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心に残る言葉【2】

生きてきた中で、日常とか漫画とか影響を受けた言葉をいろいろと紹介出来たら、と思って今回は第2弾。第1回より漫画率は低めですが、自分の人生の生きる指針というか、支えとなった、なっている言葉なので。ではどうぞ。

4.人生は根本的には信仰心と忍耐から成り立っている。この二つを持つ者はすばらしい目標に到達する <クルムス、ドイツ人医師>
この言葉は近所の我孫子観音寺という厄除けで有名なお寺の掲示板に有名な過去の偉人などの名言を書いてあって、いい言葉だなと思いノートに書き残していたものです。別に特別このドイツ人を知っているわけでもなく、信仰心もあるのかないのか分からない僕は平均的な日本人ですが、やっぱり幸せになりたい、成功したいなどの目標はどれだけ高尚ぶっていてもあるわけじゃないですか、人間は。でも、ここで書かれていることは欲望とか怠惰とか日常的に近くにあると、その素晴らしい目標、言うなれば高いところで推移する人生というのは僕には下りてこないな、と思ったりするので、やっぱりそこへ行くにはここに書かれていることって普遍的な真理なのかな、と思ったりします。

5.尚平、あんたの運命は辛い。強く生きなアカンよ。<父方の祖母Y・T>
これは僕の父方のおばあちゃんが僕がまだ小学4年か、5年くらいに僕に向かって言った言葉ですね。僕の父親は実の母親を3歳の頃に亡くして、この育ての母親であるおばあちゃんに育てられたのでした。何か、ちょっと折り合いが悪かったらしく結構子供の頃から父には厳しくしていたらしいです。で、その父もその実の母親と同じ35歳で脳溢血で亡くなり、僕は母と母の実家で暮らすことになりました。3歳の頃ですね。しかしながら、母の口からはほとんど父親の思い出話を聞くことはなく、不自然やな、と思ったのかどうかは定かではありませんが、そういう自分の本当に感じている気持ちを押し殺したのは事実なんでしょう。きっと子供心に触れてはいけない何かがあるのだと。まあ、そんな空気感が家にあると子供はアダルトチルドレンみたいになるわな。で、その父親の情報はその父方の祖母からよく入って来たりしていたのですが、これもまた極端で、なぜか祖母は父親の悪いことばかり言い聞かせて来るので、僕は単純にお父さんの人間味ある話を聞きたかったけどな、と思ったりしました。でも聞かざるを得ない。まあそれがやや妄想気味のことだったりするから、おばさんとか「お母さん(父方の祖母)の言うこと話半分で聞いてや」と言ってくれたりしましたが、まあ大人の話のややこしいことこの上ない、しんどい話ばっかりで、そりゃ俺のメンタル子供時代でトラウマ植え付けられるわ。詳述は控えさせていただきますが。で、散々重たい話をした後で、祖母は優しいところもあったので本気で僕のことを心配してくれたのでしょう、僕の両肩をもって上の心に残る言葉を言ってくれたのでした。もっと気楽に生きられへんかったかな、俺。真に受けていろいろと思い通りにならないことがそれから先の人生(特にうつ病)の時とか思い返して、「あ、やっぱりおばあちゃんの言った通りやな、クソ人生やわ」とグレる勇気もない気の弱い人間でしたから、じっと耐えて生きてきました。ちなみに思春期の「うつ病」などはある本によるとほとんどが成仏していない先祖が子孫の中で一番やさしい者に取り憑いてその先祖の苦しみを伝える不器用な手段らしいです。まあ、俺のオヤジも35歳、その実のおふくろも35歳、で戸籍謄本とか祖母が書きしたためていた親戚とかの死んだ日付とか後年調べたり見たりしたら、ほとんどが昔とはいえ、子どもの時に亡くなったり、20代、30代くらいで死んでいたりしたので、「ああ、やっぱりそういう因縁ある家系なんやわ」と妙に納得したのも覚えています。おばあちゃんもこの家系のそういうところ、しんどいところを僕が受け継いでいく運命が見えたから、本当に心配して言ってくれたのだと、今は感謝しております。クソしんどい運命ですが負けん気だけは人並み以上にあるし、これまでの数々の試練で鍛えられているので、最後まで生き切ってやるぜ、コノヤロー!見てろよ、ばあちゃん!

6.お前、もう間違えるなよ<幼なじみの友人の兄、職場の上司 T・K>
2歳くらいから家の前で遊んでいた幼なじみの親友のお兄ちゃんが僕が一時働いていた塗装工場の上司に当たり、この言葉自体は単に仕事上のミスを指摘されたことから僕に発せられた言葉だったのです。しかしながら、僕はこの当時26歳、ちょっと前まで引きこもりで全く働いていない状態で、まあかなり社会に出ると何も能力ない、かなり使えない人材だということがわかりまして、そうなったのも引きこもりとか頑固に続けてしまった部分もあり、選択次第ではもう少し早く何とかなったのにいろいろと大きなミスをしでかしてきた結果がこの絶望的な社会人スキル、とも言えたわけです。だからこの言葉は僕に対する人生の最後通告みたいに響きましたね。「人生においてもう大きな根本的なミス、道を外れたりしたら完全に終わる」という徳のなさからくるもう「後がない」状態に自分がすでに初めから置かれていると言うことを強烈に認識させられました。その後多少の徳は努力し続けて積んできたのかもしれませんが、この言葉はいまだに大きな人生の選択において間違ってはならない、という戒めを僕の心深くに刻ましてくれている言葉になっています。

今回は漫画からは一切なかったし、全体的に重いテーマでもあったりしましたが、僕の人生がそんな感じでずっと推移してしまっているので、仕方ないですね。まあめげずにここまで来たんだから、最後までやり切りたいですね、この人生を。ではまた、次があれば会いましょう。


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