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文章構成のフレームワークを知ると記事が簡単に書けるようになる

みなさんこんばんは、福田達也です。

noteの記事も多く書く中で慣れてきたように思う一方で、もう少しステップアップしたい今日このごろです。

なので、この機会に典型的な文章構成のフレームワークについて調べて記事にしてみたいと思います。


構成を作ると良いこと

論文を書くときなどは特にですが、昔から文章を書くにはまず構成(アウトライン)を作ってから詳細を書いていくといいよというふうに教えられてきました。では、構成を先に作るのにはどのようなメリットがあるのでしょうか。自分なりに思うメリットは3点です。

1.話に飛躍がないかがチェックできる

1つ目のメリットは、話の全体の流れが把握しやすくなることです。文章であれば、目次や章構成を先に書く、プレゼンテーションであれば、章構成と各スライドのタイトルだけを最初に書くようにしています。

文章では1段落に言いたいことは一つ、スライドであれば1スライド1メッセージというのが基本です。この骨組みの段階で話が通っているかどうかを確認することで、文章全体のメッセージが明確になります。

構成を作るというのは、生物で言えば骨格を作るのと同じであり、文章を書くのはそれに肉付けをするのと同じです。骨格が歪んでいれば全体を矯正するのは大変ですが、きちんと整っていれば肉付けの部分は些細な修正で済みます。

2.手戻りが少なくなる

2つ目のメリットは、手戻りが少なくなることです。思いつくままに文章を書いていると、話が飛躍したり、思いもよらない方向に話が進んでしまったりします。

こうなると、全体を整えるために文章を切り貼りして順番を整えたり、せっかく書いた文章を削除したり、ボリュームが足りなくなって追記したりする必要が出てきます。また、全体を見直した際に、話が通っているかの確認にも時間がかかります。

3.小さな単位で書き進めることができる

3つ目のメリットは、章やスライドの単位で書き進めることができるということです。

エンジニアやビジネスシーン、ではよく言われる話ですが、難しい問題に取り掛かる時は、まず小さな問題に分解して一つ一つ解決していくのが正道です。また、この時には、それぞれの内容が独立している(一つの問題で取り組んでいる事が、他の問題に影響を与えない)ことが重要です。

構成という単位で先に大枠を作っておくことで、文章を作るという大きな作業が、一つ一つの章の内容を肉付けするという複数の小さな作業に落ちます。そうなれば、スキマ時間に取り掛かったり、一個ずつ進めていくということが容易になります。

ブログ(note)に向いた文章構成

このような文章の構成ですが、調べてみた所、noteやブログ程度の小規模な文章媒体については、SDS法やPREP法といった構成方法が向いているようです。

ここでは、それぞれについて軽く紹介したいと思います。

SDS法

SDS法は、「Summary ・ Details ・ Summary」の頭文字を取ったものだそうです。それぞれの意味合いは下記のとおりです。

Summary = 全体の概要
Details = 詳細の説明
Summary = 最後に全体のまとめ

出典:https://webtan.impress.co.jp/e/2017/06/08/25694

最初に結論を述べて、次にその説明を書きます。最後に、全体のまとめとして振り返ります。

何かを軽く紹介する場合には向いていそうです。今回の記事ははからずもSDS法になっている気がします。

PREP(プレップ)法

PREP(プレップ)法とは、「Point ・ Reason ・ Example ・ Point」の頭文字を取ったものだそうです。それぞれの意味合いは下記のとおりです。

Point  = ポイント・結論
Reason  = 理由
Example = 実例・事例・具体例
Point  = ポイント・結論を繰り返す

出典:https://webtan.impress.co.jp/e/2017/06/08/25694

最初にポイントや結論を先に述べ、その次になぜその結論に至ったのかの理由を述べます。その次に来るのは、理由を裏付けするための事例や具体例です。そして最後に、再び結論を繰り返します。

根拠をもとに、何らかの持論を展開する場合にはPREP法を使うと良さそうです。

終わりに

今回は、文章を作る際の、文章構成のフレームワークについて調べてみました。

普段からアウトラインは意識していましたが、文章の型を意識するとまた書きやすさが変わってきそうな気がします。暫くの間は、SDS法かPREP法を意識して文章構成を作って書いてみようと思います。

ブログ記事を超えるような文章を書く際には、また違ったフレームワークもありそうです。例えば、ビジネス書のような長大な文章を書く際には、ロジカル・シンキングでトピックを整理するという手法も必要になるでしょう。こういったことについても、どこかで調べてみたいと思います。

本日も読んでいただき、ありがとうございました。
また次の記事でお会いできるのを楽しみにしています。

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