ゲストリスト ルーシーフォーリー
この本は子供の頃に読んだ漫画、金田一少年の事件簿に似ている。
出てくる主要人物全員のそれぞれの過去が漏れなく事件に密接に絡み合ってくる感じというか。昨今の日本のミステリのような緻密で技巧的な伏線回収、とは違う懐かしさすら感じる直球勝負な展開。
シットコム的でそれぞれの人物による心情の変化がテンポよく繰り広げられストーリーに引き摺り込まれるように1日で読んだ。
幼少期に行ったエディンバラの街並みであったり、自身の過ごした中高一貫男子進学校のメンバーで久しぶりに集まったときのバカ騒ぎなど、過ごしてきた過去とのシンクロを少なからず感じたことが、外国の小説ながら、幼少期にドキドキしながら読んだ金田一少年の事件簿を思い出させたのかもしれない。
堂本剛は元気だろうか。
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