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失敗に熟成期間を。

 お疲れ様です、って大学生になってから何故か言うようになりますよね。今までは「おはよー」「おう!」とかだったのにさ。でも「お疲れ様」ってめちゃくちゃ利便性に優れてますよね。どんな時でもどんな人でも簡単に使えるから助かります。話が逸れましたが、宮城県の大学に通う、徳島県在住のたくまです。プロフィールは1本目の記事をぜひ見ていただければ嬉しいです!

休学生活3分の1を終えて。

   早いもので、徳島に引っ越してから、休学を開始してから3ヶ月が経過しました。徳島には約10ヶ月いる予定なので、四捨五入すれば徳島生活の3分の1が終わったということになります。いろんなことを吸収して、思いも寄らぬ経験や出会いがあり、挫折をして、自分に甘えてとジェットコースターのようなメンタルで時は流れていきました。ま、そんなことはともかく、この3ヶ月を振り返ったときに、「あっという間だなぁ」と感じているということは、辛くも悔しくも苦しみながらも、楽しく毎日を過ごせていた証なのかなと思ったりもします。楽しいと感じるときは時間経過が早く感じるといいますもんね。

 でも、正直に、最初の1ヶ月目よりも2ヶ月目以降は停滞していたなと感じます。何もわからないまま飛び込んだ徳島と独立リーグの世界。最初は毎日が挑戦であり勉強であり、新鮮な世界が広がっていました。慣れない営業も始まり、毎朝起きるたびに、「今日も営業かぁ、怖いなぁ」と思う日々。その中でもありがたいことにたくさんの方とお話しさせていただき、中には契約してくれる方もいました。でも、2ヶ月目に入り、悪い意味での慣れが出てきた気がします。試合が続く中で、なかなか営業に本腰が入らず、自分を責める日々が続いていました。これは自分の悪い癖で、一旦スイッチが切れると再点火させるのが難しいという言い訳なのですが、ここから挽回せねばならない時期です。

 と、2ヶ月目が経過した時点で下書きにはこう記入してありましたが、なんとか3ヶ月目は少しだけ、本当に少しだけ営業と友達になれた感じもしました。ここからシーズンは終盤に向かっていきますが、少しでも次年度の営業活動につなげられるように頑張っていきたいです。

 話は変わって先月、同じ大学に通う休学仲間のO君と東京で会ったのですが、彼も私と同じように最近あまり仕事に身が入っていないと言っていました。慣れというのは怖いもので、必ずそれが引き金になってミスを引き起こします。だからこそ、もう一度戦う顔にならなければですね。一度中日ドラゴンズの立浪監督に「戦う顔をしていない」と言われれば気が引き締まるんですかね。仕事にしろ私生活にしろ、こういう時って何か変なことをしでかしてしまうものですよね。丁度ヤフーニュースを見ていたら俳優の役所広司さんの記事があったのですが、その中にこんな言葉がありました。

どんな仕事でも経験を積めば、準備をしなくてもある程度の成果を上げられるようになったりします。ですが、準備をしている中で、何か見落としているヒントに気づくことがある。準備をすると、演じるときに必ず役立つんです

 いい言葉だなぁ、ってしみじみしました。一本目の記事で半沢直樹の中野渡頭取の言葉を書いた時と同じように、めちゃくちゃ刺さりました(ってか、やっぱり池井戸作品最高)。ちなみに私は下町ロケットを見てから役所広司さんのことを好きになりました。めちゃくちゃ渋くてかっこよくないですか?孤狼の血だと怖すぎるおじさんだけど(ちなみに予告編しか見てない)。

 と、まあ軽く振り返りをしたところで。私の社長が地元高校で隔週の講義を担当しているのですが、先月そこに同行させてもらえる機会がありました。軽く学生の皆さんの前で自己紹介もさせてもらったのですが、久々に高校というコミュニティに囲まれて思い出したことを書こうと思います。担当の先生にも「ぜひ自分の経験を学生のみんなに話してほしい」と言われたので、いつかぜひ話させていただける機会があれば喜んでお話ししたいですね。自分の経験を話すのは個人的に好きです。後輩と話す時とか、ついつい「自分語り乙。」みたいなことにならないように注意しながら話させてもらってます。今回の記事は、そのメモだと思って書かせてくださいね。

失敗はしたいですか?

答「いいえ」
   
   この質問に答えるならば、私はこう答えます笑。だって失敗するの怖いですもん。多分「何で失敗したくないの?」と聞かれれば、大体の人は「怖いから」と答えるのではないでしょうか。では、「何で怖いの?」ともう一段階深堀るとどうでしょう。ここで少し回答が分岐するんじゃないかなって思います。ちなみに私の場合は「怒られるのが嫌だから」です。自分に自信のない、他人の目を気にする人特有の答えですね。怒られるというか、嘲笑われるのめちゃくちゃ嫌いです。プライド高いのかも。

 私は今年で22歳になる若造なのですが、早くも人生の分岐点って何だろうって考えたときに、今のところ思いつくのが4つあります。実は、その4つを最近の記事の内容にしていました。そして面白いことに、その4つ全てが当時は「うわぁーーミスった!」「やりたくない…」「なんでこの選択をしたんだ...」というネガティブな感情が始まりのものだったのです。つまり、その時は失敗というレッテルが貼られてしまった出来事です。読んでくれた方、気づきましたか?
ちょっと振り返ってみるとこんな感じです。

①中学時代に野球部に入っていた時の頃、誰もやらないから嫌々スコアラーという仕事を経験したら、野球の仕事をしたいという夢ができたこと。

②すぐに辞めたいなと思ったアルバイトが、居心地のいい大好きな居場所になっていたこと。

③興味の無いサークルの部署に入ったら学生生活が180度変わって、今の仕事にもつながる経験ができたこと。

④悪いことと分かって周りに迷惑がかかる嘘をついたら、ゼミに入れたこと。

過去の「嫌なこと」って、意外と「良いこと」になって今に返却されたりする。

 これは自分の場合だけなんですかね。人生の分岐点だと思うことの全てが、ネガティブな感情でスタートしてるんですよね。たまたまにしても、振り返ってみると人生の中で大きかったなーって思う出来事が全部ネガティブな感情きっかけだなんて偶然とは思えなくて。別に辻褄合わせでこうしてるのではなくて、本当にたまたま綺麗にこうなってしまってるんですよね。

 以前、T先生の授業でスティーブ・ジョブズの「Connecting the dots」が紹介されて見たのですが、自分これ大好きなんですよね。1本目の記事にも書きましたが、今は徳島で野球の仕事してますが、将来の東北で野球の仕事をしたいってとこに関係なく、別のことに興味出てもいいと私は思っています。それこそ、↑で紹介した4つの記事なんて、当時はなんとも思ってなかったのに、ただの出来事として私の人生を通り過ぎていたのに、今になってなんか勝手にいろいろ繋がりだしてるんですから笑。

 そういった意味合いで「点と点を繋ぐ」は大好きです。だからと言ってはちゃめちゃに生きるということではもちろんなく、自分で主体的に選んだ選択は、恐らく何者かになって自分の人生に大きく関与してくるんじゃないですかね。だから、まわりにだらーっと流されるよりも、自分の直感を信じた方が面白いんじゃないですかね?

 ですので、失敗かどうかなんて墓場に行くまで分からん、ってのも今ならとても肯定できます。過去の自分からしたら考えられません。もちろん、今でも失敗する度に落ち込んで、引きずって、自分を非難して、くじけますが、この経験がいつかのきっかけになるんじゃないかなって思えてるのは個人的に凄い成長なんですよね。だから、失敗したらたくさん落ち込んでも大丈夫!いつまでも引きずりまくってもいいんじゃね?でも、それがいつか思いもよらない場面で、別の顔になってひょっこり現れて、あなたの人生を左右させるかもよ?ってね。といった感じで高校の同級生とまさかの再会をきっかけに結婚!的な出会いない?

  自分の場合は、失敗した後のメンタルの保ち方は掴めました。逆に、失敗に至るまでにビビりまくってるってのがものすごく大きな弱みですね。いまだに行動を起こすときに足踏み状態に陥りかけます。だって失敗するの怖いんだもん!失敗したくないな!
ん?ということで、ある意味伏線回収です。

失敗はしたいですか?
答「いいえ」

あれ、結局成長してなくね? 

読んでいただきありがとうございました!


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