タペストリー
着飾った言葉の向こうに
耐えながら
見ないことにしていた影が
心の中に広がる
真夜中過ぎ
誰かの歌が
やさしいラジオに乗せて
聴こえてくる
それぞれの孤独が
織りなす部屋の片隅を
縫うように
追憶のタペストリーが
静寂に揺れる街
帰る場所は
高い方がいいと
残しておいた棚から
少しずつ崩して
降ろして
僕はその先を
生きていくのだろう
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?
着飾った言葉の向こうに
耐えながら
見ないことにしていた影が
心の中に広がる
真夜中過ぎ
誰かの歌が
やさしいラジオに乗せて
聴こえてくる
それぞれの孤独が
織りなす部屋の片隅を
縫うように
追憶のタペストリーが
静寂に揺れる街
帰る場所は
高い方がいいと
残しておいた棚から
少しずつ崩して
降ろして
僕はその先を
生きていくのだろう
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?