見出し画像

試験官がキレた!教室中の受験生の心の声が一致した瞬間


これは僕が浪人生の時の話です。


当時で言う、大学センター試験の会場で、こんなことが起きました。



とても寒い日でした。

僕の記憶では、大学センター試験の初日は英語でした。


その英語の試験の直前、試験官による説明の最中に事件は起きました。






試験官は、淡々と英語の試験中の注意事項を読み上げます。


「 えー、試験開始から5分間は、退出出来ません。

  次に・・・ 」

などといった感じです。



センター試験の本番なので、とてもピリピリした空気でした。

とてもよく覚えています。

あの緊張感

僕は浪人していたので、尚更です。

絶対に失敗できません。



試験官は、どんどん説明を読み進めます。

「 ・・・、ペンを落とした時は・・・ 」




それが、ある一節に来た時です。

試験官は、急に言葉を止めました。


まずは、この注意事項を読み上げていました。


「 試験時の服装については、服に英文などが書いてないものとしてください。

 もし書いてある人がいたら、ガムテープを貼らせて頂きます。 」



僕は、この注意事項は知っていました。

浪人してたこともありますし、高校時代から知っていたようにも思います。

なので、無地の服を来て行きました。



試験官が言います。


「 えー、英文の書いてある服を着ている人は、いませんねー 」


キョロキョロしながら、会場を見回しています。


「 いませんねー、カンニングと見なされますよー 」


試験会場の後方を見た時、試験官の動きが止まりました。



「 えー、英文の・・・


  おい!

  そこのおまえ!! 」




試験官が急に怒声を発しました。

皆が、ビクッ!と、身を固めます。


「 おい!

  おまえや!

  そこの後ろの席の奴!!

  おまえの服、英文書いてるやろ!! 」




試験官は、ツカツカツカ!と、後ろの席まで素早く歩み寄ります。


「 おまえ!

  カンニングちゃうやろな!! 

  その服、よく見せてみい!! 」


試験官は、怒鳴り続けています。





その教室の全受験生は、後ろを振り返りました。


「どんな奴やろ?」


と、みんな思ったと思います。


「どんな英文が書いてあるんやろ?」


僕も後ろを振り返りました。




その、問題の服が見えました。










全受験生が、間違いなくこう思いました。


「 いや、リーボックは試験出んやろ! 」





このリーボックの服を着た彼は、胸にガムテープを貼られていました。







今日も読んで頂いて有難う御座いました😃




#創作
#ネタ
#小ネタ
#浅くてしょうもない話
#浅しょうもない話
#受験
#試験
#大学
#勉強
#英語
#この経験から学べ
#いや 、この経験から学ぶことは特にない


最後までお読みいただき有難う御座います! サポート頂ければ嬉しいです😃 クリエイターとしての創作活動と、「自宅でなぜ靴下が片方無くなることがあるのか?」という研究費用に使わせて頂きます!