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父の日に、想うこと。

お久しぶりです。

今日は2020/06/21。父の日ですね。
父の日だったり、母の日だったり、家族のことを想う日は自分が家族に何もできていないなって悲観的になりがちです。笑

父の背中

親父は2年前に還暦を迎えました。しっかり大手企業の山梨支店で尊敬。
もともと兼業農家で普段は会社員、休日、そして平日の朝に農業という生活。考えただけで辛いね。。。。
僕の高校時代も朝練に向かうときには畑に出て収穫作業。
その後仕事をしに会社へ向かう。夜も遅くに帰ってきてって生活。
今でこそ社会人になってその辛さを想像できるけど、当時はそつなくこなす姿に大変そうって感情が湧いてこなかった。
それは単純に、辛さを顔に出さずにひたむきに家族のために働いてくれる父の凄さなんだけど。

そんな父の背中を見て育ってきているからいかに今の自分が不甲斐ない人間なんだろうって考える。
親孝行できているなんて口が裂けても言えない。
本当に尊敬できる。

今は農業だけに専念しているようで毎年収穫時期になると「送ろうか?」って連絡が来る。
ちなみに山梨の名産ももぶどうを育てています!
去年からシャインマスカットにも手を出したようで3年後とかには収穫できるみたい...楽しみ!

家族

大学に入学してからはほとんど家族との時間は取れていない。
高校時代も部活が主体の生活でほとんど家族の時間はなかった。
休日の晩ごはんが揃って顔を合わせる唯一の時間だったかも。

中学や小学校の時は家族旅行なんかも行っていたけど、だんだん無くなっていった。母は寂しそうだったな、「今年はどこか行けるかなー」なんて話してもみんなの休みが合うことがなくて行くにも行けなかったから。

爺ちゃんは僕が小学校2年生の時に亡くなっている。
優しい爺ちゃんだった。なんでも知っていて、戦争も経験していた。
保育園の頃、よく迎えに来てくれて、話をしながら帰っていると、「あ、道間違えちゃったよー!」なんて言ってそのままおもちゃ屋さんに連れてってくれていた。

婆ちゃんは今でも元気でいる。ただ、5年前くらいに脳梗塞で倒れてその後遺症で認知症に。残念ながら僕の名前もしっかり覚えてないから、帰っても婆ちゃんの息子の名前と間違えられる。「たつるだよ〜!」って教えてあげて、「おぉたつるけぇ!ごめんごめん」って言って10分後にはまた間違える。笑
もう慣れっこだけど、最初はそれを目の当たりにして悲しくなったのを覚えている。

3つ上の姉がいるが生まれてから障害を抱えていて声は出せても話せない、歩けない、自力歩行ができない人だった。じっくり話を聞いたことはないが、確か、産まれてくる時にへその緒が絡まって15秒間だか呼吸ができなかったらしい。その時に脳に障害を持った。たった数十秒でその後の人生が大きく変わる。それを姉を通して知った。
小学生くらいの頃は姉が障害者であることを誰にも言えてなかった。
家族で街に出かけると車椅子に乗った姉を見て、僕と同じくらいの歳の子どもたちが不思議そうに見てくる。その同い年くらいの子が「僕より大きいのになんであの人車椅子乗ってるんだろう」て言っているような気がして。その当時は家族で出かけるのが本当は嫌だったのを覚えている。

占い師に、「小さい頃に、家族のことで深い傷を負っているね」って言われた時はそのことかなって思ったりもした。

母の強さ

そんな姉を母は毎日介護しながら生きる。今でもずっと。
今は婆ちゃんも認知症だし、そこのケアもしている。
もちろん老人ホームへも通っていたりはするがそれでも大変な労力だ。
3つ下の弟も小・中学校時代はやたら生意気だったから疲弊していただろうな。休日の昼間に何度もウトウトしている姿を見た。
母は優しいに尽きる。高校時代は朝練があって家を6:15には出る。それまでにお弁当を作ってくれている。毎日だ。忘れたことなんてなかった。部活を終えて帰ると23:00近くなったりもした。それでも待っていてくれる。専業主婦とはいえ、簡単にできることじゃない。本当に感謝しかない。

今日は父の日だけど、母にも心からの感謝を。

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あとどれくらい親の顔を見ていられるだろう

高校卒業と同時に実家を離れて暮らし、かれこれ8年目。
この8年で家族と一緒にいた時間なんて1ヶ月にも満たない時間だ。
実家に帰省するのは基本的には年末年始とお盆の時期とたまにGWくらい。
帰っても1泊のときや2泊くらいしてすぐに戻るから数十日分しか一緒にいれていない。同じ境遇の人はみんなそんなものかな?
山梨に帰ることは今の所考えていないけど、このまま歳を重ねていくことを思うと、「あと何回、あと何日、家族との時間があるんだろう」って考える。
長くてもあと3ヶ月や5ヶ月分の時間しか残ってないように思う。
そう考えると会っていられる時間を本当に大切にしなきゃなと。

限りある時間だから。

今年26歳になるけど、本当にここまでこうやって生きて来こられたのは家族あってなんだよな。親孝行なんてできる器備えてないけど、ちょっとずつ恩返ししていきたいね。

頑張ります!

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