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心のソーシャルディスタンス

今年は、「もっと地域密着」をテーマに息子が通う小学校のPTAや釧路町の教育委員会とキャリア講座の企画をはじめたり、釧路町青少年育成協会子ども会という会にも参加している。前回の様子はこちら

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子ども会とは、「自分も仲間も大切に、楽しくチャレンジ」 〜失敗を恐れず、自ら進んで考え行動する子〜 そんな子どもを地域で育てていくことを目的とした会で、過去の自分からしたらどちらかというと苦手な場であるが、子どもの存在が大きく自分を変えたことを実感できる場でもある。

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前回、高校生以上のシニアサークルのメンバーが「リーダーサークルの良いところとイマイチなところ」をテーマに話し合い、オンラインで中間会議を行って「年齢層が広いため、世代間の交流が少ないからキャンプなどコミュニケーションアクティビティを行い、課題解決を図る」といった目標を立ち上げた。
この年代から課題解決について考えて実践できる場があるというのは、近い将来必ず役立つと思うし、メンバーにとっても貴重な機会になると思った。

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「リーダーサークルのあるべき姿とは?」についてグループに分かれて協議していく中に混ざり、一人ひとりの意見や話を聞いていると、確かに世代間の交流が少ないような印象を受けた。
高校生や大学生、中には社会人もいる中で、価値観の違うそれぞれの意見を話し合う際に、何か遠慮しているような感じ。
それはどこか「相手を傷付けないような優しさ」であったり、「自分が傷付かない為の発言の放棄」のようにも感じられる場面もあった。

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コロナ禍の今、ソーシャルディスタンスなど物理的な距離感をとることに世間も慣れてきているところだが、コロナよりもっと前から「自分が傷付かない為の心のソーシャルディスタンス」のようなものが子どもたちの環境、または大人たちの中にもあるのかも知れないなと妄想していた。人と人との交流の中にある疑問、それを辿るとどんな人とでも繋がる一体感のようなものがあるのかも知れない。

子どもたちからまた学ばせてもらっている。

2020.7.10