TATSUYA SHIRAISHI白石 達也

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TATSUYA SHIRAISHI白石 達也

ユビー(症状から病気チェック https://ubie.app/https://ubiehealth.com / 開業医 https://hnn-clinic.com/ / 病気のQ&A https://ubie.app/byoki_qa

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病院を出た。そして「医療AIスタートアップ」の医師となった。

こんにちは。白石 達也(@dr_white1103)と申します。 2019年3月まで都内の総合病院で循環器内科医(心筋梗塞の患者にカテーテル治療する医者)として働き、4月からAI医療スタートアップUbie株式会社で働いています。 <こんな人に読んでほしい> <アジェンダ> 1.医学は進んでいる心筋梗塞という病気、ご存じでしょうか??この病気がそもそもみつかったのはおよそ100年前。そしてカテーテルやバイパス手術の出現が50年前。そしてステントや薬剤なども進歩し心筋梗塞の

    • パパが、出産から一ヶ月を迎えたので振り返ってみる

      今日は会社の人間とか医者とかではなく、一人の父=男の親として、出産〜一ヶ月を振り返って、これは良かったな、とか辛かったなかを振り返ってみました。 よかったこと奥さんとキャリアについて話をしていたこと どちらかが専業主婦(夫)になるのか?仕事は? 共働きで保育園に通わせるのも大変だが? 色々悩むことは多いですが、僕たちの場合は、お互いのキャリア=仕事人生をどうするか、どう考えるかという比重が大きかったように思います。 ベストの答えはないと思いますが僕たちの場合は以下の本が

      • 「カロリーGPT」を作ってみた

        日頃の食事ってどれくらいのカロリー? どれくらいのタンパク質? 栄養的にほかに食べたほうがいいものある? という悩み、GPTで解決できるのでは・・・・?!と思い作成 結構やるじゃん・・!という出来になりました。 個人的には、アイコンがちょうどいい感じでお気に入りです。 よかったら食事を見直すきっかけにしてみてください。

        • GPTs活用:あいまいな質問でも最適なページが見つけ出せるように

          「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに、医療プラットフォームを提供しているUbie株式会社の医師の白石 達也です。 GPT-4はファイルアップロード機能を備えた事で、データ分析、文書解析を一層容易にしました。 今回は、一般向けの医療情報を提供する「ユビー病気のQ&A」サイトをより使いやすく進化させる一歩として、GPTsを活用して、直感的な質問に対応したページ検索をトライしました。 0. 考えたこと以下のように「ページタイトル」「該当URL」のセットをc

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        病院を出た。そして「医療AIスタートアップ」の医師となった。

          生成AIの力で、プログラミング未経験の私がアプリを作成!2023年まとめ

          「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに、医療プラットフォームを提供しているUbie株式会社の医師の白石 達也です。 2023年、医師の僕にも新たな挑戦が訪れました。それは、生成AIを使ってアプリを作ること。僕にプログラミングの知識はほとんどありませんが、ChatGPTの助けを借りて、思いがけずアプリ開発の世界に足を踏み入れることができました。今回、そんな僕が2023年に作ったアプリ(の一部)を紹介します。 1. 電子カルテーSlack連携くん当院では、

          生成AIの力で、プログラミング未経験の私がアプリを作成!2023年まとめ

          病院をでて、「医療AIスタートアップ」の医師になったその後。

          「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに、医療プラットフォームを提供しているUbie株式会社の医師の白石 達也です。 2019年に病院をでて、Ubie株式会社という医療AIスタートアップに入社した医者です。(Ubieについてはこちら) スタートアップに入社した医師がその後どうなったか、どこかに需要があるかもと思い、振り返ります。 1. 医者として、入社してよかったのか強くYESです。2019年入社当時は「世界中の人々をITの力で適切な医療に案内する」と

          病院をでて、「医療AIスタートアップ」の医師になったその後。

          診察室の会話から、カルテ作成するサービスを作ってみた - AIと医師の共存のヒントを添えて -

          開業医をしつつ、Ubie株式会社で働いてる白石です。 今注目されているChatGPTを使って、「会話音声を要約してカルテを出力する」というサービスを作ってみました。その体験を通して僕が感じたことや得たことを共有できればと思います。 僕自身としてはエンジニアではないですが、ノーコードでアプリを作ったり、参考になるサイトからコピペでGoogleAppScriptを設定した経験があります。 *ちなみに、示し合わせたわけでもないのにほぼ同時に弊社の原瀬がアプリを作ったnote記

          診察室の会話から、カルテ作成するサービスを作ってみた - AIと医師の共存のヒントを添えて -

          ChatGPTへの質問力向上のすすめ〜ワインを添えて〜

          開業医をしつつ、Ubie株式会社で働いてる白石です。 現在、ChatGPTをはじめとするLLM(大規模言語モデル)が話題ですが、その質問の仕方についてPrompt Engineering Guideによくまとまっており、基本となる考え方をについて、備忘録も兼ねて記事を書くことにしました。 また、実践として「晩御飯に相応しいいい感じのワインをChatGPTと選ぶ」ということ例にすすめていきます。 ちなみに「今日の料理にあうワインを教えてください」とするとこのようになります。

          ChatGPTへの質問力向上のすすめ〜ワインを添えて〜

          発熱外来2.0を目指して

          こんにちは、東日本橋内科クリニック院長の白石達也(@dr_white1103)と申します。 コロナの第6波で急速に発熱の患者さんが増えている中、当院で行っている感染対策の工夫について、もしかしてほかの医療従事者の参考いただけるかもしれないと思い、まとめてみることにしました。 こんな人に読んでほしい 発熱外来診療の前提 なるべく感染が疑われる患者さんから感染しないように身を守りながら、診療をする必要があります。 まず通常の外来フローは以下のようになっています。 そして、C

          発熱外来2.0を目指して

          医者の僕が実はベンチャーで新規事業開発している話

          こんにちは、Ubie株式会社の医師の白石達也と申します。 (11月からは業務委託として働いています。) こちらの記事では 「病院など医療機関の経験しかない医師が安心して働けるのか?」 に応えるべくオンボーディング的なことを書きましたが、 今回はヘルステックにはいることでどんなチャンスがありそうなのか?経験がつめそうなのか?という点を少し説明できればと思います。 なんと新規事業開発をしている 一例としてですがここ半年ほどは僕は新規事業開発(0→1とかいいます)に関わらせて

          医者の僕が実はベンチャーで新規事業開発している話

          サステナブルな医療を目指して

          ユビー株式会社 / Ubie Discovery の医師の白石と申します。 AI問診ユビーという、問診を通じて診療をサポートするサービスを開発しています。 医療の課題として、医師の作業が山積みで結果として医師残業時間が過労死レベルであることや、また学ばなければならない医学知見や知識の量が膨れ上がり、個々の医師が勉強・努力することが容易でない状態が挙げられます。 日本はどんどん高齢化がすすみ今までのやり方を続けていくと医療は成り立たない。いわゆる”サステナブル”(=持続可能

          サステナブルな医療を目指して

          病院から出てはいけない?!医師がスタートアップで働けるようになるためにやっている本当のこと

          こんにちは。Ubieの医師の白石 達也(@dr_white1103)と申します。 現在、AI問診ユビーの開発メンバーをしています。 「IT企業の勤務、興味あります」 と言ってくださる医師の方々とお話していると 「でも実際入社してどうするん??う〜んわからないからいけない!」 みたいな方がすごく多いと感じます。 具体的に入社後にやることのイメージがつかないからなのかも。 「でも大丈夫!!」ということで、今日は医師がUbieに入社した後の流れについて書いてみました。なお、現在

          病院から出てはいけない?!医師がスタートアップで働けるようになるためにやっている本当のこと

          AIスタートアップで医師がこの一年にやったこと

          こんにちは。白石 達也(@dr_white1103)と申します。 2019年4月からAI医療スタートアップUbie株式会社で、「世界レベルで医療をよくするぞ!たくさん幸せにするぞ!」ていう気持ちのもと頑張ってます。 (転職のきっかけは前のnoteをぜひご参照ください) お陰様で第3回 日本サービス大賞「厚生労働大臣賞」と「審査員特別賞」を同時受賞させてもらったり、シンガポールに進出したりしています。勢いのある医療ITベンチャーになってきたか?! 医者や、また他の職種の方

          AIスタートアップで医師がこの一年にやったこと

          医者の教育とは? ハワイの病院を見学してみて。

          先日ハワイのクイーンズメディカルセンターでホスピタリストとして働く野木真将先生(ブログ)のシャドイングををさせて頂いたのでまとめました。 <こんな人に読んでほしい> <アジェンダ> 1.概要 見学のきっかけ・目的日付:2019年11月某日 場所:クイーンズメディカル医療センター 見学のきっかけ: 勉強会で野木先生とお会いし、ホスピタリストという働き方について、教育システムについて学ぶことがあるとお聞きした。また友人の結婚式でハワイに行く機会があったので、調整していただ

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