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世代間エネルギーの循環

理事として参加させていただいている「釧路町青少年育成協会子ども会」のリーダーサークル総会が、釧路町にある桂地区会館で開催された。
こうした公民館みたいなところって普段は利用する機会が無かったけど、知らないだけで設備もしっかりしていて良い感じ。

高校生以上のシニアメンバーとは面識あるが、小中学生のメンバーは初対面となる。地域の取り組みについてどんなことをしているのか?今回は、小3の長男も同行させてみた。地域のことも、習うより慣れろだ。

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まずは自己紹介から。名前と「最近幸せだと感じたこと」を1人ひとりが話していく。シンプルにこうした学校じゃない場で何かを伝えることって、貴重な機会だし、ゆくゆく子どもたちにとって良い経験になるのだろうけど、全体的に声が小さい印象を受けた。

まぁ、自分も12~13歳の頃ならそうだったかもと思ったが、発生練習みたいな声を出すワークがあっても良いのかも知れないと思った。自分の声を出すことって意外と自信につながるのでは?とか妄想も。

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その後、前回のシニアの課題感を事務局の貴志さんが汲みとり、「ワールドカフェ」という対話方法でコミュニケーションをとる時間がはじまった。テーマは、「コロナで困ったこと。」小学生から中学・高校・大学生、そして20~40代という幅広い世代でテーブルを囲んで話す。こんなことって普段あるだろうか?

個人的には「どうしたら個として、対等に話せるか?」を意識して話してみたけど、これがなかなか難しい。経験がある分、自分のターンで話しがち。
また、大学生だからフォローできる高校生や中学生の会話の周波数やノリとかあるのでは?と思ったり、小学生の純粋な意思表示とは裏腹な中学生の言葉の表現とか。

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印象に残ったのは「文化祭・体育祭が中止になった」、「高体連がなくなった」、「宿題が増えた」などなど、大人の自分には気付かなかった「コロナで困ったこと」が、子どもたちの中でたくさん起こっているということだった。

フィーチャリングした長男も、いつの間にか場の雰囲気に慣れていたようで、段ボールの円卓にもガンガン思ったことや聞いたことを記入していた。

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最後に、マス目の問いに自分が思ったものを書いて埋めていく「ともだちビンゴ」というゲームの中で、「コンビニといえば…」という問いに大体の人はセブンやローソン(自分はセコマ)と記入していたが、長男は「ATM」と記入していた。勿論、最後までそれが埋まることは無かった…笑

改めて振り返ると、こうした世代間のコミュニケーションを楽しめる場があることは、このご時世とても価値のあることじゃないだろうか。
地域の魅力とは、地域で生きる一人ひとりの生き方でもあると思うし、こうしたエネルギーの交流によって、地域が活性していくのだと気付かされる。

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2020.7.18