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外国人と共に働ける機会を提供し続ける為の火を絶やさない

外国人領域で事業をしているワンテラスの石中達也と申します。「世界中どこであっても、自分らしい居場所を創る。居場所創りで世界一になる」というビジョンのもと、教育・留学・就労を世界中の多くの人がもっと便利に、自由に、当たり前な機会として提供されるように、機会の均等化を成し遂げていき、人々が自身の本来持つエネルギーや能力を活かせる居場所を創ることで、社会の永続した平和・繁栄に貢献していきたいと思って事業をしています。

そんな外国人領域ですが、新型コロナの影響を受けている業界の1つで、業界的には継続・発展していけるのかがとても不安視されています。
事実、多くの知り合い、関係者で事業撤退を余儀なくされた方々も多いです。

今回もし外国人領域に関わる方々で、やりたいけど、今会社の状況的に難しいと思って諦めようとしている方、一度諦めてしまった方などいれば、ぜひその気持ちの火種を絶やさずに、一度カジュアルにお話しさせてもらえればと思っています。また業界関係者の中でももし出来ることがあれば、お互いの良さを補い合いながら継続・発展し続けられるようにしていきたいと思いますので、何かあればお話しください。

更に、今後会社をガンガン伸ばしていきたい経営者の方でグローバルや視野やフラットな視野をお持ちの方はぜひ外国人領域で力になれるかと思いますのでお気軽にお声掛けください。

今私たちが現状取り組んでいる領域は、外国人の方が日本へ就職や留学を行う上で、外国人側、受入側双方にとって、様々な負がありますので、そういった問題を1つずつ解決しています。(どこで何を、なんの為にしているのかは後ほど説明します。)

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事業スタートのきっかけ

前職の関係で東南アジアをベトナムに2016年7月に初めて行った際に、Facebookページでベトナムに行くことを伝えると「ベトナムを案内してあげるよ!」と5名の方が声を掛けてくれました。深夜2時に空港ついた際に迎えにきてくれた人もいました。
ベトナム滞在中に、ベトナムの方の親切さと、日本に行きたいが機会が無いことを知りました。特に印象に残っていることは、ベトナムの日本語学校を運営していたチュン校長から、「日本語を教えている理由は日本人は戦後世界から尊敬されている。それは人を助ける精神があるからだと。ベトナムは途上国だが、世界から尊敬されるようになって欲しいので、日本語を通じて日本人の考え方を教えている。ただ、私はベトナム人だから日本語を教えても留学や就職先をなかなか紹介できないし、どこが良いかわからない。達也さんは日本人なので、出口を見極めて作って欲しい」と言われたことでした。

1週間の滞在中に同じようなことを5人に言われて、自分の天命ではないかと本気で思いました。また彼らが日本に行きづらい理由に、日本就職を希望する場合に、就職斡旋を行う会社へ、日本へ行く手続き費用として最大80万円ブローカーに取られていること、そこを経由しないと情報がなく、難しいことが分かりました。

日本に一時帰国しましたが、ある日本語学校でベトナム人留学生から授業料を徴収した後退学させたり、低賃金で働かせたりする企業がいることが分かりました。海外の方が努力して、家族と離れて日本に夢を持ってきているのに、日本を尊敬してくれているのに、情報の不透明性からお金を搾取されたり、不当な扱いを受けている事実を知り、言い難い憤りを感じました。

今後海外の方に日本は助けてもらわないといけないことも沢山あり、一緒に事業や世界を変えていく仲間になるのに、このようなことをしていては日本に誰も来たくなくなり、子供や孫の世代に、生きづらい世の中になると想い、情報の透明性を高めて、日本をきっかけに今後より世界で活躍できる方を増やしたいと思い、今の事業をスタートし、2016年8月に会社を退社し、9月からベトナムに行きました。

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※左側が日本語学校を行っているチュン校長

外国人領域とは?

外国人領域を取り組んでいると言っても、インバウンドですか、など聞かれます。
私たちが取り組んでいる領域は、下記の図の中長期滞在者向けに取り組んでいます。

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従い、留学や就労を目的に日本に来ている方々を対象としています。

ちなみに、日本に中長期滞在するには、(観光客でない場合は)在留カードと呼ばれるものを持っており、その在留資格は種類が多く、内容によって就労できる、できない、また滞在できる期間も変わります。

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私たちが主に取り組んでいる領域は、技術・人文知識・国際業務と呼ばれる、大卒の方もしくは日本での専門学校卒以上の方が日本で就労できる部分を支援しています。一部留学ビザに関わる部分も支援しています。

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そんな外国人領域でも、私たちは、海外から日本にという領域をしています。多くの会社が日本国内に既にいる外国人の方向けに転職、就職、留学支援、アルバイト紹介、不動産紹介などを行っておりますが、私たちは新規に日本に来る方をご支援しています。その背景としては、私たちが仕事の紹介を行っているのが、製造業、建設業、IT業界向けに外国籍の技術者紹介支援を行っています。

その場合に、特に日本の文化、アニメが好きな文系の方が留学生には多いので、日本で理系のエンジニア確保は国内だけでは難しいです。従い、私たちは海外から直接日本に来ていただくことを支援しています。

その分、日本語の問題、ビザの問題、日本に慣れていないなど、多くの面で大変さがあります。日本人の方の紹介を行う方が遥かに労力も掛からず、リスクもなくできる為、大手企業含めて手を入れたくない領域になっているかと思います。

さらに、先程の在留資格ですが、下記の通り就労における受入側にとっても、とてもわかりづらい部分があります。

そのような在留資格(就労ビザ)をしっかりと把握して顧客対応を行うため、社員の教育含めて、日本人紹介よりも難しい部分が多くあります。

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では、現状、どのようなプレイヤーがいて、この状況下でどう変化しているのでしょうか。

外国人領域に関わるプレイヤーの現状

DOC株式会社が提供する【外国人支援企業カオスマップ】からみてみると、
【2020】 

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■人材サービス
総勢94社 ( https://dnus.jp/recruitment )
※2019年12月から42社増加
#人材紹介 #人材派遣 #アルバイト #新卒・第二新卒 #転職・中途 #求人媒体/ メディア #インターン #採用コンサル #採用代行・RPO #特定技能・登録支援機関 #技能実習 #特定活動 #その他人材サービス

■賃貸 / 住宅
総勢13社 ( https://dnus.jp/real-estate )
※2019年12月から4社増加
#不動産賃貸 #社宅 #その他賃貸住宅サービス

■ビザ / 士業
総勢34社 ( https://dnus.jp/visa )
※2019年12月から18社増加
#ビザ申請 #行政書士 #社会保険労務士(社労士) #司法書士・弁護士 #その他士業サービス

■教育 / 語学
総勢41社 ( https://dnus.jp/education-language )
※2019年12月から21社増加
#外国人社員研修 #日本人社員研修 #教育・日本語サービス

■翻訳 / 通訳
総勢28社 ( https://dnus.jp/translation-interpreter )
※2019年12月から17社増加
#翻訳 #通訳

■通信 / SIM
総勢16社 ( https://dnus.jp/internet-sim )
※2019年12月から4社増加
#SIM #WiFi #インターネット #スマートフォン

■外国人受け入れサポート
総勢47社 ( https://dnus.jp/one-support )
※2019年12月から24社増加
#外国人受け入れサポート

■銀行 / 送金
総勢4社 ( https://dnus.jp/banking )
※2019年12月から1社減少
#銀行 #クレジットカード #送金

■その他
総勢9社 ( https://dnus.jp/others )
※2019年12月から5社増加
#その他

【2021】

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▼外国人支援業界の市場動向
【動向①】多くの外国人支援企業が「事業撤退」「事業停止」「倒産・廃業」
コロナによって、多くの外国人支援企業が「事業撤退」「事業停止」「倒産・廃業」をした結果、積極的に事業運営する外国人支援企業の母数がかなりの数減りました。その影響を受け、今回の外国人支援企業カオスマップの掲載数も、前年(2020年)から比較して掲載企業数は、1/4ほどとなりました。

【動向②】提携・統合・協力関係構築の加速
コロナ前までは、ほとんどの外国人支援企業が自社で外国人の採用・定着・活躍をワンストップで提供しようとする試みが多かったのですが、コロナ禍でその姿勢が大きく変化し、現在では、提携・統合・協力関係の構築をする企業が増えました。

上半期だけでも2019年比較で増加しているところが、2021年には1/4になってしまっており、特に人材紹介業に関わる企業の減少はとても多いとのこと。

また、入国制限もあり、新型コロナの状況で日本に留学できない、就労に来れない状況はまだ続いております。

日本における外国人領域における理解

一時期は業界のプレイヤーが増えるなど、盛り上がりを見せていますが、コロナの影響も多く受けています。

以下のように2020年時点では社会的な一手不足からも就労する企業含めて増加傾向にありました。

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しかし、外国人領域が劇的に変化を遂げてきているかと言えば、まだまだ厳しい状況は続いています。特に、日本に来ている外国人を取り巻く、痛ましいニュースはまだまだ数多くあります。


海外の方と働いたり、一緒に過ごした経験があれば、少なくともこのようなことは起きないのではと、自分が相手の立場に立って行動できていればこんな問題はなくなると信じています。

私たちは、海外旅行に行ったり、海外の方と触れ合ったり、色々な経験をしてきたのだと思います。自分の子供の世代には、もっとグローバルになり、インターネットを通じて世界中とより繋がって、移動手段も代わり、身近になっていきます。言語の壁も超えていくと思います。

これからの未来へ


世の中、多くのスタートアップがあります。そして多くの問題を解決しています。

スタートアップとは、日本で年間13万社が新しく会社をスタートしますが、銀行などの借入以外で、外部から資金調達を行って成長をさせようとしている企業は毎年約1800社です。5年以内の生存率は15%と生き残っていくスタートアップは数多くはありません。

韓国のスタートアップというドラマでも主人公は、「交通事故のない世界を創りたい」と自動車業界に挑んでいきます。

多くの夢があり、多くの問題を解決していきます。
多くの企業のチャレンジの中で、私たちにとって、外国人領域で事業を行っており、解決しないといけない問題は多いです。日本における外国人に関する理解も深めないといけないし、そもそも制度含めて複雑なので、簡潔にしていかないといけないし、日本語含めた言語の問題も解決しないといけません。

ただ、外国人と共に働ける機会を提供し続けて、「世界中どこであっても、自分らしい居場所を創る。居場所創りで世界一になる」というビジョンのもと、教育・留学・就労を世界中の多くの人がもっと便利に、自由に、当たり前な機会として提供されるようにしていきたいと思っています。

その中で、地方の製造業や建設業の人手不足の問題を解決し、下記のような日本の課題も解決していきたいと思っています。

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当社は、大変な時期ではありますが、外国人領域を良くしていくために、全力で取り組んでいます。

その為に、応援してくれる株主も迎えて、進めています。

具体的には、下記4つの領域で事業を行っています。

■高度外国人財紹介事業
■オンライン日本語教育事業
■外国人雇用支援事業
■留学活動支援事業

その中で、銀行や株主や協力してくださる企業と共に、この領域を少しずつ変えていけるように取り組んでいます。

そして、海外の方と一緒に働くことが当たり前になるよう、そんなサービスに昇華していきながら、より世界を身近にしていきたいと思います。

もし、どこかでこの領域を取り組んでいきたい、そう思っている方々がいた場合はぜひ一度お気軽にお声掛けください。(tatsuya.ishinaka@oneterrace.jp)
新卒も募集中ですので、お待ちしています。
心の中の火が続いていけるように、力を貸してください!

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キングダムのように、火を絶やさずに、色んな方々とチャレンジし続けていきたいと思います!ぜひお待ちしています!




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