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覚悟の論理 / 石丸伸二

日本は少子高齢化、人口減少、円安など
さまざまな課題を抱えていますが、
どうにかして盛り上げていきたい。

そんな中、7月7日に
東京都知事選の投票日が迫っています。
私は都民ではありませんが、
日本の首都の選挙である
都知事選挙は非常に気になります。


そこで、安芸高田市の
石丸市長の本を読みました。
石丸市長と議会の様子が
バズっていることもあり、
皆さんもご存知かと思います。
私もその様子を見たことがありますが、
改めて石丸市長の考え方に
触れたいと思い、この本を手に取りました。

石丸市長はアナリストとしても
活躍されており、
非常にロジカルな方だという
印象を受けました。
タイトルにある「覚悟」とは、

自分の成し遂げたいことを冷静に思考し、
「いける」と判断した先に
自然と決まっていくもの

だと述べています。
これはメンタルの問題ではないのです。


驚いたのは、石丸市長の視座の高さです。

個人という人生だけを考えたら
割に合わなくても、
自分という存在をうまく使うことで
多くの人の何気ない幸せな時間を
守ることができるかもしれない。
そうすれば自分一人の幸せを
追求するよりも、もっと大きな
幸せや満足感を得ることができる。

私もいくらか年齢を重ねたため、
石丸市長の言わんとすることは
理解できます。
しかし、これを実践するための
選択ができているかと問われると
まだまだだと言わざるを得ません。

本書の中では、
国際子ども平和賞を受賞した
川崎レナさんという方のスピーチが
引用されています。


「39歳の市長が居眠りする議員に向かい『恥を知れ』と叫んだとき、日本はまだ変われる、私はそう思うことができました」
〜中略〜
「政治家として議会で寝ないのは普通のことのはずです。政党や思想関係なく、その普通を取り戻そうとしてくれている大人たちがいる限り、日本は私が誇れる国になれるはずです」


これに対して、石丸市長は本書で次のように述べています。

「川﨑レナさんは大人たち、特に政治家に向けてこう呼びかけています。
『政治家である前に、かっこいい大人になってください』
かっこいい大人とは何でしょうか。私は、立場というものをしっかり理解し、その中で何をなすべきか分かっている人間のことを言うのだと思います。」

最終的には、自分が何を成したいのか、
自分の学びが成し遂げたいことに
繋がっているのかを考える必要があります。
正直なところ、なすべきことが
まだはっきり見えている
わけではありません。
しかし、今できること、将来できることはあるはずで、
そこから逃げずに行動していきたいと強く思いました。

都知事選、引き続き注目していきます。

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