パリ・ミラノ経験者に話を聞く
僕が今所属しているモデル事務所に、以前ミラノのコレクションを歩いた方（メンズモデル）がいらっしゃいます。一度だけウォーキングレッスンでお会いしたことがある程度ですが、さすが雰囲気のある方で今回のオーディションで合格したらお話を伺いたいと思っていたのでした。
世界のオザワと飲む
「世界のオザワ」と呼ばれる理由
所属している他のモデルさんたちから「世界のオザワ」と呼ばれる彼は、僕より2歳ほど年下。ただ、キャリアは25年以上ということで大先輩！なぜみんなから「世界のオザワ」と呼ばれているのか不思議に思ったので、初めてお会いした時にちょっとした会話で「ミラノで歩いたことがある」「ミラノの事務所と契約している」というお話が出たんですよね。「なるほどそれで！」と理解しました 笑。その夜妻に「今日世界のオザワさんと会ってん！」みたいな会話をしたのを覚えています。
飲むことになった流れ
彼とはインスタでつながっていて、先日のオーディション合格の件も知られてて、DMで「ところで、パリでウォーキングってどういうことですか？」とご連絡いただいたのがきっかけ。僕も世界の状況を知りたかったので「飲みましょう！」という事になったんですね。どんなおしゃれなところで合流するんやろうと思って緊張してたら、待ち合わせ場所として送られてきたのが、「もんじゃ焼き」のお店 笑。世界を股にかけているモデルさんが行きつけのお店ということは、さぞ美味しいのだろうと逆にめちゃ期待。
※実はこのもんじゃ焼きのお店の店主さんに秘密が・・・（後述）。
オザワさんに質問しまくる
その前にDMで送られてきた「なぜパリなの？」という話を説明。
「かなり怪しい雰囲気ですけど大丈夫なんですか？」というオザワさん。
僕は、今回のオーディションが怪しくないと断言できる点を説明し、「まぁそれなら大丈夫そうですね」というふうに理解していただけて安心しました。
で、今度はこちらのターン。
海外の事務所にはいくつ所属しているのか。
→ ミラノと台北。国内は東京と神戸で東京がマザー事務所。
※「マザー」とは主たる事務所でモデルの代わりに営業活動並びに事務処理などを一手に引き受けてくれる事務所のこと。どうやって海外事務所に所属できるようになったのか。
→ ミラノはミラノコレクションが始まる一ヶ月前に現地に入って直接事務所を訪問した。台北は自分が書いていたブログきっかけで事務所側からオファーあり、契約に至った。これはすべてオンラインでのやり取り。有名メゾンのランウェイを歩いたきっかけ。
→ ミラノの事務所訪問は結局その時はすべて落とされた。が、現地本社の有名ブランドに直接凸。あるブランドでデザイナーと会って話しができる幸運を得、ランウェイを歩けることになった。このおかげで自分を落とした事務所側が手の平を返したように「うちに所属してくれ！」というオファーが殺到した（珍しいパターンらしい）海外事務所に所属するために注意すべきポイントはなにか。
→ まず綺麗な写真をまとめたブックを作ること！！
これが無いと話にならない。フォーマル、カジュアル、スポーティ、できるだけあらゆるパターンを用意しておくこと。写真については、仕事が決まればそれらの写真から使うのも良いし、最近ではスマホで撮影したものでも綺麗なものなら大丈夫。とにかく写真は重要！！これは、海外に限らず国内でも同じ。オザワさんは、今でも自分でロケハンしてカメラマンに依頼するぐらい、自分の写真にはこだわっているそうだ。
次は英語！！
少なくとも普段の会話ができるだけのスキルは無いと厳しい。
話しかけられて「は？え？？」みたいな顔をしてると「もう君ええわ。帰って」ってなるから。とのこと。実際モデルの仕事で生活できるのか。
→ できる。実はモデルの仕事は夢のある仕事。ただ、東京と関西で比較すると、仕事の数、ギャラともに圧倒的に東京のほうが多い。もちろん仕事内容にもよるが、同じ仕事なら東京のほうが数倍ギャラが良い。
あと、東京は事務所がモデルの負担をできるだけ下げてくれる努力をしてくれるので、モデルは仕事にパフォーマンスを集中できる。
ショックかもしれないが、ランウェイモデルのギャラは安い。
華々しいキャリアを積み上げるため、自分にハクを付けるためと考えたほう良い。それだけで食べることは出来ない。ただ一度歩くと仕事の舞い込み方が一気に上がるのは確か。
他にもたくさん聞きましたけど、まとめるとこんな感じ。
僕的に写真と英語はかなりの課題ありです 汗。
パリに向かうまでにできる限り両方とも引き上げなければ！！
今回も長文お読みくださりありがとうございます！
世界のオザワさんとの飲み会のお話はまだまだ続きます！！
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