私は私のままで生きることにした
💡ポイント
他人と比べない
数字を気にしない
自分の評価を大切にする
何者かになろうとしない
自分の幸せに関心を持つ
全ての人に優しくしないでいい
しんどいと言う
自分で選択する
📕この本は
自分から惨めにならない方法を教えてくれる本である。
📕SNSで他人の華やかな生活をのぞき見ないこと
惨めになる最もお手軽で効果的にな方法が、SNSで他人の華やかな生活をのぞき見て自分と比べることである。
そして、自分の方が勝っていたとしても誰かと比べた時点で不幸を感じてしまっているのだ。
つまり、比べるという行為自体が幸せを遠ざける根本の原因になる。
実際にSNSは絶えず私たちの注意を引いてきて、悪いニュースやセレブな生活を脳に流し込んでくる。そして、好奇心でつい見てしまうのだ。
この本には「その好奇心を満たすために『惨めさ』という代償を支払っている」と書かれている。
📕できるだけ数字を気にせずに生きる
年齢、年収、身長、偏差値、フォロワー数、体重、資産額、売り上げ、再生数など、私たちは何から何まで数字に置き換えるのが好きで、その数字を知ると他の誰かよりも上なのか下なのか気になってしまう。
このように数字が出た段階で誰かと自分を比べることになるため惨めになりやすいという。
逆に人の優しさ、自分の好きなこと、没頭できること、人への思いやりなど数字で測れない。このように比べられないものの中に自分の幸せや大事なことが隠れていることが多い。
そのためこの本では「人生から数字を消そう」と言っている。
📕他人の評価より自分の評価を大事にする
自分が良いと思うことよりも他人が良いと思うことを優先していると疲れやすくなって心が壊れてしまう。
それは自分はこれが好きだけど、周りが評価しないからやめとこうとか、他人に合わせたつもりなのにあんまり褒めてくれないと辛くなるから。
だから、この本ではコロコロ変わる他人の評価を追い求めるのではなく、自分の評価、つまり自分で自分に対して「いいね」と思える行動を積み重ねていくことが大事であると言っている。
📕自分以外の何者かになろうとしないこと
何者かになろうとするのは、今の自分はダメだという自己否定になる。
自分は自分であるのだから、周りに憧れるのではなく、自分に与えられた小さな才能をよく理解し、その才能を発揮できる職業を選ぶことが大切になる。
📕誰かの決めた幸せではなく自分の幸せに関心を持つ
世間の決めた幸せが自分にとっての幸せとは限らない。
大事なのは周りが決めた幸せを追い求めるのではなく、自分にとっての幸せは何を知って、それを追い求めていくことだという。
人それぞれ自分にとっての幸せがあり、それを知ることが大事である。
著者によると多くの人は幸せになりたいと口では言うものの自分が何に幸せを感じるのかをそれほど把握していないと言う。
そのため著者は『幸福手帳』というものを作り、自分が幸せを感じた時にどういう行動で自分が幸せを感じたのかを書き留めるようにした。そのようにしていれば落ち込んだ時、疲れている時もすぐに復活しやすくなる。
📕意地悪な相手にやさしくする必要はない
人間関係で惨めになる時というのは、意地悪な相手や自分のことを尊重してくれない相手に黙って頭を下げたり、媚びたりする時だからだ。
会社の立場として媚びることをやめれない場合は、プライベートの時だけでも自分に素直になるべきである。
📕しんどいときには、しんどいと言おう
しんどいときにしんどくないふりをして、自分の感情を誤魔化していると段々と自分に対する感覚が鈍くなるし、知らず知らずのうちに自分を限界の限界まで追い込んでいくことになる。
シンプルにしんどいときには、しんどいと言って駄々をこねるのが良い。
どうしても頼る人がいない場合は、日記が良い。
日々の不満や考えていることなど日々自分の頭の中に溜まっていく思考や感情を日記に吐き出していくだけで心がスッキリする。
📕何事も自分で選択すること
自分で選択していないと自分の人生をコントロールしている感覚が得られない。
誰かの選択で失敗した際に、どうしても誰かのせいにしてしまう。
そうならないためにも、自分の経験や自分の心などを信じて何事も自分で決めることが大事である。
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