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不安の海に黄昏て

不安の海に黄昏れて
私は今日も生きている

いつも何処からかやってくる心の不安
そんな不安に浸りながら、眺めながら
今日という日を生きている

その不安とやらは
大きい時もあれば、小さい時もある

まるで海の表面にある
波のようだ

しかし、荒れた波の中を潜って見れば
比較的穏やかである

また、波の表面を波乗りすれば
ちょっとした遊びになる

さらに言えば
少し離れた山の上から眺めれば
ただの自然であり、景色である

決して自らに災害をもたらすことはない

不安の対処もこれに似ている

不安も日によっては荒れることもあり
大きい日もあり、小さい日もある

しかし、不安の中を観察しようと潜り込めば
比較的穏やかであり、不安の正体が把握できるだろう

また、不安の上を波乗りしようとすれば
不安な時の体の身のこなし方が分かるだろう

不安を遠くから眺めて見れば
その不安自体に飲み込まれることはなく
全体像も把握できるだろう

不安を否定せずに
不安を消そうとせずに
ただ、そこに有るものとして理解してみる

それが不安の対処が上手になる
大事な要素なのかもしれない

私達は理解できたものにはあまり恐怖を感じない

しかし、不安を恐れ
目を閉じ、耳を塞ぎ
拒絶すれば

それはどのような不安で
何処からやってきたのか
そして、どのように対処すればいいのかも分からず

自分の不安を理解することもできないだろう

不安も自然である
ただ、そこに有るものとして理解してみる

それが自分の中に現れる不安の対処を上達させてくれる

波が全く無い海に寂しさを感じるように
不安が全く無い世界にも寂しさを感じるだろう

波も不安もそれら以外も
すべて自然であると捉えて
ただぼんやりと眺めてみる

宜しければ、サポートをよろしくお願いします! 今後、クリエイターとしての活動に役立てたいと思います。