DX。いきなり難しいことせずに、最初はココから
僕は、DX関連の仕事をしています。
僕はROXという会社で、AI開発や、お客さんの会社のDX推進のお手伝いをさせて頂いています。
また、2023年度 兵庫県庁の職員であるデジタル化推進員として、県庁内部のDX推進に関わってきました。
また、AI活用やDX推進の講師の仕事もさせて頂いています。
特に、ここ2、3年はお客さんの会社の中身を拝見する機会がめっちゃ多いです。
こういった実務にて、
「DX推進には、成功する例もあるが、失敗する例も多々ある」
ということを経験してきました。
誰でもそうやと思うんですが、最初にやる仕事は成功が良いですよね😅
当然ですね。
初心者であれば尚更です。
失敗を許容できるのは、ある程度経験してからやろうと思います。
最初は成功体験を積み重ねたいものです。
そこで、極めて失敗確率が低い、初心者向けのDX施策の事例を挙げたいと思います。
僕の経験からして、DX未経験の会社であれば、まずは以下の施策から取り組んで頂ければ、大外れはしないと思います。
対象とする読者
会社がかなりアナログで、でも、何かDXをする必要があるという状況の方。
でも、最初に何をしたら良いかわからないという方。
こう言った方を想定しています。
なぜ、失敗しないDXから始めるべきか?
また機会があれば詳細を述べたいと思いますが、DXの施策の中には、非常に難易度の高いものもあります。
お金もかかり、期間も長く、関係者も多く・・・
でも、成果が出る確率は高くない。。。
ハイリスク、ハイリターンのDX施策です。
こんなプロジェクトがゴマンとあります。
僕は、初心者の方は、いきなりこんな難しいDXプロジェクトから始める必要は全くないと思っています。
なぜならば、DXは、基本的にはアジャイル的に取り組むべき課題だからです。
「いきなる大きな目標を立てて、それに向かって邁進する」というようなウォーターフォール的とも言える、突進型のプロジェクトには適していないと思います。
それよりも、小さく実験してみて、トライしてみて、まずは効果を検証する。
そして、自分たちにうまく行きそうな方法を見つけ出す。
自社ならではの方法が、きっとあると思うんです。
そして、うまく行った方法を基に、それを少しだけ横展開する。
ちょっとずつ広める。
そうした結果、気づけば大きな業務プロセス全体がDX化されている。
こういう流れが理想だと思います。
その意味でも、小さな成功を最初は目指すだけで十分だと考えています。
それゆえ、最初は成功確率の高い施策で良いと思うのです。
長くなりました。
では、僕が見てきた中で、まず失敗の少ないDX施策のトップ3を挙げていきますね。
①オンライン会議ツール(Zoomなど)
もし、あなたの会社でミーティングすらも全くオンライン化できていないという状況であれば、DX施策の最初の一歩は ZOOM などのオンライン会議ツールの導入から始めてみるのがオススメです。
とても便利ですよ。
いきなり僕の個別ケースの話で申し訳ないのですが、僕の会社はそもそも オンラインで仕事をする前提で作り上げてきました。
2015年に創業をしたのですが、その時から全スタッフがオンラインで働くことを想定していました。
コロナ前からの話です。
当時はかなり新しかったと思います。
そんな僕にとっては、Zoomの活用は当然基本の話にはなります。
しかし、例えば僕が関わったお客さんの会社などでは、
「会議を対面でやる前提」
「会議のために出社して当然」
というカルチャーの会社が今も見受けられます。
そして、従業員がそのことで困っている方々がいらっしゃいました。
オンライン会議ツールはとても効果がありますし、ほぼ無料で始めることができます。
非常に便利ですので、もし未着手であればオススメします。
②オンラインでのファイル共有
紙の資料であれば当然 手渡しになりますよね。
そうでなくとも、メールを使って添付ファイルとして相手に渡すということも多いでしょう。
確かにメール添付ならば、紙の手渡しよりは便利です。
しかし、わざわざメールを開いてファイルのデータをダウンロードして、そしてまたファイルを開いて・・・というような手間が多いです。
また、ファイルのデータが更新された時も面倒です。
最新のファイルの情報をすぐに反映できなかったり、どれが最新かわからなくなったり・・・などと、より手間がかかる 構造となっています。
そんな時に便利なのが オンラインでのファイルの共有フォルダの活用です。
色々なサービスがありますよね。
例えば僕の会社では Google を使っていますので、Google ドライブでファイル共有が容易にできます。
Microsoft ではOneDriveなど。
もちろん他のサービスでも ファイル共有のフォルダは多くリリースされています。
是非 積極的に活用されることをおすすめします。
ファイルのデータの管理が非常に便利になります。
③電子決裁・電子サイン
様々なお客さんのプロセスを見ていて感じるところです。
ハンコの文化が根強く、なかなか電子的な仕組みで社内の決裁を得たりすることが難しいという会社が見受けられます。
こういう会社にオススメなのが、電子決裁、電子サインなど、オンラインで承認を得られるツールです。
「いやいや、個人情報も含まれているから、オンラインでの承認は不可だ」
「ウチは、極秘情報を扱っているから、オンライン決裁は使えない」
という会社や担当者と出会います。
ちょっとシニカルな話になってしまうのですが、どの会社も、自分たちの仕事の情報は極秘情報だと思っています。
みんなそう思っています。
ほんま100%です。
僕は、「うちの会社の情報は漏れてもOK」という会社に出会ったことがありません。
なので、そういう主張をされる方には、「あなたの会社だけが特別なんてことは無いですよ」とやんわりお伝えしています。
つまり、言い換えればセキュリティ上の理由で電子サインなどをの導入をためらっている会社ということですね。
そもそも、紙でのファイル・情報で、紙での申請であったとしても、紛失すること、盗まれることもあります。
なので、オンライン上での取り扱いと、リスクとしては大差はないのかなというふうに思います。
僕は、細かなセキュリティの専門家ではないので、詳細はわかりませんが、こういったことが不安であれば、オンライン決裁ツールを提供されている会社に問い合わせることをオススメします。
きっと丁寧に説明してくますよ。
また、弁護士が監修していたり、法的に担保された電子サインの仕組みも 多々あります。
一部上場企業であっても、オンラインの電子決裁・電子サインは多く取り入れています。
厳しい内部監査に十分耐えうる電子決裁が、世の中には多数あります。
マイナス点への理屈づけばかりになってしまいました。
電子決裁のメリットは多々あります。
何よりも、物理的にどの場所からでも申請ができること。
家からでも、出張先からでも問題ありません。
また、プロセスの記録が明瞭です。
同時に情報管理もできます。
このように、導入すれば業務効率化が大きく期待できるツールだと、僕は考えています。
こういったツールを導入すれば、在宅ワークも広まっていくなど、副次的なメリットも多々ありますよ。
今日は以上とさせて頂きます。
今日は本当に初級編の初級編としての内容でした。
DXをこれから始めようという方にとって、参考になれば嬉しいです。
今日も読んで頂いて有難う御座いました😃
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