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僕が料理をするワケ

どうも僕です。

今回は、なぜ僕が料理の道に進むようになったか?普段どんなことを考えながら料理をしているのかを書けたらいいなと思います。




まず始めに、なぜ料理の道に進んだのか?ですが簡単に言うと

料理をするのが好きだから

です。


なんだ当たり前じゃん、なんて思われるかもしれませんが、料理人っていろんなタイプがいると思うんです。

お客様の笑顔を見るのが一番の幸せを感じる、と言う料理人もいれば、ピーク中の忙しい厨房の中で頭フル回転させて料理を提供する瞬間に一番の幸せを感じる料理人もいる。


そして僕のように、とにかく料理を作ること(新しいものを生み出す瞬間)に一番の幸せを感じる料理人。

もちろん、お客様に美味しかった!と言われるのは至福の瞬間ですし、忙しいピークが終わった瞬間は達成感でいっぱいになります。


しかし、新しい一品を生み出す瞬間の幸福感だったりワクワク感は他には変えがたいものがあります。

その一瞬を求めて今までずっと料理をしてきたのかなーと今は思ってます。

料理の道に進んだ、と言うよりは気付いたら料理人になっていた、の感覚の方が近いですね。







次に、普段どんなことを考えながらお店で料理をしているか。


前提として、地域に合わせて料理を作る、というのがまずひとつ。
これは媚びているワケではなく、あくまでも自分の作りたいものの範囲内で地域に寄せていくイメージですね。

 


あとひとつ、これはここ1年くらいでかなり意識していることなんですが、


料理の最終完成形を完璧に頭の中で仕上げてから料理を作り始める。

です。

ベルリンのローカルの人達は日本人と比べて甘味、塩味、が強めの味付けを好み、食感、香り、に関しては日本人に比べて単調でもあまり気にしない。そして酸味に非常に強い。(あくまで僕の思う感覚です)
その分食感、香りの活かし方がポイントになってくる。

と言うようにまずは地域の特性を見極めてどのような料理に仕上げていくかがとても大切なポイントになってくるかなと思ってます。


上記をイメージしたうえでポテトサラダを例にあげると、ジャガイモの甘味を前面に出しつつ、塩味とブラックペッパーでアタック感を演出するようなパンチのあるポテトサラダが恐らくローカルの人たちには受けるだろう、
というようにゴール地点を先に決めておく。

ドイツのジャガイモは日本のジャガイモに比べ、甘味が強く若干水分量が多いので、マヨネーズもそれに合わせて粘度の高いネットリしたマヨネーズを作り、合わせていく。

というように、ざっくりな説明になりましたが、料理の最終形が見えていると非常にスムーズに味作りができるワケなんです。

僕の中ではかなり、大切にしていることなんですね。


もちろん自分の美味しいと思える範囲内でのギリギリの調整をしているのですが、その味のバランスを決める瞬間が本当に楽しい。


普段料理をしない人は難しくて何言ってるか分からない!なんて言われそうですが、、笑

自分の料理に対する考え方をアウトプットしてみんなが料理って面白そう!だとか、美味しそう!食べてみたい!なんて思ってくれたら僕は幸せです。

なんだか乱文になってしまいましたが、最後までお付き合い頂きありがとうございました!

次回は今の店で出しているラーメンについて深掘りして行こうかなと思ってます!


ではまた!!





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