、続けようと思います。次は眠れる勇者を導くためにインターネットの大海原に出航しよう。

(ヘッダー画像は、また行きたいノイシュバンシュタイン城@ドイツ, 2007年10月13日撮影)

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