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働き方が変わり、「時短勤務」という言葉は本当に無くなるのかも、という話

在宅保育で日中の生産性と精神安定が平常時の2割くらいまで落ちたので朝方に切り替え中です。日中はオンラインMTGに娘が乱入してきたり娘と一緒にトランポリン飛び跳ねたり工作に付き合ったりと、まぁそんな感じです。

新型コロナの影響による社会変化というテーマは様々な方が語っておられるので今更したり顔で語る必要もないかとは思うのですが、総じて感じるのは、「働き方改革」という流れを遥かに超えて、劇的に働き方が変わらざるを得ないんだろうな、ということ。企業に対して、ここまで強烈に変化するインセンティブが働くことは無かったのではと思いつつ、せっかくなので勢いで書き連ねてみました。

オフィスのあり方が変わる

フルリモート化がどこまで進むかは分かりません。(そもそも大前提として、非対面で業務が成り立つ業務が世の中の100%ではないので、この議論自体が社会の2~3割の範疇なのだとは思います。その前提で書き連ねています。)個人的には、対面の場は一定求められるだろうとは思います。オフィスは「常に決まった時間に全員が集まる場」ではなく、「必要に応じて柔軟に集まる」場になるのかもしれません。例えば、顔を合わせた議論をしたいときや、自宅勤務ができない/好まない方が必要に応じて活用するなど。

来客も減るのだろうと思います。そうすると、オフィスに求められる要素は確実に変わってくるのだと思います。立地も変わるかもしれません。10人規模のスタートアップだけでなく、数百人規模の企業でも検討が始まっている事を考えると、それなりに大きな変化にはなりそうです。その分、サテライトオフィスやコワーキング活用の流れが進み、そこにはオンラインMTG用の小規模ブースが沢山置かれているのかもしれません。

プロセス主義から成果主義へ

上司がサボってないか監視したがるとか、チャットコミュニケーションが成り立たない人が浮き彫りになっているとか色々聞きますが、一番残酷なのはサボってる人がいても事業は進捗してるという事実が浮き彫りになったことなんじゃないかと思います。リモートワークでのマネジメントや、チャットやオンラインMTGリテラシーなんてものは今後どんどん研修に組み込まれ新しいビジネスマナーになっていくんじゃないでしょうか。社会の生産性を高めていくので素晴らしいと思います。(ただし「メンションは役職順に並べる」「オンラインMTGは偉い人から退出する」とか言い出す輩は絶対に許さない)

オフィスが不要なコストと見なされたのと同様に、マネジメントのあり方も急速な変化を迎えるのだと思います。KPIからKGIへと評価の軸が移り変わり、「頑張ったで賞」はなくなっていく。メンバーシップからジョブ型へと自然に移行していくのかと思います。オンライン化によって転職活動も簡単になったので、流動性が高まることは想像に難くなく、採用コストへの捉え方も変わらざるを得ないのでしょう。

時短勤務という概念の行く末は?

ここで自分として主張したいことは、時短勤務がハンディキャップとして捉えられる流れも、同時に止まるのでは、ということです。残念ながら、時短は往々にしてハンディキャップとして捉えられていました。仮にフルタイムで働く人と同じ成果を出したとしても、です。

しかし、「オフィスに同じ時間までいてもらわないと困る」と言える状況ではなくなりました。パフォーマンスが可視化され、そもそも通勤時間の短縮によって働く時間も伸ばすことができ、あとは貢献度合いをシンプルに評価する。僕は極めて現実的に起こりうる流れではと思っています。そもそも時短勤務って概念はジョブ型の世界において残っているのか?

もちろん、すべての人にとって好ましい話ではないと理解しています。ただ、時間制約によって評価されず、活躍の機会を失っていた、という方にとってはチャンスなのかもしれない、という話です。ルールが変わる中で、自分がどう価値を発揮していくのか、僕個人としても前向きに考えていきたいと思います。


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とはいえ、在宅保育という状況はやっぱりハードなので、保育園や学校に安心して通わせられる状態には早く戻ってほしいですね。働くママ・パパのみなさん、何よりも自身の心の安定を第一に。

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