絶対成功塾『受験成功哲学』第12回西田哲学の神髄「絶対矛盾的自己同一」からの立志編(~30歳)
こんにちは、受験メンタリストTATSU-NOKOです。この場をお借りして 『受験成功哲学』と題して、受験に成功するため
のマインドセットについてお話していきたいと思います。たつのこ塾生およびブログ読者の皆様が受験に成功し、幸せな人生を送
ることを心から願っております。この記事が良いと思ったら、是非お友達にも拡散してくださいね、お願いします。
絶対成功塾『受験成功哲学』第12回西田哲学の神髄「絶対矛盾的自己同一」からの立志編(~30歳)
立志編 第1回、第2回の続きです
今回は、西田哲学の神髄「絶対矛盾的自己同一」からの立志編(~30歳)です
まずは、京都学派の創始者、西田幾多郎先生の哲学体系のなかでも、後期最重要概念といえる「絶対矛盾的自己同一」、この難解
な思想を、分かりやすく解説したいと思います。ある種の「哲学的悟り」とも言えるでしょう。
「絶対矛盾的自己同一」の定義は、一見対立して相容れないものが、見方を変えると同じものであるです。「生命とは絶対矛盾的自己同一である」と言っており、生命は相反する作用を同時に含んでいるのです。
「東洋哲学の神髄を喝破したもの」と、受験メンタリストTATSU-NOKOは考えます。
あなたは分かりますか?
「絶対矛盾的自己同一」の例、
「直線にして曲線」「丸にして三角」
「無欲の大欲」
これも「思考訓練」の一種です。
それでは見方を変えてみましょう!!
「直線にして曲線」→平面ではありえないが立体ではあります、そうです「赤道」です。
「丸にして三角」→もう簡単ですね、「円錐」です。
ヘーゲルが時間的弁証法とすれば、西田哲学は空間的弁証法と言えるでしょう。
「何だよ、ただの頭の体操かよ」
そうではありません、「無欲の大欲」
「無欲であり大欲を把持する」とは、これ、仏道修行の出発点なり。
まさに一見対立して相容れないものですね。
大半の人が、自分の心を平面的に見ています。だから「無欲と大欲」を横に並べるので、
「何これ矛盾していて、訳がわからないよ」
ここで見方を変えてみましょう!!キラン
見方を変えるとは、
「自分の心を立体的に見る」ということ。
何と!自分の心は立体化できるのです、心は脳に非ず、自由自在融通無碍なるものです。
まず、自分の心の基礎に「無欲」を置き、その上に「大欲」を乗せてみましょう。
はい、できましたね、あとは日々の実践となります。これが菩薩への第一歩です。
最近では大谷翔平選手の活躍は「無欲の大欲」そのもの、すでに「野球の神様」※1
逆に、セレブと称して金持ち自慢は、単なる天狗 (今の日本は天狗妖怪だらけw)
以上が、立志編における
「絶対矛盾的自己同一」です!!ドン!!
無欲とはこの世的な執着を捨てた心境、無私無我を自分の心の基礎とすること
例えば、松下幸之助は、PHP活動のなかで「素直な心になりましょう。素直な心はあなたを強く正しく聡明にいたします」と述べました。
松下幸之助のいう“素直な心”とは「私心なく、くもりのない心、とらわれない心、自分の利害とか感情、知識や先入観にとらわれず、物事をありのままに見ようとする心」
※逆に、「経済人」、ホモ・エコノミクスとは、「経済的合理性」にのみ基づいて、かつ個人主義的に行動する。「物欲をめぐる快楽の最大化」を追求する人間。“素直な心”とは対蹠的存在。経済学では古典的モデル。
その上に、大欲を立てる、例「自分の発明で人々を幸福にしたい」
松下幸之助は、みずからが考える企業の社会的責任は、次の3つになると述べました。
1.企業の本来の事業を通じて、社会生活の向上、人びとの幸せに貢献していくこと。
2.その事業活動から適正な利益を生み出し、それをいろいろなかたちで国家社会に還元していくこと。
3.そうした企業の活動の過程が、社会と調和したものでなくてはならないこと。
経営の神様、松下幸之助は、PHP活動のなかで「無欲の大欲」を述べたと言えるのではないでしょうか。※2
以上が、「絶対矛盾的自己同一」からの立志編となります。
【まとめ】
・単なる自己実現の立志ではなく、
・「無欲の大欲」からの立志が大切
・これを30歳までに確立しよう!!
・「絶対矛盾的自己同一」は空間的弁証法
(受験メンタリストTATSU-NOKO説です)
【おまけ】
・聖徳太子は「世間虚仮 唯仏是真」と言いました。日本史上最高の宗教政治家です。
世間は虚仮にして、ただ仏のみこれ真なり
世間は虚しくて仮のものであって、金や地位や名誉や権力などは一時的な儚いもの。
ただ仏のみが真実である。
結局、日本仏教の頂点は聖徳太子であり、あとは下降していったということかもorz
・注) ※1、※2、大谷翔平選手、松下幸之助先生が特定の宗派に属しているわけではありません。
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