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5歳の子供を初めて甲子園に連れて行ったら、言った言葉

また夏の甲子園予選が始まりますね⚾️

ふと、今年の春の選抜に、子供を初めて甲子園に連れて行った時のことを思い出しました。


当時5才の娘が、あることを言ったのです。

とても印象深い言葉でした。



甲子園


ーーー


熱線が繰り広げられた選抜の甲子園。

ある一回戦の試合を観に行きました。


まず、甲子園に一歩足を踏み入れると、視界の前に広がる緑の芝生の美しさに目が奪われます。

そして青空。

何とも言えぬ開放感が好きな方も多いのではないでしょうか。


それに加えて、高校野球ではブラスバンドの応援もあります。

独特の雰囲気が最高です。



試合も盛り上がりました。

5才の娘に、僕も丁寧にルールを説明しました。

なんとなく、わかってくれたように思います。



そして試合観戦後。

素直に、娘の感想が気になりました。

独特な雰囲気を楽しんでくれたかな?

少し野球に興味を持ってくれたかな?

などと思い、聞いてみます。



「甲子園、おもろかったか?」


と聞いたら、

娘はこう答えました。


「前に出たかった」


と言いました。


ん?どういうこと?


と思い、もう一度聞きました。



すると、



「あたしは、前に出たかった」



と繰り返しました。



さらに僕が聞いたら、その真意を教えてくれました。



甲子園を観て彼女が感じたことは、


応援する側ではなく、


「応援される側になりたい」


ということでした。




つまり、前に出て、フィールドに立って、

自分の姿をみんなに観て欲しい、

注目を浴びたい、

なんやったら、すぐにでも観衆の前で野球をプレーしたい、

ということだったのです。


ちなみに、娘は特に野球を習ったりはしていません。

ほぼやったことがないに等しいです。

それでもそう感じたのでした。




彼女は、子供心に、

あの場所の本質が何で、

誰があの場所の主役なのかが、

わかっていたのです。




僕は、知らず知らずのうちに自分の限界と立場を知り、

甲子園は観戦に行く場所だと思い込んでいました。

そのように考える大人も多いのではないでしょうか。



しかし、5歳の子供にとっては、

今から自分が出場しに行く場所

映ったのでした。


そして、彼女自身、強くそう思ったのです。


自分がここ、スタンドにいるべきではなくて、

フィールド側、舞台の方にいるべきなのだ、

舞台に立ちたいと素直に感じたのでした。




衝撃でした。

大袈裟かもしれません。


でも、僕も子供の頃に間違いなく持っていた感情を、

彼女は素直に感じ取っていたのです。


そうか、甲子園てそういう場所やったな・・・

自分の子供のころの感情を思い出しました。



甲子園が持つ意味と、子供の素直な欲望が繋がったのでした。

そして、それは自分自身が完全に忘れていたことでしたし、

また自分の子供が、図らずも、

そのように素直に真っ直ぐに育っていたことの嬉しさも強く感じました。


僕は娘に

「いつか、前に立てると思うで」

と声をかけました。



いつか、娘が5才のころに初めて甲子園を観に行ったことを思い出すかもしれません。

その時に彼女がどう成長しているのか、

舞台に立っているのか、

とても楽しみです。



そして、帰りの道中、素直な娘と、自分自身を照らし合わせて考えてみました。

僕は、今も自分に限界を決めつけてはいないか?ということです。

もう甲子園には、僕はさすがに出れないでしょう。

でも、今取り組んでいる”仕事”、”起業”というフィールドにおいては、

前に出て、

舞台に立つべく、

進んでいかなあかんな、と素直に思えたのでした。






今日も読んで頂いて有難う御座いました😃


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