背伸びしよう。実力以上で、戦おう。

新米編集長のためのマガジンということで、同僚のYuhei Suzukiに誘われて登場しました。僕は子育てメディアアプリ「コノビー」の編集長をしています。どうぞよろしくお願いします。

「編集長たるものこうしろ」みたいなことはだれも教えてくれないから、自分たちがより良い編集長であるための学びの場を自ら作った。Yuheiくんのその謙虚さと学習欲と行動力に感銘をうけ、とりあえず筆をとってみました。僕も彼も同い年の29歳。編集長今年で3年目(もう新米というつもりではやってないですが)。一体何が言えるだろう。

確かにメディアが乱立するいまの時代。メディアの数とほぼ同じくらいの編集長がいるんですよね。当然紙媒体などで編集経験をみっちり積んでその座についている方もいらっしゃれば、編集長っつうか編集長以外にスタッフいませんけどwwwみたいなメディアもあるでしょうし。編集の経験が全くなくとも、どちらかというとビジネスサイドのリーダーが編集長の座についているケースだってあるはず。もしくはその全部か、どれでもないか。

何が言いたいかというと、(特にネットメディアの)「編集長」なんてその実、何者かホントよくわかんないし、その人が編集長である役割やそうなった文脈が十人十色である限り、一律で語れることって結構少ないんじゃないかな、と思うんです。

けれども、ここに綴られているYuheiくんのフラストレーションのように、自分が何者かいまいちわからない。でもとにかく目の前の仕事に誇りを持って成果を出していくための、成長の足がかりが欲しい。そういうことって割とあるだろうと思って。だからそういう状況の人と共有しうるものを、僕なりに書きたいなと思いました、今日は。というところです。

ただ、先に告白しておくと、僕はあまり今の立場にフラストレーションがありません。それは上司に言わせれば「いやもっと必死になれよ、、、」という話だと思いますし、こないだなんて昼飯急いで食べ過ぎてそのあと今世紀最大の睡魔が襲ってきたためこりゃダメだと思って13時からのMTGを翌日にリスケしたら新卒1年目の女子社員に「信じられない、社会人として」みたいなことを言われ。そんな調子なので(ストレスが全くないと言ったら嘘ですが)そんなにたまらないんですね。

で、本題ですが。僕が思う、編集長になったらまずすべきこと。

それは、『背伸び』じゃないかなと思います。

編集歴何十年の百戦錬磨のいぶし銀編集長なら話は別かもしれないんですけど、僕らのような "若くて・はじめての" 編集長ならば、就任時点ではほとんどの人が、実力不足です。

その実力不足を、いつまでも一プレーヤーだった時と同じように「じっくりコトコト成長」とかしてたら、自分が抱えている編集スタッフの、そして担当しているメディアの成長は、それ以下のスピードでしか成長しません。それではあまりに遅すぎる。

だから、最初から一気にゲタでも履いて、それでも足りなければ踵も上げて、目一杯背伸びするしかないと思うのです。

すでに僕らは編集長です。あの有名なBRUTUSやVERYやBuzzFeedの編集長と、肩書きは横並びです。そんなそんなと謙遜するのは、読者に対して、スタッフに対して、誠実じゃないと思う。おそれおおくて吐きそうでも、覚悟を決めて、実力以上で堂々と戦う勇気が必要だと思う。なんか、これいま僕自身を激励するつもりで書いてますけど、でも必要なことって、たぶんそういうことじゃないかなと思うのです。いつまでも安易に「教えてください」みたいな姿勢でいないこと。謙虚さを失わないまま、背伸びする。その目線でいることでしか得られない経験って、きっとあるんじゃないかと。そう思います。

※もちろん足りないものは人それぞれなので、文章下手なら頑張って書けばいいし、取材力、企画力、コピー力つけたりとか、人脈広げたりとか、そういう努力は当然必要です。背伸びした分はちゃんと埋めないといけないですので、それは当然やりましょう。w でもそれは、別に編集長じゃなくてもみんなすげー努力して頑張ってると思うんです。なので、そこは地道に頑張るしかないですね。ファイトぼくたち!

ちょっと煮込んでいるカレーの様子が気になって仕方がないので今日はこの辺で失礼します。おいしくできたかな。

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