黒_収穫前_垣根_小粒

ワイン用ブドウを考える ~気候編~

 みなさんはじめまして。植野 竜生(うえの たつき)です。あれ?ワインって簡単じゃん!を目指します。是非さらっと読んでってくださいね。
今回のテーマは「ぶどう栽培に適した気候」です。これね、ワインを学ぼうとしたことがある人は一回は ん?ってなると思うんですよ。まとめていきましょう。

まず、一般的に言われてることは?
    
「ぶどう栽培に適した気候」とは。大体共通して言われていることは、
⑴雨が少ない
  当然、適度な水分は必要です。そもそも水分が少なければ光合成能が落ちるから健全な生育に水分は欠かせません。しかし、過剰に水分があると、ブドウは木を育てようとして実に注力してくれません。
さらに、開花以降、結実して以降は実が雨に濡れることで病気になったり、たくさん水分を吸ったブドウは実に水を貯めるので、薄くて質の悪い実になります。これ日本だとネックですね。めっちゃ雨降りますからね。

⑵日照が長く、ある程度温暖
  これも基本です。ブドウは光合成によって栄養をつくるので日光は必須です。十分な日照と十分な暖かさによって光合成が促進され、ブドウは健全に生長します。
しかし、あまりにも気温が高すぎると高温障害が起こり、生長が阻害されます。地球温暖化がキーワードです。過度な日射しもマイナス要因です。何事も適度が一番ってことですね。(身も蓋もない)

⑶昼夜の温度差が大きい
  これはちょっとややこしいです。キーワードは光合成と呼吸。上述してきた通り、光合成によって栄養をいっぱいつくるのが基本なので、日光があり光合成が起こる昼は暖かいのが望ましいです。そして夜になると、ブドウは呼吸します。呼吸は栄養を消費する行為なのでしないほうがいいんですよね。だから寒いほうがいい。ちなみに黒ブドウの着色を考える上でも日照、温度差は大切です。薄い赤ワインてちょっと微妙ですよね。飲みやすいですけど、奥深さがないというか。まぁそれも良さですけどね。品種によるし。

ということでまとめました。この3つは大体みなさん同じことを言いますね。気候ではないですが、日照が確保しやすい斜面、水はけのいい土壌というのもよく聞きます。そのうち詳しく書きたいと思います。
私が今住んでいる山梨や昔住んでいた岡山はブドウ有名ですよね。盆地ですからね〜特に岡山は「晴れの国」なんてキャッチコピーつけてたりします。笑
ま、そのあたりも含めて身近なとこからわかりやすくお伝えしていくつもりです。

はい。以上が前フリになります。最後までお読み頂きありがとうございました。これを基本にして色々と細かいことやらワイナリー独自の工夫やら書いていきたいと思っております。そちらも是非読んでってくださいね🤗

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