還暦を迎えて思うこと
こんにちは!
いつも、僕のnoteをお読みいただき、ありがとうございます!
さて、本日のテーマは、「還暦」です。
いまだに実感がないのですが、
毎日、慌ただしく過ごしているうちに、
気づけば、なんと還暦を迎えていました!
実は4月に、聖心美容クリニックのみなさんには、
赤いオペ帽、そして赤いドクターコートでパーティーをしていただきました(その時の動画も作ってくれました)。
赤いドクターコートは市販ではなかなか手に入らないので、
懇意にしているユニフォームメーカーさんにオーダーメイドで作っていただいたそうです。本当にありがとうございます。
正直、還暦を迎えたことに、ピンときていませんが、
今回のnoteでは、60を節目に想うことについてお話ししたいと思います。
■次のステージは人生を思いっきり謳歌する!
みなさんは、還暦というとどのようなイメージがありますか?
僕は、若い頃にイメージしていた60歳とは違うなと思いました。
昔は還暦といったら、今の80歳くらいのように感じていた気がします。
今の人は、見た目が明らかに若くなったし、
美容医療のおかげで若く見せる方法もあります。
昔の60歳とは違いますよね。
人にはいろいろな生き方がありますが、
僕の20代から50代は仕事がメインで、
そのときにやれることを、しっかりやってきたつもりです。
この期間は本当の意味で、自分の人生を創造するための
土台作りだったと思います。
2022年からJSAS(日本美容外科学会)の理事長を拝命して、
今後も引き続き、僕にできることを、一つひとつ積み上げていきたいと思っていますが、もっとできることがあるはずだとも感じています。
もちろん、聖心美容クリニックの仕事はこれからも続けていくつもりですし、もっと広い視野で、日本の美容医療を底上げしていきたいし、そこに少しでも貢献したいとも考えています。
フットワークを軽くして、世の中のためになることを、人生を楽しみながら取り組みたいというのが本音です。
僕は美容医療に興味があるので、この仕事を楽しんでやっていますが、
もっと他に興味のあることは、たくさんあるはずです。
若い頃は、老後は陶器をつくろうとか、そばを打とうとか考えていました。
しかし、それはひょっとすると、美容外科医としてがむしゃらに働いて、ハードな時間を過ごしていたからかもしれません。
老後はゆっくりと時間を過ごしたいなと思っていたので、そんなことを想像していたのだろうと思います。
今になると、それが生きがいになるとは、全く思えないです(笑)。
黙々と一人で趣味に没頭するような生き方はたぶん向いていないので、いろいろな人と出会って、関わりあって、大きなモーメントで人生を謳歌したいと思います。
小学校のときの遠足でワクワクしたような気持ちになれるプランを立てて、実行できたら楽しいだろうなぁ。
これからも、いろいろなことを探し求めると思いますが、
何も興味が持てなくなったら、本当の意味の60歳。
おじいちゃんになった時だと思います。
これからは、「仕事」と「もっとやりたいこと」と「プライベート」をてんこ盛りにして、自分の人生を謳歌し、次のステージを創造していきたいです!
■教育にも力をいれたい
最近は、美容医療の技術の指導を誰がするの?と思うようになりました。
昔の外科医教育では、「技を盗んで覚えろ」といわれて育てられたものですが、今は手取足取り丁寧に教えないと、若手はなかなか育ちません。
スポーツの世界では、トレーナーやコーチがいますが、美容医療ではそういうわけにはいきません。
ガッツリと手術を受け持っていたら、指導する時間などないのです。
ですから、少しずつプレイヤーとしての自分の役割を減らし、
指導メインにシフトしてもいいのかなと思うようになりました。
若手の指導に携わりながら、思うことがあります。
それは、「教える側にも、教えられる側にも熱意がないとダメ」ということ。
教える側にどんなに熱意があっても、
それを受ける側が中途半端だと、成果は生まれません。
まさに、“笛吹けど踊らず”です。
若いドクターの中には、
やるべきことがおざなりになっていたり、
時間をかけるべきところが間違っていたり、
何度も同じ注意をしているのに、改善できなかったりする人がいます。
その人の行動を見ると、熱意の程度がよく分かるものです。
どの立場でも、何歳になっても、何かを成し遂げるのに
熱意は絶対に欠かせない要素です。
熱意が失せない限り求め続けたい。
そう思う今日この頃です。
今日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
僕自身はどの時代も、熱意をもって一生懸命やってきたつもりなので、どの時代も意味があったと実感しています。
60歳になった今も、まだまだチャレンジしたいことはたくさんあるし、
プライベートも含めて、人生を謳歌したいと思っています。
今の生き方が、次のステージにつながります。
日々を大切に、思いっきり楽しめる人生を創造していきたいと願っています。