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これから先生を目指し人へ

1.卒業生からの電話

先日教え子から大学への進学の報告がありました。その時に、先生を目指しているという話が出ました。個人的にはとても嬉しかったです。今度挨拶にくると言っていたので、私も先生の端くれとして何かエールを送れればいいなと思ってこれから先生を目指そうとしている人にエールを考えました。もし先生という仕事に興味がある人はぜひ参考にしてくれると嬉しいです。

2.マインドとスキル

もしよい先生になるために必要なものと言われたらなんて答えようかななんて考えます。よい先生というものを要素分解するとスキルとマインドに分かれます。教え方や人気があるといった成果を出すといった表面的なものはスキルだと思いますが、継続してよい成果を出し続けるためには根幹にあるマインドが大切だと思います。今回は私が常に意識しているマインドを2つお伝えします。

3.先生としてのマインド①

常に私が意識していることを2つ伝えようと思います。1つは、「謙虚さ」です。先生という仕事をしていると、立場上自分が偉くなったと感知がしてしまいます。しかし、私は先生というのは1つの役割であって、決して偉いとは思いません。だから、常に先生としても学ぶ姿勢は大切だと思います。福山雅治がラジオで「実ほど頭をたれる稲穂かな」をおばあちゃんから言われて育ったと聞いて、この言葉が好きになりました。あれほどの大スターであっても謙虚さを持っているということに魅力を感じますよね。むしろ私は、その謙虚があったからこそ大スターになれたのだと思います。

4.先生としてのマインド②

そしてもう1つは、人を頼ることです。特に真面目な先生ほどこの沼にハマります。自分で頑張って解決しなければいけない、弱さを見せてはいけないと気を張っているがために崩壊します。今は先生という仕事はとても大変な時代ですよね、学校と家庭から板挟みになってそして、労働時間に限りがない。そして、日々感情が大きく動く仕事でもあると思います。しかし先生だから弱さを見せることもできない、、、なんてことはないのです!辛かったらたくさんの人に相談することが大切だと思います。話をすることで人に共有でき、それだけで解決はしなくてもメンタルは回復します。1人で自責の念に囚われるとどんどん気持ちが後ろ向きになってしまい、行動する気力を奪ってしまいます。そうなる前に友達や家族に相談することが大切です。私も何度も辞めたいと思いましたが、今も続けられるのは私の相談に乗ってくれた人がいるからです。

5.あとがき

人へのアドバイスって難しいですね、その時によって良い悪いは変わってしまいます。だから、その人が欲しいものを伝えることが一番大事だと思います。こうやってあれこれ考えても実際は別のことを伝えるかもしれませんが、結局答えは自分が常に持っているものなんだと思います。私が今の仕事を辞めようか迷っていると相談した時も友達はただただ話を聞いた上で、どうしたらいいと思うという問いに対して答えは何も言いませんでした。ただ、お前がどの選択をしたとしても俺とお前の関係は変わらないという言葉だけ言って電話を切られました。人はアドバイスを求めている時、ただ背中を押してほしいだけなのでしょう。

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