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当事者を交えた新しい政策作り!issuesで地方議員向けに教育ICT政策の勉強会を開催しました

2020年2月上旬、都内某所。教育ICT政策に関わる様々な立場の人たち60名以上が集まり、熱のこもった議論が行われました。

政策を作る側の参加者としては、様々な政党に所属する20名以上の地方議員に加え、中央省庁の職員、教育委員会の事務局職員、政党職員、国会議員事務所スタッフなど。

政策の当事者を代表する立場からは、現役&元教員、子ども達&その保護者、民間事業者など。

この両者が混じり合い、当事者目線での教育ICT政策のあり方を考える、という新しい切り口の勉強会。株式会社issuesがプロデュースしたこのイベントの様子を簡単にレポートさせていただきます。

この勉強会について

最近、文科省の「GIGAスクール構想」や経産省の「未来の教室」など、最近は教育ICT活用に関連した政府の動きが活発化しています。

そういうタイミングだからこそ、政策の当事者である子ども達、教員、民間事業者などの視点を政策決定のプロセスに注入することが必要なのではないか。

政策を作る人達とその政策の当事者が混ざり合い、本当に望ましい教育ICT政策のあり方を考える場を作りたい。そんな想いでこの勉強会は開催されました。

1. 本音の議論ができる場作り(約20分)

冒頭では私、主催企業の株式会社issues代表・廣田より、この勉強会の趣旨をご説明。

公職に就く方々が多数参加されている事から、3つのルールを遵守して頂くよう参加者の皆さんにお約束頂きました。

そして1人40秒ずつの自己紹介を2人1組になって繰り返すことで、場の空気を温め、本音の議論ができる雰囲気を徐々に作っていきます。

2. 文科省アドバイザーよりGIGAスクール構想を解説(約30分)

本格的な議論を始める前に、まずは30分ほど時間をとり、昨年末に文科省から発表された「GIGAスクール構想」について、文科省アドバイザー・平井聡一郎氏より解説していただきました。

実は参加議員への事前のヒアリングで「GIGAスクール構想についてあまり理解できていないので初歩的な部分から解説してほしい」といった声が多数ありました。

そこで教育ICT活用が叫ばれるようになった背景にはどのような社会の変化があるのかなど含め、基礎的な部分からの解説をしていただきました。

解説者・平井聡一郎氏のプロフィール
茨城県の公立小中学校教諭を経て、総和町教育委員会指導主事、茨城県教育委員会指導主事を歴任後、下館南中学校教頭、古河第五小学校校長、古河市教育委員会参事兼指導課長、2017年4月より情報通信総合研究所特別研究員。古河市教育委員会時代はICT機器を活用した授業改革に取り組み、特に全国初となるセルラーモデルのiPadとクラウドプラットホームの活用、教員育成のためのICTエバンジェリスト制度の構築等は全国的に注目されてきた。現在、2020年の次期学習指導要領完全実施に向け、地方からの教育改革を目指し、ICT機器整備のコンサルティング、教員のためのプログラミングセミナーの開催等に取り組んでいる。文部科学省ICT活用教育アドバイザー、総務省プログラミング教育事業推進会議委員、茨城大学非常勤講師、Apple ADE 2015。

3. 多様な立場の人が入り乱れるディスカッションへ(約25分)

続いて、いくつかのグループに分かれて講演の感想をシェアしたあとに、そのまま政策の当事者へのヒアリング、そして教育ICT政策についてのディスカッションへ。

教員・子ども達・民間企業といった政策の当事者と、議員・行政職員・教育委員会事務局などといった政策を作る側の立場の人たちが少人数でざっくばらんに話し合う場となりました。

4. 実際の導入事例を「提供する側」「使う側」の双方から紹介(約25分)

基礎知識もわかった、当事者の話もわかった。じゃあ次は、実際の教育ICTサービスの導入事例を知ろう!

ということで、今回のイベントのスポンサーである株式会社Libryの後藤社長から、教育ICTにかける想いと同社サービスの実際の導入事例・導入による効果を紹介。

続いて、Libryを導入している市川学園の笹尾先生にも現場の実情をお話しいただきました。

5. 選択制のヒアリング&ディスカッション(約30分)

最後は選択制のヒアリング&ディスカッション。というのも今回は以下のような非常に豪華なメンバーが参加していたからです。

Windows95の時代から20年以上にわたり教育ICTを活用してきて、現在も最前線で試行錯誤を続ける現役の小学校教諭。

普段からスマホやタブレット端末を使って学習する現役高校生。

元大手教育系企業の教育ICT関係部署の部長で、現在は教育ICTで日本一有名な自治体の教育アドバイザー。

このような、教育ICT政策の当事者である教員・子ども達・民間事業者の方々全員から、5分ほどでざっと自己紹介。

そのあとに、地方議員や行政職員など政策を作る側の立場の人たちが話を聞きたい相手のテーブルに移動して、選択制のヒアリング&ディスカッションを行いました。

6. 経産省「未来の教室」担当者から飛び入りプレゼンも(約10分)

当初はこれで終了の予定だったのですが、参加者の皆さんの熱量に触発されたのか、ご参加いただいていた経産省「未来の教室」担当者の方からお申し出いただき、飛び入りでプレゼンをして頂く事に。

会場にいらっしゃった関係各省の職員の方々からも多角的な解説が加えられ、素晴らしいサプライズとなりました。

そして終了後には懇談の時間近くのキャッシュオンデリバリー形式のお店で懇親会へ。勉強会の参加者のうちおよそ三分の一ほどの方々にご参加頂き、遅くまで盛り上がりました。

なお写真NGの参加者の方を除き、当日の写真はこちらのフォルダにて公開しています。

満足度は5段階で平均4.58!

参加された皆さんからはアンケートで以下のようなコメントを頂いています。

登壇者が官、民、現場の学校と多面的に理解できたのでよかったです。高校生までいることにびっくり(by地方議員)
大変勉強・刺激になりました。この熱を同僚議員に伝えるため、議会内で勉強会を開催したいです。出来ましたら、そこにきょうの発表者の方々に来ていただきたいです!(by地方議員)
当事者の方の声が聞け勉強になりました!(特に高校生)人数が多くて喋りきれなかったのが残念です!(by行政職員)
教育の前線に立つ大人達がこんなにも熱い思いで教育について考えている事、行動している事に日本の教育の未来に希望を感じました。(by保護者)

また、ある民間企業の方からは当日「次回は是非うちの会社にスポンサーをやらせてほしいです!」という嬉しい声もいただきました。

弊社としては初めての取り組みだったので、反省点も多々ありました。しかし参加者の皆さんのお役に立てたようで、開催して本当によかったなと思っています。

当日の資料(合計73スライド!)をご提供します!

実はこの勉強会にお誘いした地方議員の方々の中で「すごく参加したいのだけれど、どうしても都合があわなくて...」という方が複数いらっしゃいました。

そこで当日の講演資料について、希望者にご提供させて頂くことにしました。教育ICT政策の推進の一助になればと思います。

希望される方はこちらの専用フォームへの申請をお願いいたします。

最後に

株式会社issuesは「issues -くらしの悩みをみんなで解決-」というサービスを運営している政策×テクノロジーのスタートアップ企業です。

今回のイベントは、普段わたしたちがインターネット上で実現していることを更に発展させて対面の場でやってみよう、という取り組みです。

よければぜひ、WEBサービスの方もチェックしてみてください!

また今後、同様のイベントを開催することになった場合にスポンサーとして協賛することに関心のある民間企業・団体の方は、sales@the-issues.jpまでご連絡ください。

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慶應⇨スマホ家庭教師マナボ共同創業(駿台に売却)⇨フローレンスで官民連携のこども宅食立ち上げ&保育士⇨政策×テクノロジーのスタートアップissuesを創業。家族に国家公務員がおり、プライベートで官僚の働き方改革を求める国民の会の代表。も。