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あけましておめでとう

みなさん、明けましておめでとうございます!

ちょうど一年前の今日。

2019年5月1日。

何の日だったか覚えていますか?

そう。

【平成から令和に変わりました!】

令和になりちょうど1年。
というわけで

「明けましておめでとうございます。」

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*令和初日に撮影した写真です。

令和

というわけで、なんとなく「令和」という言葉を振り返ってみたいと思います。

「初春令月、気淑風和」(『万葉集』)

「初春の令月にして、気淑く(きよく)風和らぎ」

という万葉集の一説から採用された「令和」

初めの頃はいろんな論争がありましたね。

「命令の「令」はおかしい!」

とか、そんな声が1番多かった気がします。

さて、そんな令和に込められた意味を考えてみます。
(*安倍総理大臣の言葉などはwebで直ぐに見つかるので、私なりの考えです。)

令和の意味

まず、引用したとされる万葉集の一説。

「初春の令月にして、気淑く(きよく)風和らぎ」

こちらから、「令」と「和」について考察していく。

まず、「令」だ。
元の単語では「令月」である。
「令月」の意味はなんだろうか?
コトバンクから引用してみる。

何事をするにもよい月。めでたい月。「嘉辰(かしん)令月」

これを見て分かるように、「令月」というのはとても素晴らしい「月」なのだ。

また、そもそも「令」というのは「令しい」と書くと「うるわしい」と読む。

「麗しい」とほとんど同じような意味だ。

ちなみに、「御令嬢」の「令」はこの意味。
このように考えると「令」という字が選ばれた理由も見えて来る。

そして、「和」
これは「平和」だ。
シンプル。しかし何より大切なことだろう。

つまり「令和」は「麗しい平和」というようなイメージだろうか。

また、漢文を高校時代にやった人なら分かると思うが、「令」といえば使役だ。

何かをする。させる。
そんなイメージもある。

つまり、「令和」というのは、
「麗しい平和」にしていこう。
そんなメッセージが込められているはずである。

万葉集梅花の歌

そして、出典元となった万葉集の梅花の歌。
当時の福岡の太宰府長官、大伴旅人が主催した「梅花の宴」
にて詠まれた歌である。
(大伴旅人は六歌仙の1人である大伴家持の父親)

さて、この「梅花の宴」。
どのような宴か、というと、要するに花見だ。

梅の花を見ながら、歌を詠もう。
そんな宴だろう。
(ちゃんとは調べてないです。違ったらすみません。)

しかし、ここで疑問が付かないだろうか?
花見というのに、なぜ桜ではなく梅なのか。

実は当時「梅」というのは中国からやってきたばかりの最先端の流行だったのだ。

今でいう、タピオカや、タルゴナコーヒーみたいなものだろう。(←絶対違う)

つまり、流行の最先端の花を愛でて歌を詠もう。
そんな会なのだ。

今風に変えると、タピオカやタルゴナコーヒーもって話そーぜ!
大陸からの最先端に乗っかれて俺たちイケてるぜっ!

そんな感じか。

こうして考えると今も昔も人の考えることは大して変わらない。
親近感すら覚えるかもしれない。

実際、最近は「オンライン飲み会」が流行ったりもしている。
やはり、新しいものが入ってきて、ある程度周りに普及し始めると使いたくなるものなのだ。

一月前までは気にも止めてなかったが、お隣の山田さんが使い始めたと聞いたら使いたくなる。そんな感覚。

令和から一年が経ち、一年前には想像も付かない現在だろう。
きっと来年のことも来年になってみないと分からない。
そんなことしても鬼が笑うだけだ。

男子、三日会わざれば刮目して見よ。

一年どころか三日でも人は大きく変わるものだ。

改めて、自分を見つめ直すのに良いタイミングなのかもしれない。

最後にもう一度

明けましておめでとう。
良い一年にしていこう。

そんなことを静かに想う。




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