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ラインアウトのスピードアップ 地上編

クボタスピアーズ 今野です。

本日は、ラインアウトの獲得において重要な要素である、スピードについて書きます。第1回は、地上編です。

地上でのスピードが上がると、下記メリットがあります。

・ムーブで相手を置き去りにできます
・緩急がつけやすくなりダミーが効果的になります
・ストレートボールでも相手を置き去りにできます

それでは、地上のスピードにおいて私が気にしている事を書いていきたいと思います。


地上のスピードってなに?

地上のスピードとは、前後の移動になります。
常に前後方向の移動があるわけではないですが、最初の位置からそのままジャンプをするにしてもスピードは重要です。

大体、下記の事を意識すると前後のスピードが向上するのではないかと考えられます。

1.準備
2.体の向き
3.どっちの足から出すか?
4.歩数
5.細かい事を気にせず速く動く意識で練習する

1.準備

ジャンパーもリフターも動き出しやすい態勢になっておく
一般的には、軽く膝を曲げて、重心は両足均等くらいになっておくと良いです。
その場でのジャンプ、前後の動きの3方向に対応できる意識でセットする。


2.体の向き

スピードの観点で、最前列と最後尾は別として、残りの真ん中のエリアにいる選手がどこを向いている方が良いのか?考えます。

体の向き

①前(スローワー側)を向く
 ・メリット
 予備動作が少なくその場でジャンプする事ができる
 前後の動きで足が出しやすい
 常にスローワーを見ている事になるのでタイミングが取りやすい

 ・デメリット
 振り返ってリフトする場合、180度回転しないといけない
 後ろの動きが見えないので、動き出しが自分より後ろだとタイミングが取りづらくスタートが遅れる可能性がある

②横(相手もしくは自陣側)を向く
 ・メリット
  常に90度しか身体を回転させなくて良いので前後どちらでも同じ動きになる
  後ろの動きもなんとなく視界に入る
  
 ・デメリット
  ストレートボールでも予備動作が大きくなる
  

3.どっちの足から出すか?

前後どちらの足から先に出す方が良いのか?
前後のスピードの話ですが、次のジャンプが跳びやすいように気を使っています。
足の運びがどうだと速いのか試してみると結構違いがあると思います。

4.歩数

これはストレートボールだとあまり関係ないですが、数歩移動する際には大きな違いが出ます。
歩幅の広さではなく、移動する距離に適した歩数で動くというイメージです。
1・2・ジャンプで跳べる所を、1・2・3・ジャンプと1歩多くしてしまうだけでDFに追いつかれます。

5.細かい事を気にせず速く動く意識で練習する

元も子もない話をすれば、結局はとにかく速く動ければ細かいスキルは後からいくらでも足せます。
とりあえず、前後の動きをできるだけ速くするトレーニングをし続けるのが基本です。


まとめ

地上編はかなり地味な視点でした…。

マニアックな方は最初の4つを頭に置いて、録画してある試合をゆっくり流してみるとか楽しんでもらえれば良いと思います(笑)

学生の方で、どうしようか?と思ってる方は、とりあえずできるだけ速く動く練習をしてみる。話はそれからだ!という感じでしょうか。
1要素にフォーカスしてクリアにすれば他の問題が出てくると思います。


スピードに関しては、移動してからジャンプするまでの時間や、スローイングのタイミングも大きな要素ですので、今後書いていきます。

以上
ありがとうございました。


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