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「この家、動くぞ...」キャンピングカーで行く、道東Vantrip

2020年は、誰もが大変な1年だったと思います。今まで通りの生活から、変わらざるを得ない状況になり、仕事先や学校、プライベートと日々の暮らしの様々なシーンにおいて、ストレスを感じることが多かった1年でもあったのではないでしょうか。

清水家も休校問題や勉強・行事の中止など、子どもたちの影響が色々とあったり、清水自身も仕事の面でリモートやオンライン会議が増えたことに合わせて、この状況下で「何か新しいことをはじめよう」としている人たちと繫がる機会が多かった1年でもあります。

キャンピングカーに乗る、清水家

帯広管内の更別村にあるキャンピングカーレンタルの会社Vantripの高木さんとの出会いもその一つです。FM-JAGAのDJという経歴もあり、看板となるラジオ番組「Vantrip studio」も放送中。ラジオDJとしてメディアを活用したネットワークとキャンピングカーという乗り物を掛け合わせた楽しみ方について話をした際に意気投合。笑
ラジオにも出演させていただき、ローカル情報盛りだくさんでお届けいたしました。


そして、メディア×キャンピングカーの魅力について話した流れで、くしろ地方をキャンピングカーで巡ると、どんな楽しみ方ができるのか?

誰もが憧れる乗り物としてキャンピングカーを挙げる方も多い中、実際に乗ってみないとイメージも湧かないので、今回なんと清水家が乗ってみることになりました!笑

道東と呼ばれる北海道の東側では、移動距離による交通アクセスが課題とされている中で、この乗り物の有効性を考えるとかなり快適に、そして充実した移動&宿泊を楽しめるのでは?

いざいざ、さっそくキャンピングカーの旅へ。

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まずは当日、高木さんご本人に配車して頂き、走行中の注意点や仕様についての説明を受けます。車内は本当、もう家ですね。笑
5~6人は余裕で寝泊まりできるサイズの「レガード」というタイプをお借りしました。

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子どもたちもこの通り、すでにワクワクです。2日間の予定が1日目が都合悪くなり、初日は長男と私で車中泊。
私はワーケーション感覚で車内で仕事をしてみましたが、新しい環境からか実際かなり捗りました。笑
それを考えると場所を問わない仕事をしている方にとっては、本当に夢の乗り物では?と思います。
ちなみに12月頭でしたが、あえて実験的に暖房を切って泊まってみたところ寝袋&毛布で何とか寝れましたが、やっぱりこの時期は暖房着けた方が快適ですね。笑


寄り道だらけの出発

夜が明けて、いよいよキャンピングカーの旅へ。フィールドノートで紹介している「くしろ地方」とは釧路振興局内を指していまして、広いエリアをどう巡るか色々と妄想しましたが、釧路の人には定番かも知れませんが子どもたちを放牧(笑)する為に、先ずは隣の中標津町「夢の森公園」を目指しました。

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釧路湿原国立公園のほとりで暮らす清水家ですが、あえて国道391号を通って行きます。達古武湖や塘路湖といった国立公園内の湖を見ながらドライブできるからで、眺めも最高なんです。道東に暮らす人にとっては、贅沢な生活道路ですよね。

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さっそく出発です。

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標茶町のシラルトロ湖も冬の装いでした。秘境感漂うこの辺りは別荘地もあったりと、実は穴場的な観光スポットかなと思っています。個人的に大好きなポイント。
もうちょっと行ったところにある天然温泉「味幸園」は、道東三大温泉の一つと勝手に認定しております。


途中、釧路川をまたぐ五十石橋のたもとで釣りをすることに。

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ここ最近、長男がとにかく「釣りキチ」でして、気軽に釣りを楽しめるのも道東の魅力ですね。(自然に遊んでもらう時は必ずゴミを持ち帰りましょうね)
キャンピングカーも荷台が広く、釣り竿や自転車などもガンガン載せれて収納力が高いのも良いですね。

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釣果は無くとも、家族で外に繰り出して遊ぶ時間を少しでも楽しみたいのが道東人の気質では?と思います。冬は激寒なのでアクティビティも色々ありますが、出不精気味になりますよね。(うちだけ?笑)

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次男坊も釣りをやりたいのか、この表情。「GO!GO!TRANSPORT」と、どうやら催促されているようです。

先を急ごう。

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では、改めて出発。この時点でキャンピングカーは「動く家」だなと感じました。まるで「どこでもドア」のように、目的地から目的地へと暖かい車内でヌクヌクと移動しながら家族の時間を過ごせる。なんて最高なんだ。

隣町の子どもの楽園へ

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基本、清水は寄り道が大好きでして。途中、絶景の展望台で知られる「開陽台」へ立ち寄りました。道東だと、この太陽の傾きで14時頃なんですよね。冬は、日の高いうちに外遊びをすることをオススメします。ワカサギ釣りやスノーシュー、真冬のカヌーもオススメですよ。腕利きのネイチャーガイドさんも取材したことがあるので、「楽しいアクティビティ、どう選べばいいか分からない!」といった方も清水までご連絡いただければご紹介いたします。

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寄り道ついでにハイ、チーズ。

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久々に来ましたが、最高の景色でした。駐車場も広くキャンピングカーでも全然余裕で駐車でき、自動販売機とトイレもあったので夜景や星空観測なんかも最高ですね。寒くなれば快適居住空間があるので、温かい飲み物でも飲んで長居できそうです。

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長男も絶景にロマンを感じて、キメのポーズ。遠くには国後島も見えます。景色の素晴らしさに長居してしまいましたが、目的地「夢の森公園」へ到着。待ちに待った子どもたちの放牧タイムです。

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夢の森公園を後にして、次の目的地は弟子屈町川湯温泉へ。

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なんとこの道中に、いきなりUFOを家族全員で目撃することに!笑


北海道道885号養老牛虹別線を走行中に、弟子屈方面の空に2つの浮遊する発行体を家族で見つけて盛り上がりました。笑

そして、弟子屈町のスーパーで食材をゲットし、夫婦の楽しみである温泉にどっぷりと浸かる為、川湯温泉へと向かいます。

川湯温泉で夢の中へ

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さて、すっかり夜になり、夕食前にお風呂に入ることにしました。お湯は、欣喜湯さんで日帰り温泉で利用させていただきました。
入浴時間 は、13:00〜21:00まで。
入浴料は、大人700円・小学生500円・幼児300円となっております。

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実は清水、一瞬でしたが「川湯第一ホテル 忍冬(すいかずら)」でフロントをやっていたことがありまして(約10年前...)、毎日川湯の温泉に入っていたことがあるのですが、それはそれは最高な毎日でした…
色々な意味で激熱の「川湯公衆浴場」も最高温泉の一つですね。
年々、川湯の温泉宿も減少してきていますが、同じエリアでも立地が変わるだけで泉質にも変化がみられるので、湯めぐりなんかも楽しめるんですよね。

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夕食は川湯エコミュージアムセンターのライトアップを見ながら、ガスコンロ一つで出来ちゃう小さな鍋を調理。いつでもどこでも、食事や休憩がとれるのがキャンピングカーの魅力ですね。
立ち寄りたいお店もたくさんある弟子屈町。フィールドノートのWEBサイトでも色々とご紹介してるので是非、参考にしていただけたらと思います。

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体も温まったところで、次の日に備えて早めに休むことにしました。道の駅を目指していましたが、清水が究極に眠たくなり使い物にならず...笑
トイレチェックで立ち寄った「川湯温泉駅」のトイレが綺麗だったので、こちらで仮眠をとることに。
ここも足湯があったり、自動販売機があったりと、長居できるスポットですね。日中は、美味しいパン屋さんやカフェ、レストランもあるので最高です。

ちなみに眠る時は、車内の暖房を強めにしてからエンジンを切り、寝ている間はヒーターを使用していたのでぐっすりでした。清水家は5人家族ですが、今回のキャンピングカーだと、あと大人2人は乗り込めるほどの余裕がありましたね。本当に凄い乗り物。

夜明けと感動的な朝を家族と

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冬の早朝は空気がピン(真冬はキンキン)と張りつめていて、背筋が伸びる感じがとても好きです。
冬の硫黄山も風情がありますね。(今年は雪が少ないです)
まるで、どこか違う惑星に来たような妄想も楽しめます。

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目覚めてすぐに、外の風景を楽しめるのもキャンピングカーならでは。川湯温泉街を抜けて、屈斜路湖で新鮮な朝の空気をいただきます。
早起きの長男と一緒に見た「藻琴山」が、朝日に照らされて素晴らしい景色でした。「夢の中みたい~」と興奮気味の長男。釣りをやろうと誘われましたが、またの機会にと先を急ぎました。笑

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途中、砂湯のトイレもチェック。こちらのトイレも綺麗で広く、駐車スペースも広いので季節を問わずキャンピングカーの拠点として活用できそうです。小さい子連れには嬉しいオムツ替え専用の台もあったり、こうしたところまで配慮している弟子屈町は流石だなと思いました。

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更に進むと、無料の天然温泉で知られるコタン温泉があります。早朝で誰もいなく入りたい気持ちも山々でしたが、今回の目的「美幌峠で朝日を家族でみる」というミッションの為、先を急ぎます。もうこの時点でとっくに日は登っているのですがね...笑

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ハクチョウたちと、この近さで温泉を楽しめるという全国的にも有名なスポットですね。

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温泉の湯気と外気と朝日がミックスされて、幻想的な景色でした。

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そして、いよいよ美幌峠へ。この時期は木々の葉も枯れ落ちているので、遠くまで景色が見通せて眺めが一望できます。地形も見渡せるので、夏と違った自然の表情を楽しめますね。

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到着、と同時にトイレチェック!笑

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こちらのトイレも素晴らしく綺麗でした。24時間使用できて、自動販売機もあり、美幌峠で星空を見ながら過ごす夜も最高ですね。次は力尽きる前にここに辿り着きたい...笑

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そして、絶景。

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絶景。

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&絶景。

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言葉では言い表せないくらいのスケール感と大自然の造形美。こんな土地で暮らせていることに改めて感謝しました。この日は奇跡的に風も全然なく、家族で絶景を楽しむことが出来ました。ありがとう北海道。

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逆光で神々しい写真ですが、次男に鼻水をつけられて酷い表情をしている清水の図。

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鼻たれ小僧の次男坊もご機嫌です。

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このキャンピングカーの旅はきっと、子どもたちの心に深く残ったと思います。

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ちなみにこちらの「道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠」は、朝9時からオープンしていて、名物の「いもだんご」や「あげいも」も朝から食べられます。冬にこのアツアツご当地フードは、最高にありがた旨い...

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車内は常にリラックスタイム。「長い道のりの中、シートをフラットにして移動しながら休憩出来るのがとても良かった!」と奥さんもお気に入りの様子。長旅でも疲れることなく、場所を問わず車内はいつでもプライベートスペース。密なども気にせずどこへでも行けて、道東のフィールドとの相性は間違いなく良いですね。

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帰りの道中もヌクヌクと温まりながら、自宅に到着するギリギリまでダラダラ過ごしました。笑
写真は、氷結していく塘路湖。
冬本番の北海道くしろ地方ですが、家族の一体感がギュッと増す快適な移動居住空間「キャンピングカー」で週末の道東をTripしてみませんか?

もっと詳しい話やキャンピングカーを利用したワーケーション、週末Tripのローカル情報などあれば清水までご連絡ください。