クリニック転籍の理由は?美容外科歴5年で聖心美容クリニックへ
こんにちは。
今回で20回目のnoteです!
これまで、医師としての歩みから、美容外科のこと、辛かった経験など、
いろいろなテーマでお話しさせていただきました。
振り返ると、よくここまで走り続けてきたなと思います。
外科時代も、美容外科に転科してからも、
いつも早く技術を身に着けたい!
早く一人前になりたい!
とがむしゃらにやってきました。
人に恵まれ、多くの仲間に支えられ、
やりたいことを一つひとつ実現できたことには
感謝しかありません。
そして50代。
これまでの経験や身に着けた技術、研究成果などを
様々な形でシェアする時代を過ごしています。
美容外科医として、今も毎日が勉強!
同じ価値観をもつ仲間たちと一緒に仕事ができることに感謝です。
さて、このnoteの読者のみなさんの中には
そもそも僕がなぜ開業医にならず、
聖心美容クリニックで勤務しているのか、
気になっている方もおられるかもしれません。
僕は美容外科医になってから5年目で、聖心に転籍しました。
その理由はなんだったのか。
今回は、そんなお話をしたいと思います。
■美容外科歴5年での転籍
これまでも、何回かお話ししてきましたが、
もともと外科医だった僕は、“脂肪吸引”という衝撃的な手術を見たことがきっかけで
美容外科の魅力にひかれ、
31歳でこの世界に入りました。
日本の美容外科の歴史は浅く、
大学病院で扱われるようになったのは最近になってから。
僕が九州大学の第二外科から美容外科に移ると言い出したことは、
周囲からすれば、事件のようなものだったと思います。
さて、僕の美容外科人生は
品川美容外科から始まりました。
北は札幌、南は鹿児島まであるグループだったので、
僕は全国を飛び回って手術をしました。
様々な症例を経験し、
多くのことを学ばせていただいたと思っています。
一方で、もっと日本の美容外科を広い視野で見たい、
医師として幅広く生きたいという夢もありました。
結果的に、僕は5年で聖心へ転籍することになるのですが、
その背景にあったのは、
“美容外科医として成長し続けたい”
という向上心だったのです。
■ドクターの転籍の理由は?
ドクターがクリニックを転籍するときの理由はいくつかあります。
一般的に多いのは、次のようなものでしょう。
・より高いスキルを身に着けられる
・報酬が魅力的
・クリニックの経営者や指導者の価値観に共感できる
・在籍していたクリニックから戦力外通告された
など
そして、僕の場合、3番目の「価値観に共感できる」が最大の理由でした。
美容外科医として5年も経つと、
様々な知識や情報を得て
技術も一人前になってきます。
やがて、
自分の診療スタイルを実現したい。
人間関係に煩わされずに仕事をしたい。
収入面で大きな利益を得たい…
そんな理由で、開業を考えるドクターが多くなります。
しかし、僕は自分が開業することに
疑問符がありました。
自分はまだまだ学びの段階。
開業すれば、どうしても自分の世界にこもりがちになるだろう。
もっと広い視野で美容外科を実践していくべきだし、
同じ価値観をもつ仲間と仕事をした方が、僕にとって良い選択ではないか。
少なくとも当時の僕にはそう思えました。
■転籍によって変わったこと
広い視野で美容医療を捉えたいという想いは
かねてから僕の中にありました。
結局のところ、聖心美容クリニックは本質的に僕が求める価値観に見事に合致していたのです。
実際、聖心美容クリニックに入ったことで、
僕の美容外科に対する考え方は少しずつ変化していきました。
個々の「クリニック」という枠から、「日本」という枠で美容外科を考えるようになり、
さらに「日本」だけではおさまらず、
「世界」という大きな枠へと拡大していったのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
人生は自分の居場所やかかわる人によって
大きく変化するものです。
実際、僕は九州大から品川美容外科、聖心美容クリニックと
環境が変わるごとに、人生が動いていくことを実感していました。
開業医ではなく、聖心美容クリニックで働こうと決めた判断は、
僕にとって正しかったと思っています。
自分だけの価値観で突き進んでいたら、
決して経験できなかったことが幾つもありました。
仲間がいたからいろいろな可能性を見つけることができたし、
それだけチャンスも増えました。
ドクターたちと協力して作成したPRPの論文が
PRSにアクセプトされ、
仲間たちと世界の風を一緒に感じることができたのは、僕にとって財産です。
美容外科医として、やりたいことはまだまだあります。
今も英語論文や新しいプロジェクトのスタートに向けて
ドクターたちと切磋琢磨しながら取り組んでいる真っ最中です。
これについては、また、別のnoteでお話ししますね。
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