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初仕事の話①

今回はモデル事務所に所属して初めていただいた仕事の話をします。
写真は撮影現場近く。


こだわり

モデル事務所に所属した最初は「ファッションの仕事しか受けない」と歩けもしない、かっこいいポーズもできない素人ながらに謎にそんなこだわりを持っていましたので、ドラマのエキストラとかの案件が来たとしてもすべてお断りしていました 苦笑
そのため、演技指導とかのレッスンとかには一切参加することなく、ただひたすらにウォーキングレッスンがあればそこに参加するということをしていました。

初仕事が決まるまで

仕事がない

当たり前ですが、ファッションの仕事、しかも関西圏でメンズとなると相当少ない。僕になんて回ってくる仕事なんてありません。よしんば(使ってみたかった言葉 笑)事務所に依頼があったとしても、そこはヒエラルキーの世界、僕のような素人に毛も生えていない(シャレではない)ような超底辺の登録モデルじゃなくて、実績のある所属モデルを選びますよね。
結果、仕事が全く来ない
ただレッスンに参加するだけという期間を長らく過ごしていました。

てことで、しょーもない「ファッションだけ」というこだわりを一旦捨てることにしました。エキストラの仕事でもWeb広告の仕事でも僕でできることならやろうと。

仕事が来た

今まで無視してきた、ドラマや映画のエキストラの仕事や再現VTRの役者さんのような仕事が意外と多くメールで届いていることに気が付きました。
もう何でもすると決めていたので、スケジュールが合いそうなものはとりあえず片っ端から「いけます!いけますよ!!」みたいな感じでマネージャーに返信してました。

すると、某国営放送の大地震ドキュメンタリードラマのエキストラの仕事が決まりました!ついにギャラが発生する仕事に関わることができると、めっちゃ喜びました。

ただ、僕は演技指導とか受けたことなくて、正直どうなるのか不安もかなりありました 笑

初仕事の現場

大阪・梅田のあるビルに夕方4時に集合、というマネージャーから連絡があり向かうことに。当時の事務所のルールで、家から出る時、現場についた時、仕事が終わった時、家に到着した時にそれぞれ連絡をいれる、というものがありました。初めての仕事でしたから、その連絡も初めて。そこから緊張するという 笑

何もかも初でわけがわからん

現場の集合場所に近づくにつれ、他の事務所から派遣されたエキストラの人達らしい方がわらわらと集まっているのが見えました。僕は何もかもが初めて。かつ、同じ事務所所属の人たちとも初対面というのもあって、とにかくそれらしい人達について行くことにしました。

テレビっぽい

ついていくと、ADさんかな?と思われる若い女性が立っており、点呼をとっていました。僕は「〇〇のかずみです」というと、「2階の部屋でお待ち下さい」とのこと。彼女は動きやすい格好で、ガムテープやインカムやらが上着やデニムにひっかかってて、"うわ~テレビぽいわ〜"って思いました。

待合所となっているところに行くと大きな部屋に数十人すでに集まっていました。中にはベテランさんもいらして、顔なじみ同士おしゃべりしたり、夕食のパンなどを食べてたり、リラックスされてる感じ。他のお仕事なのか、台本を読んでいるような人も居て、"テレビっぽいわ〜"って思いました。

僕も最初こそ緊張していましたが、ちらほら来られる方々の中に同じ事務所から来た方とも合流できて、初対面でしたが安心しました。
そして、ホッとしたついでに前のホワイトボードを見ると
「開始20時予定」
え??今17時何だが?3時間待ち!!??
"テレビっぽいわ〜"

続きは次回。

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